ついに佐々木庸平さんが死んでしまいました。それにつけても、伊藤英明、じゃねーよ、柳原医局員のダメ振りには頭が下がります。患者の命より保身が大事で、自分の都合だけで患者死なせて「わかってください」だからねー。財前のいちばんの過ちは誤診じゃなくて、柳原が最悪の場合自分の保身のために患者を見殺しに出来るような医師であることを見極められなかった点にあることがこの田宮版でも浮き彫りになってるのがなんとも…田宮版では最後の最後に金井助教授がやってきて「財前教授の顔に泥を塗るかも」なんて言い訳は一言も言わずに当たり前の検査を実施、ガンの肺転移で手遅れであることを明らかにしますし、いや、これで「実際に患者を見ていない教授の指示をバカ正直に守って、目の前で様態が急変している患者を放置して見殺しにした担当医」の責任は明らかなわけで、これじゃ遺族は怒りますよ。
でも、財前は訴えられても困るような気も…たしかに術前のＸ線検査を省いたというのはあるんだけど、原因は里見との感情的な軋轢で意地になって「やらなかった」点にあるからなぁ…この点では里見が悪いし。
ただ、この田宮版、佐々木庸平さんのご遺族に医学的知識がありすぎです。息子も弟も「おまえは医者か？」というくらいすらすらと医学用語を並べて誤診をなじっちゃいます。つーか、大河内教授の所見を一度聞いたくらいですらすら理解しちゃうのは何か間違ってる。この点では平成版のほうがふつーっぽいですね。
いよいよ明日は４時間連続放送。タイマーの予約を忘れずに。児玉清の弁護士姿も見所だ！
