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行く先不明のlinux blog

イタリアンスパイダーマン

ENZO BONTEMPI / ITALIAN SPIDERMAN THEME | Record CD Online Shop JET SET / レコード・CD通販ショップ ジェットセット

1969年作らしいイタリア特撮ヒーロー物。言後を絶する内容だけどかいつまんで説明すると

・宇宙から謎の隕石が落下

・敵の蛇怪人が手下とともに隕石を研究した教授と隕石を狙う

・スパイダーマは隕石と教授を救うべく蛇怪人のアジトで戦う

・教授は惨殺されてしまうがアジトもろとも蛇怪人は爆死

・怪人は巨大化して逆襲してきた

ここまではまぁいい。しかし

・対抗してスパイダーマも巨大化!ミニチュアセットで怪人と戦う!>続く!

お前が巨大化してどうする!

レオパルドン呼べよ!レオパルドン!つーか、糸使えよ!糸!蜘蛛の超能力使うのに何話かかってんだ!初期話数のワニ怪人はなんだったんだ!そもそもペンギン使うスパイダーマがいるか!

。。。ハアハア

前半は気合が入ってるけどスパイダーマでもなんでもない。なんつーかコスも含めて怪傑ゾロの特撮版みたいなアダルチィなピカレスクヒーロー物と言う感じで「スタッフがスパイダーマを作り慣れてない」感じが炸裂。後半はやっと敵のアジトが出てきたり(ミニチュア)、蜘蛛の超能力で危機を脱したり、砕石場らしいロケ地で敵の戦闘員たちと戦ったり、爆死した怪人があたりまえのように巨大化して逆襲してきたり、実にスパイダーマらしいテンポで展開してきたと言うのに、何で最後に本人がw

直後に製作会社が潰れたらしいですけど(当然だ)、我流点睛を欠くラスト。河崎カントクあたりに再製作して欲しい逸品ですw

あと、予算の都合かどうかはしらんけど、伊福部BGM(怪獣総進撃が多い)やたらと使いまわすのはやめろw イタリア人にはわからんかも知れんけど会社が違うからw

追記

それにつけてもアメリカのスパイダーマのダメな事よ。貧乏なイタリア人でさえ低予算の中がんばって巨大化戦を撮ってると言うのに、ありったけの金のかかったアメリカ版で怪人が巨大化しないとかありえない。レオパルドンがあれというならオリジナルのマーベル版に出てきた巨大ロボ(名前忘れた)出せっての。とにかくクライマックスは理屈もなく巨大化戦。頼むぞ、ハリウッド!

上のリンクはなぜか再発されてしまった主題歌の7インチ盤へのリンク。イタリアジャズ好きにはたまらないB面がオススメ。宙明サウンドよりファンク色が強いが似ているといえば似ている部分も。OPテーマのA面はどちらかと言うと「忍者部隊月光」期の宙明似。中盤からファンキーな音になるらしいがどっかでフル寸聞けんかのう。しかし、なぜこんなものが再発されるか。。。なんか9/22にはEP盤出るらしいですよ!全4曲入り!