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行く先不明のパソコンblog

antiXでネットワークドライブをマウントできない理由。

antiXは軽量高速なディストロだけど、あまり親切じゃない。他のデスクトップ環境でネットワークドライブの接続はファイルマネージャからクリック一発なのにそういう親切なことはしてくれない。その上、普通にターミナルからマウントしようとするとエラーをはいてマウントしてくれない。。。ネットで検索すると同様の事例でゲロを吐いているユーザーが多数いる模様。そこで、何が原因なのか突き止めてみた。

結論 SMB1やSMB2だとネットワークドライブのほうが弾く。ところがantixのsmbクライアントやcifsクライアントはSMB1または2でアクセスしに行くらしくそれが原因で弾かれるようだ。

対策 マウントするときにvers=3.0を記述することで明示的にSMB3でアクセスするようにしてやる

具体的には(今回はmount.cifsを使って/mnt/xxxx以下にマウントする)(xの内容は自分の環境によって適宜置き換えること)

$ mount.cifs -o user=xxxx,vers=3.0 //192.168.0.xx/xxxx /mnt/xxxx

これでパスワードを聞かれるのでxxxxのパスワードを入力してエラーが出なければ成功

念のため
$ ls /mnt/xxxx/
を入力してxxxx以下に共有フォルダがマウントされてるかを確認しよう。

あとは普通にファイルマネージャから共有フォルダにアクセスできる。 

次回からいちいち入力するのがめんどくさい場合は
$ vim /etc/fstab
で、fstabを開き、そこにネットワークドライブを記述してやればいい
このドライブをマウントするコマンドは
$ mount -a

記述する際の構文は

# マウントする先のフォルダ マウントするフォルダ 形式 オプション
の順になる。コマンドとは並びが違うので注意。
先ほどのネットワークドライブの場合
# //192.168.0.xx/xxxx /mnt/xxxx cifs user=xxxx,vers=3.0
と記述する。

自動ではマウントしてくれないので、起動したらサクッとターミナルから
$ mount -a
してから使おう。