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行く先不明の競馬blog

cloudreadyについてきたLinuxが結構使えた話

福島開催あたりから調子が合わなくなってきたので、すってしまうくらいならとばかりにPC周りに金をかけまくっている今日この頃。とりあえずそれまで使っていたLenovoのE520(TARGETサーバ)とR500(クライアント機)を退役させて、R500からはメモリとSSDを抜いてジャンク置き場行きとした。E520は液晶が液漏れを起こしていたり、キーボードの誤認識が起きていたりとリモートで使う以外の用途が考えにくかったものの、とりあえずandroid-x86を入れてみたら、トラックポイントを認識しなかったりしてやはり使いものにならないことが判明した。

そこで、E520にはmSATA端子とSATA端子*2が付いており、mSATAに小さめのSSDをOS用に、SATAに1TB程度のHDDを2台つけて宅内サーバにしたらどうだろうというアイデアがわいた。

無検討で決定したNAS用OSはopenmediavault。debianベースのLinux上で走るサーバーアプリである。インストールは極めて簡単。android-x86をインストールするよりはるかに楽。設定できる項目も多くはないので一度手順を覚えればまず間違うことはない。共有に関するインターフェースがサービスごとでバラバラだとかなかなか粗削りなところもあるが、いちいち555だとか設定していた時代と比べると格段の楽ちんさである。速度もベンチではギガビットLANの理論値の上限までは出る。大きめのファイル(動画など)のやり取りであれば70MB/sくらいの速度でコピーできるので、動画をため込むなら便利過ぎて死ぬ。ただ、細かいデータを大量にコピーしようとするとたった5.5GB程度のデータのコピーに1時間近くかかってしまうので、これは読み出し側または書き込み側のどちらかにボトルネックがあるのではないかと思われる。


それはともかく。ノートPCをサーバーにするにあたって、コンソールが付いているので便利だと思ったらopenmediavaultは自機のコンソール画面を基本的に使わない。液漏れしてるモニタなんだからその仕様は必ずしも悪くないのだが、そういうわけでフタを開けっ放しで使う必要が無くなったので閉じたところサスペンドが始まってサーバーが止まってしまった。こちらはよろしくない仕様である。

openmediavaultの電源関連の設定を調べたがそこをいじる手段は用意されていない。debianの設定ファイルを書き換えなければならないのだ。具体的には
/etc/systemd/logind.conf
これを書き換える。
これは設定ファイルなのだが基本的に全部コメントアウトされているので、設定行の頭から#を取り、suspendと書かれているところをignoreに書き換えて保存する必要がある。自機のコンソールが使えないので別のPCからSSHでログインして、vimで編集して保存するのだ。

問題は、windows環境からだとSSHでログインするのに特別なアプリが必要となる。そういうのはめんどくさい。そこで、cloudreadyにベータ版が搭載されたLinux環境を使うわけである。歯車アイコンをクリックするとLinux(ベータ版)と書かれた項目があるのでそこからLinux機能をインストールする。インストールが終わるとすっぴんのターミナルが立ち上がるので、ssh -l root 192.168.0.XXと打って、パスワードを入力してE520に入る。そこでvi /etc/systemd/logind.confと打つとlogind.confが開かれるので所定の行まで移動してまず頭の#をxで消して、suspendをxで消して、iを打ってignoreと入力してESCで抜けて:wqと打って保存してvimを終了する。そこからはexitとひたすら打てばコンソールからも抜けられるので、cloudreadyはそこでお役御免。蓋を閉じてもサスペンドしないことを確認すれば成功だ。なぜviと打つとvimが立ち上がるのか、そこだけ納得がいかないが、それは置いておく。

このcloudreadyのおまけ機能、結構使える。E520にアプリをリポジトリから入れるのもめちゃくちゃ楽である。入れたのはgeditで、結局立ち上がってくれなかったが。

cloudereadyもといChromiumOSは実際のところ行き詰っている。アプリが全く増えないからだ。それこそターミナルアプリすら用意されていなかった。裏技でターミナルを起動することはできるらしいが、どこまで使えるのかすら不明だった。本家ChromeOSではChromiumアプリを見限っており、androidアプリが使えるように制限を解除してしまい、拡張機能以外のChromiumアプリはサポートを打ち切ると言い出した。しかも、ChromiumOS上で動くgoogle playgoogle play 開発環境が上手く走らないために全く使いものにならない(この現象は初期のPhoenixOSでも見たことがある)

サクサク動くとか、どこへ行っても同じ環境とか、非力なPCでも動くとか、いくら利点をならべてもアプリのないOSはwindowsRTだ。あるいはWindows10mobileだ。RTなんかあえて自社OSしか走らないように設定を変えてしまい自滅の道を歩んだ経緯がある。デスクトップandroidが間もなく実用化する時代において「なにも入らない」cloudreadyの現状は確実に自滅への道を歩んでいるように見えた。

ところが今回、ベータ版とはいえLinux機能が入っているということで、実際にサーバーにSSHでつなげていろいろやってみたことで、cloudreadyはとりあえずできることが増えたことが確認できた。ここまでのChromoimOSは極端なことを言えば、googleのサーバーにぶら下がったシンクライアント端末に過ぎない。ローカルでできることがあまりに少なすぎる。googleのサーバーにぶら下がるだけならwindows10でもできる。windows10はwindows同士のRDP接続も容易だし、サーバークライアントになることも容易だし、単純な端末としてみても結構使えるやつなのである。設定がレジストリの奥底に埋まっているしそこをいじる作法がバラバラなため超めんどくさいのだが、できないことはない。cloudreadyはできんものはできんのだ。が、今回Linuxターミナルを実装したことで、googleサーバー以外に接続して入りいろいろなことをすることができるようになった。相手はそれこそ千差万別である。相手の数だけできることが増えた。

というわけで、簡易的とはいえLinux機能を実装したcloudreadyはOS基本の機能だけでも結構使えるやつになったのである。あいかわらず自分自身の設定ファイルをいじくることはできないのだが、それでも何もできないよりは格段の進歩だと思った。


windowsアプリでSSHクライアント探したんだけどねー。。。なにがなんだかわかんなかったわ。いや、ChromiumOS機、一台は持っておいた方がいいと思いましたまじで。どのご家庭にもある「余ったノートPC」のうち何台かはChromiumOSにしてしまうのはどうでしょうか。