Windows11をクリーンインストールするとドライバが当たらない
insiderpeviwを使ったWindows10からのアップデートの場合はドライバ類で使えるものはそのまま引き継がれるようなので問題はない様子だが、uup版のisoファイルからクリーンインストールを行うと未検証のドライバはインストールされないようだ。その場合、やむを得ず手動でWindows10用のドライバを入れることになる。吉田製作所がモニター真っ白状態で終わったのはこのドライバの問題だと思われる。
挙動を調べる限り、Windows11用にディスプレイドライバは相当メジャーなものでも用意されておらず、結果としてマイクロソフト標準ドライバ(since 2006)がインストールされる。これにより標準ドライバでは動作しないGPUはここで死ぬ。吉田製作所はここで死んだ。
ところが、マイクロソフト標準ドライバはディプレイオーディオをサポートしておらず、HDMIやDisplayport経由で接続したモニタから音は出ない。有線で繋ぐか、別途bluetoothで外部スピーカに接続してやる必要がある。インテル ドライバー&サポートアシスタントをインストールしても「このシステムに入れるドライバーはない」と表示される。
仕方ないので手動でドライバを入れる必要がある。
正式版とベータ版が存在するがいずれにせよサポート外のWindows11に入れるのだからどちらも安定しないこと前提だ。ここは黙って最新のベータ版をインストールする。
ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックしてしばらくすると(けっこう時間がある)インストール画面が立ち上がる。インストール可否の判定ののちインストール実行。途中で一瞬ディプレイが暗くなったのちに明るくなる。この時点ですでにディスプレイオーディオはインストールされているが手順に従って再起動。
これで問題なくモニターから音が出るようになった。
Windows11は評価版なので積極的に評価して行こう。その結果は各ベンダーにどんどんフィードバックしていこう。そうすることによってあなたのハードウェアでWindows11が安定動作する可能性がますます高まるのだ。