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行く先不明の競馬blog

恋愛ハンター/モーニング娘。(ZETIMA)

奇しくも脱「バンド歌謡」サウンドを主体とするアイドルユニットのもう一組のシングルが同時発売となった。

恋愛ハンター(初回生産限定盤A)(DVD付)

恋愛ハンター(初回生産限定盤A)(DVD付)

脱「バンド歌謡」サウンドとはつまり脱「ギターポップ」サウンドであり、そもそもモーニング娘。はファンク/ディスコの流れを組んだダンス歌謡サウンドを特徴とするダンスボーカルユニットであった。紆余曲折を経て、ここにふたたびダンス歌謡サウンドへの回帰を企図する名刺がわりの一枚、それがこの恋愛ハンターである。新垣里沙卒業盤。


M1...非常に薄っぺらい低音と安っぽいシンセのバンクがブロステップと思しきリズムを刻んだり刻まなかったりするトラックが特徴的なM1。最新のダンスビートを取り入れるにしてもブロステップに走った意味というのがよくわからず、また、構造が特にブロステップの特徴的な「それ」になっていないので意図は測りかねるが、とにかく「脱バンド歌謡」したかったことだけはわかる意欲作。シンセのバンクそのまんまの高域は何とかならなかったのかと思うし、頑張ったものの実に薄っぺらい(厚みに欠ける)低域など残念なトラックではある。頑張らないより頑張ったほうがよいことは明らかなので次回作にこの意欲が持続することを期待したい。ウワモノの主旋律はまぁなんというか印象に残らない。バックコーラスを道重さゆみ譜久村聖鞘師里保が担当。

M2...普通の青春バンド歌謡。ドラムに特徴があることを除けば特筆するような内容はない。コーラスは鞘師里保のみ。

M3...「笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~」新垣里沙盤にのみ収録されているソロトラック。コーラスも本人が担当。非常に作りこんだトラックで唸らされる。M1、M2もこれくらい作り込んで欲しかったが。。。原曲は松浦亜弥のアルバム曲。シンセポップというほどの曲ではないが、脱「バンド歌謡」路線の方向性は鮮明に出ており非常に楽しい一曲に仕上がった。

M4...M1のインストだが安っぽいトランス調のシンセ音のため「歌のない歌謡曲」に聞こえる部分があるのが残念。それ以外の部分はおとなしめに作ってあるのが特徴的。ストイックなことをカッコイイとする考え方もいいが、それではブロスッテプにはならないのではないだろうか。Aメロの途中でチープな主旋律が抜けるところからサビに入るところまではどこに出しても恥ずかしくない出来。この部分をもう少し拡大してもらって出来れば半分くらいまでこういう雰囲気にできないものか。。。

マスコミを通じて「新曲はダブステップ」と宣伝されたが、実際はポストダブステップと目される「ブロステップ」的なサウンドをイントロに使ったサウンドに仕上がった。ブロステップは別名「腐ったダブステップ」と呼ばれるダンスサウンドであって、それにして音が小奇麗すぎるのが難点ではないかと思う。次回作はもっと太くてブリブリした低音部を期待したい。あとシンセのバンクそのまま使うのやめて!

おすすめ度。。。☆☆☆(前作から比べると若干肩すかし食らった印象の一枚。Perfumeと比べて☆一個多くしたのは主としてマスタリングの差に負うところが大きい。っていうか、Perfumeいったいどうした?)