COSMIC DRAMATIC/Terukado(D-TOPIA)
ネタがないときは、ゲテモノ!

- アーティスト: オムニバス,Sayu,Rikaco,Raco,Yui,Raco&Rikaco
- 出版社/メーカー: D-topia Independent
- 発売日: 2009/04/15
- メディア: CD
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というわけで、Terukado名義でリリースされたこのゲテ盤を買ってきた。なんと言っても興味を引くのは今一番旬な話題曲「碧いうさぎ」を業界一早くカヴァーしたこと!(違
本CDのコンセプトは「ドラマ主題歌をチップチューンでアレンジ」ということと、CANDYHOUSE、TECHNOPOPとジャンルを明示していること。正体不明の3人の女性ボーカルによる意図不明のJ-POPコンピのその成果は?
本作はTerkadoと3人のアレンジャーが共作という形でJ-POPの「編曲」を担当しているということで、mixでもremixでもないとこが留意点。
M1~M4、M5~M7、M8~M11で方向性が異なる。最初のグループはチップチューン風にアレンジされたJ-POPというストレートなシロモノ。次のグループは攻撃的にリアレンジされたJ-POPグループ。最後のグループはいろいろなコンセプトを試して見ました的な散漫なトラックのカタマリ。
その中でおすすめはムンチャのESCAPE。ドラムンベース風(に、なるのかなぁ)にアレンジして原曲の進行を可能な限り無視して「普通に繋がるように」作ったトラックが心地よい。続く碧いうさぎはどのくらいキメてくれるのかなと思いつつ聞くとISLUを思わせるユーロ調アレンジに!ボーカルも適度にケロっており、早すぎたISLUとして再評価してやりたい軽いトラック。もう少し低音が来ないとちょっとねぇ。。。バスドラが軽すぎ。ハウス標榜してるんでしょこのアルバム。
終曲のM11もドライブ感あふれるトラックに変貌して(MEGのJOURNEYを髣髴とさせる珍妙なエスニック感が。。。w)おりまぁ、いいのでは。
率直に言って変わったことをしているアルバムではあると思う。その一点で評価には値する。しかし「徹底的に使えない」主旋律を苦心惨憺して「普通に聴けるように」アレンジする手間を取るくらいなら普通に書き下ろした方が早いよ>terukado
J-POP好きな人でこういうアレンジを好む人がどのくらいいるのかはちょっとわからないが、まぁ、たまにはこういうゲテもいいかなぁ。。。いや、カヴァー買うならSEXY SYNTHESIZER買った方が絶対に幸せになれたよなぁ。。。
おすすめ度。。。☆(ネタ盤として。ただ、プレTriangleとして聞くと興味深い。そういう方向としてはM2、M6はおすすめ。またプレJourneyとして聞くならM3、M11を聞くべし)