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行く先不明のパソコンblog

Perfume Second Tour 2009『直角二等辺三角形TOUR』

60点。映像作品として圧倒的な部分と記録映像になっている部分とただのアイドルのTVshowになっている部分が混在したDVD作品。

今世紀に入ってから最もかっこいいDreamFighterとIslUを見ることができる一方、やはりBlack&Blueは圧巻だったと思わせる部分など、映像文法的なレベルの高低が曲ごとにはっきりした印象を受けた。

明らかにこのつなぎはおかしいと言うアクションつなぎや(モンタージュとして捉えたときに明らかに文脈がねじれるカットが特に前半に多い)、かっこいい構図のカットを入れると入れただけで満足してそのカットを機能させずに次のカッコいいカットにつなげてしまう(スチルマン出身らしい欠点だろう)点など、ちょっとなぁと言う部分も少なくない。

だだ、PuppyLoveの2コーラス目のようにとにかく圧倒されるカットワークも(「キミ」の意味がVo.から見た時の残りメンバーになっている!)多々あるので悪いところには目をつぶって素直に楽しむのが良いのではないかと思った。カメラの数が会場の広さに対してとにかく足りないと言うのと、無駄に客席が入ったカットが極端に多すぎる点など(そこだけNHKの報道番組みたいな説明的な構図になっている)前回のDVDでも指摘された点が相変わらず直っていないところ(監督としての個性かもしれない)に若干の物足りなさを感じた。

Perfumeナメ観客と言う構図は今3人はLiveをしているんですよ、とか、こんなにお客さんがいるんですよとかいう情景説明として機能するのだけど、逆のカットは単に主要被写体の前で無駄なものが写り込んでいる捨てカットでしかないので本来は全部没だと思う。客ナメPerfumeという構図が入る度にこれは高校野球の中継映像かなにかかと思った。

しかし、IslUがきちんとしたディスコ曲に聞こえたのはRIJフェス以来で、どうして普段このバランスでPAしてくれないんだろうかと真剣に思った。お立ち台(違)の上の3人の勇姿は必見!

総尺数113分、巻頭のTake offから終曲23:30まで一気に見せるジェットコースターDVD作品である。トイレに行ってから見るようにしましょう。途中下車はできません!


ネタバレ 23:30のパート、Perfumeが2人ユニットになっているのがたまらん。。。よく見るとのっちさん、一人で泣いてるんだよね<楽屋

ネタバレ2 前半と後半でのっちさんが別人。髪型まで含めて違う人になってる。逆にksykと西脇さんは前半で燃え尽きた感じも