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例のアレ

「二輪咲き」上演記念第13話w

13話 秘密の花が綻ぶ


降り続く雨の中行われるチェリーの葬儀。


カトレアはチェリーの死に納得がいかないという。

マリーゴールドに託された手紙。

手紙を見せられたシルベチカはチェリーは重度の繭期だったと答える。

マリーゴールドも手紙の真偽には否定的。

実はマリーゴールドは10年前このクランに来たことがあるという。


カトレアはマリーゴールドとは初対面だった。

皆さんがクランに来る前のことですよとマリーゴールド

もしクランの時間が止まっているなら皆さん事件に巻き込まれてここにはいないはず。

事件?カトレアはマリーゴールドがなにか誤魔化していると感じる。

誰かがイニシアチブでチェリーを操って自殺させることは出来たはずというカトレア。

死体を掘り返しますか?とマリーゴールド

「その必要はないわ。チェリーの首に噛み痕はなかった。古傷もね」

カトレアはそう言うと食堂を出て行く。後を追うナスターシャム。

マリーゴールドはカトレアの観察眼に感心する。


一方、ファルスが倒れてから閉じこもったままのリリー。

シルベチカが食事の世話をしに部屋に入るが隠れていたリリーに噛み付かれる。

床に散らばる食器。膝をつき、リリーのなすがまま血を吸われるシルベチカ。

「ねえリリー、代わりに私のお願いも聞いてもらえる?」

恍惚とした表情でリリーにささやくシルベチカ。


10年前の事件について聞くカトレア。

このクランで重度の繭期の少女が引き起こした集団自殺事件があった。

任務でクラン生を演じていたマリーゴールドのフィアンセが巻き込まれて死んだ。

彼女はその葬儀の時にこのクランに来たという。

生存者は気のふれた少女が一人。今はどこにいるかわからない。

もしかしてそれがシルベチカ?

年齢が合いませんよそれじゃ、とマリーゴールド

「チェリーさんの曰く」「歳を取っていないなら別ですけどね」

マリーゴールドはフィアンセの墓に行きたいたいとカトレアに道案内を頼む。


スノウは紫蘭とチェリーの自殺について話し込む。

ファルスがこうなった今、あの娘を抑えられる者はいないと紫蘭

チェリーの死とシルベチカに関わりがあると考えたいとスノウ。

早まってはいけないと諭す紫蘭

ジャスミンが水を取り替えに部屋に入ってきていた。口外を禁じるスノウ。

「私たちは怪物を野に解き放つことは出来ない」「もう二度と」


シルベチカの部屋。ジャスミンがいる。あれ?わたしどうしてここに?

もう行ってもらっていいわよとシルベチカ。首をひねるジャスミン。

「スノウ、わたしのこと疑ってるんだぁ」「へぇ。。。」


部屋に戻ろうとするスノウ。

話があるというマリーゴールド

「あなたと話すことなどなにもないわ」というスノウ。

「あなた達を助けたいのよ」とマリーゴルド。

「今さら。。。!」憎しみのこもった目でマリーゴールドを睨むスノウ。

物陰から短刀を握ったリリーが飛び出してきてスノウに体当りする。

「リリー!」叫ぶマリーゴールド

カトレアがリリーを取り押さえる。暴れるリリー。

リリーの短刀は間一髪でスノウの体をそれている。

「私に触らないで!」マリーゴールドが差し伸べた手を払いのけるスノウ。

その言葉に凍りつくマリーゴールド

カトレアがようやくリリーを取り押さえるがリリーはその場で失神してしまう。

そこにシルベチカが現れ、リリーは強い繭期のさなかにいるという。

「お怪我はありませんでしたか?」

マリーゴールドは私はいいけど彼女が、と言う。

「スノウは死にたがりだから」そう言うとリリーを抱いて去っていくシルベチカ。

カトレアがマリーゴールドに耳打ちする。

「彼女、首に噛み傷があったわ」

驚くマリーゴールド


紫蘭は重篤のファルスの傍らでスノウから報告を受ける。震えているスノウ。

「リリーが、お前をね。なるほど」

スノウは、誰かから「殺したい」と思うほど憎まれる覚えはないという。

自分はあの日以来、何年何年もクランの片隅で自分を殺して生きてきた、なのになぜ!

「そうかもしれない」「でも、あの女は違うのだろう?」紫蘭が言った。

スノウ「(マリーゴールド。なぜ戻ってきたの)」


人形のようなリリー。抱きすくめているシルベチカ。

「ねえリリー。あのマリーゴールドっていう子、さっき大きな声であなたの名前を呼んでいたけど」

リリー、瞬き一つせずシルベチカの指で弄ばれている。半開きのクチ。溢れる涎。

「いったいいつお友達になったの?」「おかしいなぁ」「あの子一体何者なの?」

シルベチカ、リリーの首筋に唇を這わせてから、噛む。大きくのけぞるリリー。

「リリー、教えて。あの子一体何者なの」


墓地へ行く途中、スノウが現れ、クランからすぐに出て行くよう告げられるマリーゴールド

マリーゴールドはたまらず「私はあなたを守りたいのよ!」と言う。

「あなた達どんな関係なの?」と道案内のカトレア

「赤の他人ですよ」「初対面の」「なんの関係もない」そう答えるマリーゴールド


墓碑に語りかけるマリーゴールド

「お久しぶり」

「あなたとのいつかの約束を果たすわ」「今度は私が」「あなたが守った命を守る」

「全部終わったら」「また来るわ」「あなたには時間はたっぷりあるものね」

その墓碑に刻まれた名、ソフィ・アンダーソン。