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行く先不明のパソコンblog

機動戦士ガンダム 総音楽集

問題の未使用BGMセクションのDISC-2を聞いているが。。。とにかく、作品の世界観にそぐわない明るくリズミカルな曲のオンパレード。特に追加セッションが酷過ぎるw 最初のセッションで録音していないパターンの曲を録音したかったという気持ちは分からないではない。。。が、ここまで路線が違うと何の劇伴かわからんところまで行っているのが。。。

簡単に未使用曲を書くと

苦い勝利

未使用のED曲。2話のEDあたりに使ってもよさそうな気がするが、若干、テンポが早い点が引っかかるのか使用されず。

心はずんで、空翔る想い

爽やかで躍動的で女性的なBGM。男臭く閉鎖感に溢れたガンダムの世界観で使えるわけもなく。「心はずんで」はファンク色の濃いベースラインが印象的。続く「空翔る想い」もファンクベースに乗ったスキャット曲。こら使えんわ。

戦場を疾風のように

実際はカラオケ使用のため使われなかった「シャアが来る」のインスト。ラテンタッチで明るい。明るい曲は使えない。

邂逅ニュータイプ

劇中では「光る宇宙」のために用意されたと思われる、いかにも「人が死んだあと」っぽいアレンジが施された「きらめきのララァ」アレンジ曲。このモチーフ自体は交響詩ガンダムの終楽章、あるいは渡辺版の「めぐりあい宇宙」ED曲で全開となる。

再生のための終焉

これも「光る宇宙」関連楽曲。曲調としては第一回収録曲に近いためすんなり入りやすい曲。リズムが入ってからの盛り上がり部分がそのまま交響詩ガンダム終曲に繋がる。あるいは「脱出」EDのNG版と捉えてもいいのかもしれない。

曲としては「苦い勝利」と「再生のための終焉」があれば充分であとはおまけ的な感じ。「戦場で」関連楽曲がとにかく「使えない」曲なのに驚く。曲としていい悪いではなく「違う番組の曲」になっているのが難。音使いとしては「虚空での遭遇」は第一回収録曲とよく似た重ねを使っており違和感はないのだけど、たとえ第一回収録であってもバラバラに切り刻まれての使用になっただろうという感じ。それ以外はどうにも対象年齢層が10才くらい下がったんじゃないかという曲のオンパレードで首を傾げてしまう。



この時期の「気合の入った尺の長いアルバム用演奏」ははずれ多いのよね。。。渡辺宙明の「デンジマン テーマ曲集」というのもスカスカの演奏で泣けたし。。。


あ、そういえば、ガンダムの劇伴で景気のいいペット吹いてるの、数原晋先生だそうです。仕事選ばないオッサンだなこの人も。。。