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行く先不明のパソコンblog

外部モニタでBIOS画面を表示させる方法

そういえば、昨日の液晶割れFUTRO、どうやってBIOS画面から外部出力するかの手順を書いていなかった。

理屈:外部映像出力を持っているPCは、初期設定であればOS起動後にはきちんと外部映像出力するように動作するが、BIOS起動直後では内蔵液晶モニタのみに出力される理由は、基本的にIBMPC互換機はモニタをプライマリとサブという概念で持っていて、BIOSの初期設定ではプライマリのモニターに信号を送るから、ということらしい。起動後はマルチモニタに対応したドライバが走るのでプライマリ、サブ両方に信号が出ているらしい。両方のモニタに同じ信号が出ているのでサブモニタがプライマリモニタになったように錯覚するが、あくまでプライマリへの信号を複製したサブモニタへの出力に過ぎない。

手順:まずなんらかの手段でOSを起動させ、外部モニタに信号を出す。WindowsToGoでもLinuxのライブUSBでも何でもいい。内蔵ストレージからOSが起動できるのならそれで構わない。OSのモニター設定画面に入り、外部出力をプライマリモニタに設定する(メインと表記している場合が多い) これで本体のUEFIの内容が書き換わり外部モニタがプライマリモニタになる。液晶が破損しているような場合はここでサブモニタを「使用しない」に設定すると、割れた液晶が光らなくなる。この状態で再起動するとPOST画面から外部信号が出力されるので、BIOSUEFI)設定画面に入り、モニタの出力設定で完全に外部出力画面になるように設定する。FUTROの場合、ここは「自動」になっていた。またこの設定項目は、外部モニタをプライマリに設定し、マルチモニタ状態にしていないと項目として現れない(SSDをつけないとSSDの項目が出てこないのと同じ理屈)場合があるので必ずOSでプライマリ設定を変更してから作業すること。今回は、外部出力をプライマリに設定し、液晶モニタは「使用しない」に設定した。設定を保存して終了を選らんんで設定を確定させる。

結論:この手順で液晶モニタは機能しなくなり、外部モニタが使える薄型軽量PCが誕生する。液晶のスペースが邪魔な場合は、電源の設定で「液晶を閉じたときの動作」に「何もしない」を設定すれば液晶を閉じて省スペースPCとして使うことができるようになる。

デスクトップPCではどの端子にモニタをつないでもBIOS画面が出力されているのでおかしいじゃないかと思うところだが、これはノートとデスクトップではモニタの初期設定が違うということらしい。ノートでも初手から信号出しておいてほしいよねぇ