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行く先不明の競馬blog

ガンダムの凄さと破綻

ガンダムの凄さは1話と2話を見ればひしひしと感じることができる。背景設定であってOPで語られるだけの1週間戦争のあとの状況が「後付け設定」ではなく容赦なくガンガン出てくる否応無さ。

・開戦時に大量に生産したはずのザクが「貴重品」になっている戦局(ルウム戦役で無意味に=コロニー落とし作戦中に機動力も発揮できないまま射的の的にされて=大損耗している)

・エリート部隊であるはずのシャアの指揮下にいきなり新兵がいてしかも「貴重なザク」を与えられている。そのパートナーはロートルにも見える古参兵だ。中間のイキのいい奴が前線に「この時点で」いなくなっている状況設定(「ジオンに兵なし」の可視化)

・古参兵がガンダムにショルダーアタックをかけてくる描写。これは、3話で旧ザクも同じ戦法を使うため「連邦軍モビルスーツは接近戦に弱い」(火力重視・機動力軽視)という誤った認識があるらしい描写(この後もガンダムの性能を理解できずにうかつの接近してバタバタと落とされる奴が続出!ガンダムは遠距離ライフルとサーベルとバルカンという卑怯な装備を持ったオールレンジファイターだ!)

・シャアがルウム戦役で手柄を立てて大出世したらしいことを新兵が言うが、視聴者にはチンプンカンプンだ!(シャアのMS戦隊が「指揮下に」軽巡洋艦を持っているという不可思議な設定がこれで説明されている)


一方で、そのガンダム、レーダーが使えないから有視界戦闘での接近戦が実現したという触れ込みだったのに、ニュータイプが出てきて以降、レーダーがなくても有視界外の敵の位置がわかるという設定が導入されたため「じゃあニュータイプが指揮する大型戦艦で大超遠距離からコロニー撃てば勝ちじゃん」「いっそ小惑星落とせばいいんじゃね?」という話になって、モビルスーツがどうでもよくなってしまった。モビルスーツは単独で宇宙空間を飛び回る推進剤を積めないから戦場まで空母で運んで貰う必要があるが、ミノフスキー粒子のせいで空母の位置が秘匿できたからそこからMS隊を発進させても良かったはずなのに、空母の位置がニュータイプから丸分かりというのなら、MS隊を満載した状態の空母を遠距離攻撃で潰してしまえばおしまいになってしまうので、MSはそもそも戦場に到着できなくなってしまった。これは設定の崩壊だろう。ギレンが実際にソーラーレイでレビル艦隊を撃ったが結局、そこでちゃんと精密射撃できたということはミノフスキー粒子が実質無効化していることの証拠だろう。キシリアニュータイプの価値をわかった風なことを言ってはいるが、相変わらずゲルググの戦果が上がっていないことにこだわっていたりして、既にミノフスキー粒子は意味が無くなっている事に気づいていない。アムロはレーダー時代の軍人のように超遠距離から片っ端にゲルググを落としているわけよ。有視界戦闘しかできないジオンのパイロットとレーダー持ってるのと同じアムロじゃキルレシオが比較にならなかったろう。もうMSの性能で戦ってる状況じゃなくなってるんだ。



こうして、ガンダムはMSそのものを無価値化して終わった。Z以降がイマイチさえないのはこの先はもうMSの時代じゃないことを示しておきながら番台の以降で相変わらずMS戦やっている部分のくだらなさだろう。それでいてパイロット同士は無線も使わずに怒鳴り合い。。。これはもう「破綻」としか言いようがないわけで。