(このblogもMicro版で書いています)
日本では実現不可能なWindows11の改変パッケージ、tiny11がいよいよ24H2になったことでちょっと話題を呼んだ。フェアユースの概念が法にあるアメリカでは他人の知財であっても非商用範囲内で自由に利用、改変できるためこのような個人が作ったWindowsが存在する(日本では法で禁止されている)
今回紹介するのはWinndows X-Lite。Optimum版とMicro版が存在する。
windowsxlite.com
Optimum版は不要なサービスをそぎ落として高速軽量化したバージョンで見た目も含めて、個人の軽量化の「やりすぎ」程度にとどまっている。操作、設定ににも違和感はなく、巣のWindows11の高速軽快さを楽しむことができる。メモリは特に節約されている雰囲気もなく、起動時で2GB、ブラウザを立ち上げたりしているうちに自然に4GB近く使っている感じで、一般の環境で高速化されたWindowsプラットフォームを利用できるる。
windowsxlite.com
ところがULTRALIGHTと表記されるMicro版になるとものすごい軽量化を目の当たりにできる。起動時の占有メモリ、1GB!
1GB
たった1GBでWindowsが立ち上がる! ブラウザを立ち上げても1.7GBくらいで踏みとどまるから、メモリ2GBのしょぼいマシンに入れてもスワップが起きない=速度低下しない!!!!!
おまえはどこのLinuxだ! これは真面目にすごい!
ポイント:英語版なので日本語言語パックと基本入力を入れてやらないといけない。言語パックは普通に入るが、基本入力は従量課金をオフにしてやらないと入れることができないので(デフォでオン)ひと手間かかる。基本入力まで入れないとフォントが汚くて実用に耐えないので必ず入れること。ただしなぜかIMEの変換候補が豆腐のまま。これは何か別の言語パックを入れたほうがいいのだろうか。
ポイント:何も入っていない。何か入れたければ、HPの説明を読んで手動で入れる必要がある。ドライバ類は初手でWindowsUpdateを殺しているので必ず手で入れること。WindowsFireWallはメニューにないが、検索で「WindowsFireWall」と入力してやるとオンオフを自由に切り替えることができる(不思議な仕様
AntimalwareもWindowsupdateもsysmainもいない世界。自由で軽快で軽量な世界がやってきた。
未来は今ここにある。
追記:WindowsToGoとの相性が抜群。rufusを用いたWindowsToGoは本家Windows11ではその大きさゆえかUSBメモリでは途中でげろを吐いて失敗してしまうが(SSD専用)、tiny11系のWindowsはサイズが小さいため容易にUSBメモリにインストールできる。作成の終わりで「ブートファイルの更新に失敗しました」とエラーメッセージを吐いて終了するが成功しているのでご心配なく。
起動直後に「スワップファイルの設定に失敗しました」と出るが、バグまたはUSBでの運用を想定していないためと思われる。動くので気にしない。
USBメモリ1個で気軽に持ち運べるWindows実行環境が手に入った。こんな便利なOSはtiny11かPuppuLinuxだけ!おすすめ!