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埋め草

そうだ!We're ALIVE/モーニング娘。

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現在の楽曲スタイルと全盛期のディスコスタイルが混在するそうだ!We're ALIVE。ディスコスタイルはコーラス部にのみ現れるが「ろうそくの消える際の一瞬の輝き」と言った印象を受ける傑出の出来。時に1コーラス目でリズムが落ちたあとにズ太いキック四つ打ちでビートが戻ってくるところなどカナり来るものがある。残念ながら、この作品の発表された年の夏にハロマゲドンが予告され、楽曲からも輝きが失われた。ダンス音楽から通俗的なリズム歌謡、バンド歌謡への以降は当時のJ-POPのサウンド的な推移を横目で見ながらの方向転換だったとは思うが、世界的なダンスサウンドの上昇機運と真逆の方向性であり、J-POPがリスナーを失うのと歩調をあわせてモーニング娘。も沈んでいくことになる。イントロのガッカリ感に溢れるバンド歌謡調パートや、間奏部のジンギスカン風パート、サビのリズム歌謡そのもののチンタラした各要素は現在もハロプロサウンド全体の中に染み付いており、これらの要素をいかにしてアップデートするかが浮沈のカギを握るように思う。悪いといっているのではなく、10年前と同じサウンドを鳴らし続けるくらいなら旧作で間に合うという、そういう意味だ。


AS FOR ONE DAY/モーニング娘。

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初期モーニング娘「最後」の1位獲得楽曲AS FOR ONE DAY。真正面、ド直球のラブソングであり、かつ、複雑な主旋律の譜割りなど、オリコン一位にふさわしい凄絶な出来。カッコワルイのはイントロのピアノ部分だけというウルトラ良くできた一作。つんく♂お得意の「曲尻だけダサイ旋律」はここでも見られるがその裏に入るストリングスがあまりにカッコイイのでそんなコトどうでも良くなってしまうという奇跡曲。2コーラス目のAメロ部とか背筋に震えが走るわこれ。間奏部のファンキーなフルートソロ、曲の終わり方、とにかく初期モーニング娘。のラストを飾るにふさわしい作品。ブックオフで見かけたらぜひ。これは買わないといけない作品。イントロでダメだと思わずボーカルが入るまで待て!


シャボン玉/モーニング娘。

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つんく♂節、というかシャ乱Q路線の一曲。これをダンサブルなアレンジにしたのが「大阪 恋の歌」であることがわかる。中間部のセリフパートはスマイレージ同じ時給で働く友達の美人ママ」に受け継がれたw トラックはよく作りこんであり「大阪」でリメークする気になったのはなんとなくわかる気がする。右チャンネルで炸裂するブラス軍が「女子かしまし物語」を彷彿とさせるバンド歌謡路線の佳作。アレンジは元SPANK HAPPY河野伸が担当。

浪漫 ~MY DEAR BOY~/モーニング娘。

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思い切ってバンド歌謡路線にふりきった異色の一曲。PVは非常によくできてるが、何故バンド歌謡なのか不明。藤本美貴をフィーチュアするための苦肉の策か?過去ににも未来にもつながらない不思議曲。

色っぽい じれったい/モーニング娘。

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気まぐれプリンセスにも通じるよくわからないエキゾチック路線。難曲といってもいい。これを力技でねじ伏せるところに高橋愛時代(本作のセンター担当)のスゴサがあったとは思うが、高橋愛体制以前の2006年にこれでは一般人は全くついていけないという。とにかくシンセの音色選択がなってない。こういう音は北関東で鳴ってこそのサウンドでありフラメンコ調の楽曲で鳴らしてどうする。。。

恋は発想 Do The Hustle!/モーニング娘。

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幻の28thシングルと言われる「恋は発想 Do The Hustle!」編曲 鈴木Daichi秀行。若干、スパガ☆のシングル曲の担当作にここいら辺のアレンジの雰囲気を感じることがあるが、こちらは変則エキゾチック路線が強く全面に出た格好。プロモも作られたが発売当時公開されず、のちにクリップ集でひっそりとリリースされた。

SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~/モーニング娘。

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ソコソコ太いベースライン。細かく刻むシンセ、打ち込み色が全面に出たドラムなど聞き所は少なくないがなんといってもウワモノが良くない。なんでこんなうわモニが通ったのかよくわからないようなチグハグな出来だが、トータルとしてみれば続く「Ambitious! 野心的でいいじゃん」を予告するエポックな一作。



おまけ

AS FOR ONE DAY(スタジオテイク)

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銀紙吹雪がまい散るあたりから観客のヲタが本気で熱狂し始め、ラスト、怒号と大拍手で終わるAS FOR ONE DAYのスタジオテイク(フジの公録らしい)。客席にサイリウムが一本も上がっていないのが時代を感じさせるが、逆にそれが最後の大拍手に繋がった。