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PLAYER/Capsule (contemode)

PLAYER(初回限定生産盤)(DVD付)

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前作「MORE! MORE! MORE!」から実に1年半ぶりのCapsuleニューアルバム。その間、Perfume「トライアングル」MEG「BEAUTIFUL」を除いてまとまった音源を発表してこなかった総帥中田ヤスタカが満を持して発表するフルアルバム。いやが上にも期待と興味は高まるところだがさて。

雑感 期待を裏切らない好アルバム。前作「MORE!x3」前半の気合のみなぎった緊張感は微塵もないが、相変わらずの美メロ重視の肩の力を抜いた好調な一枚となって姿を現したと言う感じか。

ALBUM構成は映画のための歌モノ2曲を頭とラスに配し、さらに旧作「Hello」をラス前において間を完全新作で埋めると言う趣向。旧作をラス前に置くと言う手法はPerfume「GAME」を思い出させる。内容的には絶好調とは言わないし、ガラリと変わったとも言わないが「トライアングル」の糞だるい内容とは完全に一線を画した出来であり、ファンの期待を裏切らない。

曲の流としてはM1がJ-メロ風の一番安っぽい曲。M2(タイトル曲)が前作の尻尾、M3がHelloを彷彿とさせるスタッカート気味の音符からはじまる変わった雰囲気の歌モノ。electoro-dance音楽の文脈から離れて旧Capsuleに回帰する歌物路線の雰囲気もあるが「ネオ渋谷系」という方向ではなく、あくまでも今のCapsuleの「音」で歌モノに挑んでいるのが方向性としての堅さ(確かさと言う意味)を感じさせる。M4はPTAコーナーを思わせるwバスドラのリズムから入るエレクトロトラック。しかし、何をやろうとしたのかは全く不明。前作MOREx3で示したサウンドの上に旧作の歌詞のフレーズが五月雨式に被ると言う不可思議チューン。もしかしてコタやりたかった?<ないよw M5もエレクトロ路線。しかし「所謂」エレクトロとはだいぶ毛色の違ったトラック。いや、これもしかしてテクノか?かなりジャンル横断的な実験トラック。しかし、今渋谷で鳴っている音にぴったり付けているところはさすがだと思う。どの曲と言うより「投網」的に全部入れた感じ。これどこでも使えるんじゃないかと言う。M6は面白い進行に着いて行くうちに行き場を失っていく美しい曲。洋楽では普通にあるが日本人の曲では世界の坂本くらいしかこういう音は使わないように思った。全体を通じてこのアルバムからは過去にYMO1派が使っていた音を感じさせる箇所が多いように思う(自分だけかも) それはともかくこのボーカル、誰? M7は再びCapsule旧作路線のリビルドを思わせるハウス歌謡曲。久々のハウス歌謡では>ystk しかし途中でエレクトロ崩しするることも忘れないあたり最新アルバムのサウンドである。M8はALBUM全曲通じで最も硬派なダンスチューン。必ず1曲は入る純粋ダンス曲のPLAYER版。M9は力強い和音で入る名曲Hello。ALBUM用にお化粧されているが、それくらいではびくともしない腰の強さが身上。しかし、この路線はやらなかったんだなぁ。。。M10はライアアーゲームの挿入曲にして本ALBUMの終曲。ラテンタッチの泣きメロにのってこしじまとしこが歌いまくるご機嫌なダンストラック。本盤最高の泣きトラック!このままライアーゲームOSTも買ってね!w

おすすめ度。。。☆☆☆☆(過渡期の続くCapsule。しかし美メロの復権、歌物のリビルドなどエレクトロ一辺倒への反省が形になってきたことを感じさせる「間違いのない」1枚。前作が後半尻すぼみに駄目だったこと思うと本作はその汚名を返上した感のある好盤に仕上がった。形だけならPerfume「GAME」に肉薄するものを感じる。しかし個々の曲のインパクトの薄さ、「もっと上」が容易に想像できる底の深さなどからここでは☆4つとした。しかしファン待望の重圧をへともしない「期待に答える」手堅いアルバムだと思う。次回作はぜひ「期待を上回る」世界に連れていって欲しい。なお、ライアーゲーム2サントラは未聴のためまた追記するかも。。。)