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行く先不明のlinux blog

ステーシーズ~少女再殺歌劇@全労済ホール/スペース・ゼロ(18:30)

3回見る気満々だったけどいろいろあって最終回だけ観覧。実質千秋楽的なノリで大サービス大会w カーテンコールが特別仕様で演出の末満健一氏が登場して舞台挨拶、どぅーとさやしによるラピュタ、再殺部隊のスタンディングライブ(れいなハンドマイク仕様)など神盛り上がり大会。


この日だけ「2列」押さえておいて正解だった。。。。。。。w


結局、今まで悪い席一回も引いてねーやw なんかスゴイ座席運。千秋楽は若干遠い6列だけど、とにかく楽しんでくる予定。っていうか、これほど見ている間から再演を期待される舞台があるだろうか。。。ってな盛り上がり。今回、原作を改めて読んでから見に行ったのだけど、また違った印象があってよかった。ただ、まず原作を読まずに見ることをおすすめしたい。

今日の公演から渋川の自殺シーンが変更に。殺しても殺しても生き返る詠子の亡霊に悩まされ、ゾンビの群れに囲まれて自決するという筋だったのだけど、暗転してから聞こえる銃声が1発から8発に変更になった。このラスト、原作にはないホスピス殲滅作戦のさなかの出来事のように描写されているんだけど、ホスピスにいるのは原作では畸形の少女たちで、舞台版は普通の少女である。つまり「ゾンビに囲まれて」いない! 一発の時は幻影のステーシーに囲まれ、自責の念から自らの命を断つでいいと思うのだけど、8発となると、囲んでいたゾンビを味方が倒した>助かった、とも取れる描写なのだけど囲んでいるのは本来「ニアデスハピネス」状態の少女のはずである。なんかおかしくなっている。そもそも、自分たちを赦すといったモモを再殺した渋川が、なんで唐突にホスピス殲滅戦で自ら死を選ぶのかという部分(原作と違って渋川はドリューを再殺していない)が実に曖昧で、どうも混乱している感じを受けた。だからホスピス殲滅戦とリルカは地獄の順番を入れ替えたら良かったのにとか思う。ゾンビリバーのくだりを分割して入れ込んだりしているのだから、もう少し突っ込んで構成を舞台用に翻案したほうが良かったように感じた。あと「リルカは地獄」の歌詞、よく聞いているとモモの台詞を先取りしているので、モモが言葉を喋った件は有田の幻想でもいいような表現になっているのも気になった。実際、赦しを請いに行った有田はモモに食い殺されて終わる>幻想を打ち砕かれる のでそれでいいのかもしれない。それを受けてのだーいしのセリフに繋がるとするなら、そのセリフを直接食らうのは渋川であるべきで、ステーシーが殺されて感謝しているなんてのは殺す側の都合にすぎない、なんてのを聞かされた日にゃ、そりゃ詠子を殺してしまった渋川が罪の意識を背負って死を選ぶのも分からないではないが、そういう結末でいいのかという。


死を選べなかった渋川は奉仕の気持ちで再殺部隊に志願した、という展開なのだから、これからも渋川の再殺の戦いは続く、で良かったんではないかと思った。いずれにしても、まぁ、入魂の舞台であったことは間違いない。ごちゃごちゃ言わずに泣きながら見るべし。残すところ後、2公演だ!


さゆがハブられてかわいそうだから、詠子をWキャストで、と思ったが、さゆ歌えないんだもんなぁ。。。困ったなぁ