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行く先不明のパソコンblog

Linux mintが重すぎるのでantiXを入れた話

f:id:bluetone2016:20210715101526j:plainChromiumOSからChromeOSに切り替えて俄然調子の出てきた旧型PC群。こうなる運用終了した初期のNetbookWindows7タブレットなどで使ってみたくなるのが人情というもの。
手始めにThinkpad E130にLinux mintのLive USBを入れてみたが立ち上がらない。色々調べると64bit版のLinux mintには32bit版のローダが入っていないらしい。32bit版のローダが必要なのだ。

理由は政治的な理由によりネットブックにおいてマイクロソフトがメモリ2GB制限を求め、ハードウェア的な仕様で64bitOSが入るマシンであってもBIOSを32bit仕様にすることを求めたからのようだ。昔の価格COMの掲示板を読むと「石は64bit対応ですが64bitOSはインストールできないようです」と書かれたものを散見できる。石が54biteならブートローダだけなんとかしてやれば64bitOSが走るのは当たり前なのに(以下略

32bit版のローダは検索するといくつかの入手方法が出てくるが、一番かんたんなのはandroid-X86の32bit版のLiveUSB、あれのEFIフォルダに入っているやつがそのまんまなのでそれをコピーするのが本ブログの読者にはおすすめ。つまり自分でもう持っているというやつw これをLinux mintEFIフォルダーに放り込む。

起動すると「だめだ!立ち上がらねぇ」と力強く表示が出る場合があるが、手持ちの過去のPCではBIOS画面で「デフォルトの設定をロードする」を選択すると例外なく通った。デフォルト偉大。

さて、使用感であるが、起動直後はそれほど気にならないのだが、なにかアプリを立ち上げると異常に重いことに気づく。SystemMoniterを立ち上げるとそれだけでCPU使用率が100%で天井に張り付いたまま動かない。原因はウインドウの描画プロセスにあるようだ。ウインドウサイズを縮めていくとCPU使用率も下がっていき、それなりに快適に使えるようになった。いやGUI使えないんじゃ意味ないだろこれ。AtomN2800、N570、AMD Dual-Core E 350とか錚々たるメンツが討ち死にした。メモリを4GBにしてもほとんど効果がない。OSのCPUリソースに対する要求が高すぎるようだ。

そこで、ネットを色々検索してCPUパワーが非力でかつメモリが2GBでも問題なく動くデイストロはないものかと探した。本音を言えばKDE環境の入ったやつを使いたかったw

選定によって選ばれたのはantiX。Debianベースの軽量ディストロである。要求スペックはwikiによれば

システム要件
推奨値: 256 MB の RAM と 1 GB のハードディスク空き容量。
最小値: 128 MB の RAM と 1 GB のハードディスク空き容量。
インストールする場合: 2.7 GB のハードディスク空き容量[4]。

これであれば相当非力なスペックでも動くはずだ(りくつでは) 今回はよくわからない事もあってfull版をインストールした。Live起動なので日本語化とかアプリのインストールとかはできない。

起動時にシステムモニターがすでに立ち上がっているという親切仕様。自動でネットにはつないでくれないのでコントールセンタから適当に設定して(ここも実にかんたん)ネットに接続。試しにFirefoxを立ち上げてyoutubeを表示させると。。。。

まともに起動した上に動画も動いた!]

480pが安定だが、頑張ると1080pもいける。このときCPU使用率は97%前後をフラフラするが100%に張り付くことは決してなく「足りてる」ことが実感できる。ただ、全画面表示してフルサイズ再生するともうだめ。そういう場合は480pが超絶安定するのでおすすめ。いや、このネットブックASUS Eee PC 1015PX)はミスで32bitのCroudreadyをWindowsにoffice2010もろとも上書きしてしまった苦い過去があったのだが、軽量Linuxのテストベッドとして不死鳥のように蘇ったのでミスは帳消し!

ネット上には一番難しそうなUSBからのインスト-ル手順が難解に掲載されているが(読んだけど実際これは難解だと思った)、難しいことはわからない素人なのでデスクトップに「インストール」と書かれているアイコンがあったのでクリックして順番に書いてあるとおりに設定してつまづくことなくインストールできた。なぜ難しい方を紹介する?

さて。そこでFirefoxもいいけどやはりChromiumだよなと思ってインストールして見たら、なんとgoogleが社外品との通信APIを廃止してしまった影響がここで炸裂!chromiumアプリ経由でgoogleアカウントにログインできない!よって設定の同期もできない!そうやって見ていくとここ数ヶ月、社外品ブラウザが怪しい挙動だったことが思い出された。

そうか,そういうことかよ、google

が、webログインはできるのでgmailをはじめとした各種サービスを使うことは可能。ようつべにいちいちログインする手間とかも発生しない。64bit版のクロームって入れられないかなと思ったけど、システうからはっきりと「これはX64アプリ、いま走ってるのはi386システム」と明示的に拒絶されたたため断念。operaも32bit版が入るような素振りをするが実際には「無視」と表示されるという実にあっぱれな結末で終わった。vivaldi入れたけど、一番機能高いけど、その分、重いとわかったので使用を中止した。

総合的な結論としては、全く使い物にならなくなっていた10年前のネットボックが気軽に使用できるところまで再生できた、という感じ。32bitOS特有のアプリ起動時のひっかかりが64bitOSと比べて確かに存在するのでそこを気にするかどうかというのはあると思う。

メモリもCPUパワーも余裕のある状態で低スペックPCが動くさまを見るおはそれだけでも精神安定上よろしく、夜中にメインPCを立ち上げるまでもない探しものとかするときに重宝するサブ機としておすすめできると思う。 よいOS入れ替えだった。

追記 日本語入力ができない、、、fcitx-mozcを正しい手順でインストールして、残処理も正常に終わって、ブラウザの日本語化とかすべて完了しているのに、ついてに言えばタスクバーの国旗マークも日の丸になってるのに、日本語入力が起動しない。いや、日本語入力する必要のあるケースはまずないので実用上の問題は皆無なのだけど、なんでかなー