と、言うわけでNHKマイルである。今週はかしわ記念もやって、金曜の船橋もやって、土曜の京都新聞杯もやってひたすら競馬のやり続けである。金曜の船橋は単勝は取ったけど別に儲からず、土曜は伏兵が紛れ込んで2連敗と悲惨な目になっていた。で、この嫌なムードをNHKマイルに残さないために、自分の予想が外れた理由をチェックしてみた。誤った分析による敗戦であれば、ソコが弱点であってソコを補えば勝てるようになるし、自分の予想術の及ばぬ結果であればそれは「紛れ」なので予想スタイルを変える必要はないからである。問題となったのは次の馬であった。
東京11R プリンシパルS 3着ゼーヴィント
京都11R 京都新聞杯 2着アグネスフォルテ
買い方は3連複のBOXで東京なら1着2着、京都なら1着3着はちゃんと買っている。ワイドなら当たったところだけども。結論。どっちもわからねぇ! あとから「ああ、ディープ産駒だしなぁ」とか後付の予想をする以外にこの2頭はわからないという結論に達した。「紛れ」である。自分の予想スタイルを崩す理由を見いだせなかった。該当レースの過去10年間の傾向、馬の過去5走の能力値、結果、臨戦過程、全部「来ない」馬のパターンだもん。血統がとか言ってここまで見てたら何十通りの馬券を買わなきゃいけないんだということで切るしかない。どちらのレースも一着がわかってるんだから単勝かせめて馬単買えばいいじゃんくらいの勢いである。
で、NHKマイルの本予想に入った。枠発表前の予想ではNZT組を重視してダンツプリウス軸、紐はNZT組全部と毎日杯組、位の事を考えていた。枠発表と同時に有利枠である7枠から鞍上がNHKマイルに強いブレイブスマッシュ、NZT2着馬のストーミーシーを◯、▲に選び、残りを血統や臨戦過程などから適当に振った。基本的に逃げ先行は潰れる、内枠は潰れるのかこのレースの特徴なのでそれに素直に従った予想を行った。
だが、夜になり、土曜日の結果が入ってきて予想が一変した。土曜日の東京コースは高速馬場で内枠先行有利という想像もつかないようなコース状態となっていたのである。内枠の逃げ先行が失速して外から差し追い込み勢が殺到というのが事前予想だったので、この予想は通用しそうもない。このため逃げ先行が成功した年度のNHKマイルを調べてみると、ペースによって逃げ先行が成功するケース(まれ)と差し追い込みが成功するケース(大部分)があることがわかった。そしてどうも今年は逃げ先行が成功する年であるらしかった。
このレースで一番強い逃げ馬は決まっている。メジャーエンブレムである。しかも内枠を引き当てた。臨戦過程から見ると桜花賞はそれほど悪く無い。この馬が勝つしかないのである。だが、やっぱり、マイルなら差し追い込みだろうし、過去5年間で2枠の馬が馬券になったことはただの一度もないのだ。桜花賞組が馬券になったこともない。はっきり言って切りたかった。
そこでナニをしたかというとデータについては集め尽くしているので、ジンクスを集めてみることにした。1月生まれの馬は皐月賞を勝てないとかそういうやつである。良いジンクスも当然ある。そこで驚愕すべき事実が明らかになった。
出走馬18頭中、メジャーエンブレムに当てはまるNHKマイルのジンクスはひとつもないのである。他の17頭にはナニがしかのジンクスが当てはまるのだが、この馬だけがなにもないのだ。この馬はこのレースでは有利も不利もない。つまり、実力が出せることがほぼ100%間違いない。だったら、仮にも春のG1で1番人気になった馬である。こんなところで負けるなんてことはありっこない! 本命は決まった。 対抗はロードクエスト。距離短縮は好材料である。またスプリングSを勝っているのも高評価である。▲にNZT1着のダンツプリウス、連下にブレイブスマッシュ、ストーミーシーで決まった。そして保険としてNZT組、毎日杯組を複勝で押さえることになった。馬券購入に出かける前にツイッターで呟いた最終結論が次のようになる。
ぶるーとーん @bluetone_ 15時間前
NHKマイル、なんだかんだ言っても前走皐月賞組と前走桜花賞組の破壊力は無視できないという結論になった。これにNZT組と毎日杯組を組み合わせると「ガチガチの馬券」が出来上がるのだが本当にいいのか?
というわけで、1着メジャーエンブレム、2着ロードクエスト、3着レインボーライン、4着ダンツプリウス、全て入った当たり馬券を購入することが出来ました。今週もありがとうございました! 次はヴィクトリアマイルでございます! 春G16連勝目指して頑張ります!
追記 ティソーナっていたでしょ17着。なんであんな馬が4番人気だったの?前走マーガレットSって過去10年間それなりの数の出走があって、一度も馬券になったことがないんだよ? あれ前走見ただけでいらない馬だったわ。そゆことでひとつ。