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行く先不明のパソコンblog

乃木坂46

これっておそらく「AKBみたいのが欲しい」ソニーの思惑と「状況を自分の手でシュリンクしたい」秋元事務所の思惑が結びついた自壊への第一歩じゃないかと思う。

ここまでAKBは、戦闘部隊としてSKE48を組織し名古屋に一大拠点を作りあげ、さらに千日前にNMB48劇場をぶちあげて吉本の喉元に切っ先を突きつけるなど、攻撃的な拡張路線を採り続けてきたが、あくまでその指向する先は「敵陣営」であり、その仮想敵は「Perfume」であったり「ハロプロ」であったりした。そこに競争があり、拡大があり、状況の爆発的な展開が発生した。これは「よい」方向であって全体のパイを広げ、その上で「敵を滅ぼすことで」パイの大部分を奪おうとするという「正」の戦略が展開されてきた様に思う。


だが、秋元康という人は、実はそんなに頭の良い人ではなくて、おニャン子とAKB以外に手がけたプロデュースはほぼ全滅、おニャン子もアイドルという状況を荒廃させた挙句に短期間でシュリンクして自壊して消えて行くという「ありがち」な末路を迎えている。

今回の「乃木坂46」にもその匂いがプンプン漂う。狙いはソニーマネーで乃木坂の露出を強力に展開し、秋元が今一番嫌っていると伝えられるももクロを始めとする「反AKB勢力」の媒体露出のスペースを奪うことにあると見て間違いないだろう。実際に、例えば特冊新鮮組EXなどは2号続けて不思議なくらいももクロを取り扱わないという首をひねるような状態になりつつある。ももクロの機関誌とまで言われたBUBUKAがアルバム発売月の今月、突然全紙面がAKB一色になりももクロが消えてしまうという奇怪な出来事も起きた。そして、オリコンになぜかいくら売ってもZ伝説の売上が計上されないという不可解さ。


これはおそらく秋元事務所側が「負」の戦略に出た可能性が高い。ライバルからはメディア露出の機会を奪ってたたき潰し、お手盛りの「ライバル」を作ってそちらに世間の目を誘導する。だが、そのお手盛りの「ライバル」が世間から相手にされなかったとき、「敵」は消えているし状況の火は消えているしで、AKBもろともこの「アイドル状況」が消えてしまう可能性は低くないと言わざるをえない。

さて、今年後半のアイドル状況がどうなるか。まずそこに注目しよう。

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ファンドのおじさん」の下半身に訴えかける歌詞とその世代の若い頃流行ったスタイルの音使いをすればそれで「通る」という裏事情以外ナニも伝わってこないモノスゴイ楽曲。これでいいならほんとに制服向上委員会で事足りるんじゃね?としか思えないマスゲームだけの振付もなんというか唖然呆然。


2005年年末に地下アイドル状況からAKB劇場に飛び移った「自称」アイドルヲタの人に聞きたい。こんなのが欲しかったのかよアンタラは。