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行く先不明のlinux blog

未来の技術シリーズ iVentoy補足

windows環境でiVentoyを稼働させるのは、ライブラリの追加だけでは足りない。

①WindowsFireWallの設定

セキュリティーからファイヤウォールの設定画面に入り、通信を許可するアプリにiVentoyを加えて「すべての通信を許可」に設定する。これをしないとクライアント側と通信が確立しない。
が、これだけだとブートの途中で失敗してしまう。どこかのポートが閉じたままらしいのだが、WindowsFireWallで「個別のアプリで特定のポートを開ける」設定が見つからない。セキュリティのポリシーを設定する画面でもポートを直接設定することができない。不要なポートは開ける必要がないので任意のポートだけ開けたいのだが、ちょっとわからなかった。

解決策:WindowsFireWallを切った(爆死

まぁ、結構な数のLinuxのでぃすとろだって入れた瞬間はFireWallがOFFになったまんまだし(あれも怖いw)、宅内環境だけなら問題ないんじゃね? たぶん。Linuxでは気が付かなかったトラブルなので、ちゅっとこれあれだなぁ。

②外部との通信の確立
ライブ起動したOSでまず確認するのはtopでリソース使用率、neofetchで正しく構成が認識されているか、この2点だろう。ここが問題なければ次はブラウザを立ち上げて外部と通信できているか確認する。
有線接続しているから、外部とも通信できると思う。ところがぎっちょん(古い) 結構な割合で外部と通信できていない。想像だがiVentoyのDHCPが振ったIPをルータが知らんぷりするっぽい。
「お前誰?接続要求してきてるけどお前なぞ知らん」という態度で外部との通信をさせてくれないのである。

困ったことに素直に通信できているケースもある。ハード依存なのか、OS依存なのか、ちょっと切り分けできない。

解決策:別のルートでルータと通信する
通信が確立していないから通信できていないわけなので、素直に通信を確立させてやる。一番簡単なのは無線LANで手近なアクセスポイントにログインして、ルータから改めてIPを振ってもらってこれで通信する方法である。もう一つは、最近の気の利いたPCは(国産でなければ)LANポートを2つ以上持っているので、もう一本スイッチングハブにつないでやって、ここにルータからIPを振ってもらってこれで通信する方法。この方法は起動前につないでおくと両方iVentoyからIPを振られかねないので、起動してからつなぐとよい。LANポートって最低2つないと困るよね。なぜかディスプレイポートは複数あってもLANは一つというPCが多くて「みんなこれすぐに困ると思うけど、どうしてるんだろうか」といつも思ってしまう。誤過程にUSB接続のLANアダプタばかり増えていく。国産のPCは決裁権を握っている人たちが不通にPCを日常的に全く使っていないっぽいので(使うような奴は出世できない)あと30年たってもLANの口は1個だけだろう。しかも1Gの遅いやつ。ルーター見てると溜息出るでしょ?ルーターボトルネックになってどうするんだろう。。。


おまけ:iVentoyに限らず、PXEブートの最大の欠点はクライアント側に有線LAN端子がないとPXEブートそのものができないことにある。USB接続のLANアダプタがあっても起動時に認識してくれないので通信ができない。一部の薄型ノートに有線LAN端子がないタイプのマシンを見かけるが、これは残念ながらPXEブートすることができない機械である。

で、最近になって「これはまずかろう」ということにメーカーも気がついたらしく(遅いわ)、対策としてBIOSレベルで無線LANアダプタを有効にしてあらかじめアクセスポイントとの通信を確立させてからブート→PXEブートという手順を踏める機種が登場している。HPとLenovoのマシンにこの機能が実装されているが、できるLANカードに制限がある(PXEブートは機器固有の機能であるため)

このPXEブート可能なLANカードにIntel® Wi-Fi 6 AX201があるのだが、HPは「できる」と言っているのに、Lenovoは「できない」「intel側の制限による」と言っている。ほかのIntelの石に対してPXEブートできなかった場合は「有線接続でPXEブートせよ」「無線でのPXEブートをもう一回やり直せ」とかなり投げやりな解決策を示しており、Lenovoに供給されているインテルwi-fiチップには何か細工がされている予感がする。


米中貿易摩擦。安全保障問題。