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行く先不明のlinux blog

まーちゃん

まーちゃんことサトウマサキこと佐藤優樹は10期メンバー。コレでもモデル出身でシロートじゃないはずなんだけど、そのスペックは「小学6年生」というだけ。ただの小学6年生。芸能のことはおろか歌もダンスもそもそも何もわからないただの6年生。


まーちゃんはサンタの存在を信じている。まーちゃんはそもそも立ち位置という言葉がわからない。だからポジションを変えるときにいつも迷子になる。わからいないことは質問しなさいと言われて「ハイ」と答えるけどそもそもそこいらへんの小学校6年生がプロ集団の中に投げ込まれたというありえない環境なので、何がわからないのかわからない。モーニング娘。はわかるけど、吉川友はわからない。きっかが歌っている時、他のエッグ出身者はノリノリだけどまーちゃんには知らない女の人(しかも大人)がなぜか歌っているようにしか見えない。どう反応していいいかわからない。まーちゃんは漢字が読めない。カタカナも読めない。だから歌詞を渡されても読むことができない。まーちゃんはそもそも音符が読めない。譜面を渡されても何が書いてあるのかわからない。


でもまーちゃんはくじけない。いつもにこにこ笑ってる。立ち位置を間違えても笑ってる。迷子になっても笑ってる。楽しくって仕方ないっていう顔で笑っている。



たぶん、まーちゃんは必殺仕事人の「ひかる一平」なんだと思う。プロに徹するあまり歳相応の可愛らしさも優しさも見失いがちになる9期10期の中で、一人だけ歳相応の感性とスペックだけを持って最前線にやってきた。同い年の工藤が最年少というプレッシャーに押しつぶされないように、鞘師や石田が外様という孤独に苛まれないように、たぶん何も出来ないふつうの子供としてモーニング娘。にやってきた。アレが普通なんだ。自分たちが異常なんだ。異常な状態のまま感覚を麻痺させないように、最初から最高であることを求められる9期10期がせめて人間らしくあるために、まーちゃんは北海道からやってきた。


まーちゃんは笑い、そして、多分、泣く。そういう感情を鞘師や工藤が無くさないように捨ててしまわないように、まーちゃんはあえて「ただの小学6年生」だから採用されたんだと思う。


まーちゃんは面白い。プロフェッショナルなステージの上に、ただの子供が突っ立ている。そのなんだか凄い風景。とにかく、今、まーちゃんから目が離せない。


注 まーちゃんの特技は「ぜったい音感」だそうです。ピアノ弾けるらしいです。ドラム叩けるらしいです。特技バレエらしいです。ちょっとマテよお前。。。