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行く先不明のパソコンblog

Linkstationにopenmediavaultをインストールする

今度はがらんどうのLinksatationを再活用しようという。

まず、Linksatationに所定の手続きでdebianをインストールする。

手順
 起動ディスク用のHDDを用意する。どうもSSDではうまくいかないのでHDD推奨。
 Linuxを立ち上げてgpartedを起動。起動ディスク用のHDDにパーテーションを4つ切る。Windowsで使っていたHDDの場合、念のためここでgptに変換しておく。
 ポイント 第一パーテ-ションは必ずext3でフォーマットすること。これはLinkstationからはext3しか見れないため。これが/bootになる。サイズは1024
      第二パーテ-ションはext4でよい。サイズは8192。これが/ ←rootということ
      第三パーテ-ションはswap。サイズは512。またはその機種のRAMの倍の容量。
      第四パーテ-ションはデ-タ領域。ext4でフォーマット。ここは/homeでも/dataでも適当に名前を付けておく。

次にgithubからLinksatationをdebian化するためのファイル(initrd.buffaloとuImage.buffalo)を入手して第一パーテ-ションにコピー。これは機種別になっているので自分のLinksatation用のファイルを用意すること。

用意したHDDをLinkstationに取り付けて電源を入れる。しばらくするとインジケーターの点滅が終わるのでインストーラの起動が終わったことがわかる。円滅が続く場合失敗しているのでやり直し

DHCPで振られたipを調べる。macアドレスから逆引きするとすぐにわかる。
自分のコンソール(widowsでもlinuxでも何でもいい)から
installer@(DHCPで振られたアドレス)
password:install
インストーラを起動させる

ここからは普通のdebianインストール手順になるが注意点がある
パーティショナイザーが立ち上がって内蔵HDDが使用できるようにするステップが入るのだが、この時調子に乗って第一パーテ-ションをext4でフォーマットしてはいけない。内容を保持したままフォーマットできるのでついやりたくなってしまうが、上に書いたようにLinksatationが読めるのはext3だけなので起動できなくなる。ここは注意が必要。
第二パーテーション以降はdebianが読みに行くのでext4で大丈夫。ここ以外にポイントだと思う。swap領域はすでにフォーマットが済んでいるので、第二第四領域を使用できるようにしてディスクの設定を行えばあとは自動的に進む。そんなに時間はかからないのでサクサク進む。

再起動するとほどなくしてdebianが立ち上がるのでコンソールからsshでまずユーザーでログイン。続いてsuでrootいなった後最初にやるのがsudoのインストール。なんと素のdebiaのためsudoが入ってない。
apt install sudo
でよい。ちなみにsudoは初期段階でrootは設定ファイルにいるので、あえてユーザーを設定しなくてもよい気はする。どうしてもユーザーからsudoで何か実行したい人はvimで設定ファイルを編集するとよろし。今はrootで入ってるので不要と判断する。

続けて次のコマンドを打つ

time wget -O - https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install | sudo bash

前回(F4-220にopenmediavaultをインストール)の奴と似てはいるけど挙動が違うので機種別でなにかがちがうっぽい。詳細は不明。おそらくインストールできるバージョンが違うのかも。

頭にtimeつけてるようにかかる時間、を実測してみたけどインストールに50分弱かかった。。。うーん

あとは再起動後、ブラウザからipアドレスを入力すればおなじみの管理画面が立ち上がります。お疲れ様。

ちなみに、Linkstationのくせのある電源の切り方について説明します。普通に切ると切れないかまたは再起動してしまいます。

手順
 ①Linksatation本体の電源スイッチを切る。この状態では電源は切れないので安心して切る。電源コードは絶対抜かない!
 ②openmediavault(またはdebian)からシャットダウンコマンドを打つ。本体からの反応ががないと思うが気にせず待つ。
 ③しばらく(10分くらい)するとファンが止まって静かになる。HDDの電源が切れない場合もあるようだけどもう読み書きしていないので大丈夫。
 ④電源ケーブルをここで抜く。

 これで安全にシャットダウンできる。①と②は連動していないようなのでどちらを先にしてもよいと思うが②だけだと再起動するので手順としてはこの順番がおすすめ。

実使用時の仮想 遅い。データの読み書きが激しく遅い。小さいデータであれば公称の53MB/sec出るのだけど、ちょっと大きなデータのやり取りをすると半分くらいの速度しか出ない。CPU使用率を見ると100%になっているのでarmが非力すぎるものと思われ。また2ドライブしかない箱だとRAIDが組めないことも判明。標準的な2ドライブ機だと片方のドライブがOSに占有されるので、実質1ドライブ機としての活用になる。まあ、起動ディスクの第四パーテ-ションを無理やりデータ領域としてマウントするやり方もあるんでしょうけど、そんなことしたら壊れるよねふつう。

LinkstatonのおおもとのOSは平気でそれやってるので、そりゃあ簡単に壊れるし、壊れたら直らないよなぁと思った。なんでUSBブートさせる程度の知能がないんだろうダメルコ。

追記 openmedivaultはver2以降armelのサポートを打ち切っているためにLS-WXLにインストールできないことがわかった。debianまでは余裕で入ったのでこれからどうするかは思案中。