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行く先不明のパソコンblog

Q550&Q552兄弟VSベントイ!最終章!

というわけで、Windows11の要求仕様が厳しすぎてどう考えても富士通タブレットでインストールできるようには思われない。なんとかWindows10まではひっぱったこのWindows7タブレット兄弟もここが限界だ。というわけで余生をどうするか考えなければならない。

このタブレット兄弟、富士通Linux憎しが滲み出ており生半可なLinuxは入らない。それでしばらく放っておいたのだけど、まったく関係ない方向からこのタブレット兄弟に活用の芽が出てきた。それは

Linuxは音がいい

ということである。知らなかった。しかし、何も考えずにMX linuxでようつべの動画を再生すると明らかに音がいい。モニターについているおまけスピーカーでもはっきりと音が違うのがわかる。っていうか、Windows、なんでここまで音が悪い!?悪すぎるよいくら何でも!

そこでオーディオ専用といわれるKona linuxUbuntu studioを入れて甲乙つけがたい音質を手に入れて悦に行っていたのだが、どうしても気になってしょうがないことがあることがわかった。

ファンがうるさい!

なまじ音がよくなって弱音が聞こえるようになると、ファンの音よりも小さい音が聞こえないのがイラつきの原因になった。Gil Evansのビッグバンドアレンジとか、ソロの音はそこそこだがその周辺の楽器はとんでもなく小さな音でしかもごにゅごにゅ演奏し続けている。この音量よりもファンの音が大きいのが気に入らない!

最初はfancontrolというアプリでファンの速度を落としてその場をしのいでいたのだが、Ububtu studio用に用意した第一世代atom機(EeePCである)に変な癖があって、起動時に挿しておかないとUSB機器を認識しない。USB DACを使うのでこの仕様は気持ちよくない。もちろんUbuntu studioの音は最高だった。

で、最初はファンレスのデスクトップPCを購入しようと思っていたのだが、ふと気が付いた。

タブレットならファンレスやんか。

そこで、放置してあったQ550&Q552兄弟をオーディオプラットフォームに仕立てようと考えた。それぞれの仕様は過去記事参照である。

bluetone2016.hatenablog.com

ぶっちゃけ、ほとんどのLinuxディストリビューションで不具合が出まくった。
*音が出ない
wifiを認識しない
大別してこのどちらかの不具合が出た。音が出ないのは用途的に問題外だし、wifiが使えないのはローカル再生か有線専用になってしまうのでこれもまずい。

結局、antiXで行くことにした。もちろん19.5。残念なことに21はインストールできなかった。快適なオーディオ環境が出来上がった。

で、まずQ552/Eに積んであるatomN2600は(いろいろ悲劇のCPUであるのだが)腐ってもデスクトップ/サーバー用の石である。本来ノートやタブレットに積むような性能の石ではない。なんでそれをファンレスで運用しようと思ったのかは謎だがそこいらへんが富士通なのだろう。

ふつうに使っていればメモリもCPUもあまりまくっている。ようつべ見たり、audaciusでサーバー上の音源を再生したりしていても全然余裕がある。Chromeブラウザもサクサクだ。ただしFirefoxだけはやめておけ。あいつは重過ぎる。

そこで次の2点をやってみた。
*pulseaudioのインストールとリアルタイム化
カーネルをリアルタイムカーネルに入れ替える
うーん、音よくなったのかなぁ。。。自己満足の世界かもしれないがhtopとuname -aで確認するときちんと両方とも「できて」いる。

で、それでつべを再生すると。。。あかん!720pがぎりぎりになってる!720p60はだめになった。ちょっと厳しいかも試練。ときどきフリーズ寸前と思われる「ぶー」という音が流れることがある。不安定。すごく不安定。カーネルのリアルタイム化はあちこちで「やっちゃダメ」と書いてある通りなのかもしれない。いずれ直す。

次にQ550/CにLinuxをインストールした。もっともっとだめでとにかく使えるブツがなかった。結局これも32bit版のantiX19.5を入れるしかなかった。これよりも軽い32bitディストリビューションはあるし、入ると思うけど、それはもう最低限の仕様に満たない感じのブツだった。用途に合わなかった。

試用してみた。わー、重い。。。antiXでさえ重いよー。。。ようつべは360pでさえ厳しい。144pなら余裕。しかしそれでいいとは思えない。ブラウザはちょっと使い物にならない。もちろんChromoumブラウザは動くけどAPI制限食らうので使いにくい。SMtubeはAPI制限を受けないのだけど、360p固定になるのでぎりぎりかなぁという感じ。audaciusは普通に使えた。

で、このままでは面白くとも何ともないのでxfceデスクトップ環境を入れてみた。ネズミさんの壁紙が出現した。xfce環境のメリットはファイルマネージャからネットワークドライブを直接接続できる点にある。まぁ、fstabに記載しておいてmount -aするのとどっちがめんどくさいかというのは甲乙つけがたいのだけど、何も考えずに接続できるxfce環境は捨てがたい。

もちろんこちらにリアルタイムカーネルが入るわけはなく、pulseaudioをインストールすると音が出なくなるなどいろいろあったのでこちらのタブレットについてはここで打ち止めにした。Z670ってもしかするとN270/280よりもパワーないんじゃないかなぁ。。。

おまけ これに伴って出力側も入れ替えた。まず候補としてankerのsoundcoreとGEOの安いサウンドバーを試してみた。soundcoreは改良版ではないせいかライン入力に不具合があって断念。GEOの安いサウンドバーはバッテリーのある右スピーカーから大きな高周波ノイズが鳴り響いたため(おそらくスイッチングノイズを拾ってる)これも却下。で、複数の候補から新規購入したのはLogicoolのZ523。360°システムとかいう意味不明なシステムを採用したサテライトスピーカーと、近所殺しの床面に向いたウーファーと正面を向いたドローンコーンを積んだサブウーファーを組み合わせた2.1システム。音は慣れるまでは不自然でたまらなかったがなれると気にならなくなった。

使いこなしのコツはサテライトが貧弱なので極力サブウーファーを鳴らさないように配慮すること。サブウーファーがよすぎて中高域に被りまくってしまい特にボーカルが聞きづらくなる。これは低域が被っているだけなので、サテライトSPについているサブウーファー専用のボリュームを繊細に調整することで解決できる。後継機はさすがにこの欠陥は直したようだけど、この機種でもちゃんと調整してやれば良く鳴る。大変満足。

追記
Q550/C、さすがに挙動がおかしいので再インストールしてドライバを入れる順番などを工夫したらpulseaudioを入れても音が出るようになった。非力であることに変わりはないのでここから先の高音質化は思案中。

追記の追記
Q550/C、antiXでは芸がないので、Q4OSをインストールしてみた。やはりPulseaudioまわりでトラブルが起きた。一度は解決したが結局再起動でトラブルが再発したためpulseaudioをアンインストールすることで解決した。どうも相性が悪いらしい。
それ以外では特に不具合もなくサクサク動いてくれている。

で、ネットワークドライブをマウントしようとしたら。。。cifsutilsが入ってない!入れた。
普通にマウントできることが確認できたのでさくっとfstabを編集しようとしたら。。。vimが入ってない!入れた。
普通に記述して再起動してマウントして問題ないことを確認したが。。。基本ソフトが入ってないのになんか余計なものはいっぱいあってよくわからんディストロだなぁ。。。

Chromiumブラウザは重たくてとても使いモノにならなかった。はてなが重すぎてブラウザが固まるって初めて見たわ。

smtubeとaudaciusで再生専用マシンとして使う予定。やっぱりファンレスタブレットは気持ちいいねぇ