Talkin’ about !!!!!!!!!!!!!

行く先不明のパソコンblog

ぱふゅメンタリー決断「コンベス突進作戦」

登場人物

中村新一中将(第25軍司令官

篠木雅博中将(第25軍参謀長)

中脇雅裕中将(第5師団長)



2006年初頭、Perfumeは追い詰められていた。満を持して展開した「リニア作戦」「シティ作戦」両作戦が大きな効果を上げることができず、開戦時の目論見に満たない戦果しか挙げ等ないことが明白になりつつあった。

中村「開戦以来、秋葉原地区攻略に的を絞った近未来作戦であるが、明らかに戦果未了である。各担当より戦果の挙がらない理由について忌憚のない意見をいただきたい」

中脇「各兵科の装備に関して質的な内容には絶対の自信を持っている。Perfumeをもってしてこの兵力で秋葉原地区でまったく通用しないということがあるとするなら、質云々ではなく作戦自体に問題があるとしか考えられない」

中村「質の問題ではないとするなら投入する方向性そのものが誤っているということか」

ここで篠木参謀長が口を開く。篠木参謀は近未来作戦の発案者である。

篠木「小官は質、方向性、そのどちらも間違っていないという確信を持っている。むしろ、1会戦あたりの作戦資源の見積もりが甘すぎた。投入戦力の絶対量において軍は過小に投入を繰り返しすぎた」

中村「リニア作戦、シティ作戦、徐々にではあるが戦果は拡大しつつある。しかし、作戦資源は有限であり手持ち戦力を小手先でいじってどうなるという段階ではないと考える。なにか抜本的な打開策はないか」

篠木「ここで一つの提案をしたい。我が方に残された作戦資源は2会戦分。しかし、それぞれの会戦に対して絶対量として確実に不足している。そこで、次作戦であるエレクトロ作戦は戦闘そのものを放棄し、続くコンベス作戦に我々に残された作戦資源のすべてを投入したい」

中脇「せっかく立案したエレクトロ作戦は見殺しにせよと仰るのか!」

篠木「それだけではない。コンベス作戦に投入する新戦力も極限してもらいたい」

中脇「極限とはどういうことか。アルバムをリリースするのに新戦力なしでどう戦えと仰るのか!これまでの戦力が秋葉原地区で通用していないことが明らかであるのに、その通用していない戦力だけで戦って来いと仰られるのか!軍は中田に死ねと、3人に死に行けと仰られるのか!」

中村「中田君は寡兵ながらよく戦った。3人もよく頑張った。だが事実として戦果が上がっていない以上、どこかでこの秋葉原攻略戦に区切りをつけなければならない」

篠木「小官は中田君に負けてこいと言うつもりはない。そもそも負ける戦いを仕掛ける積もりもない。作戦にあたって書き下ろす新曲に振り向ける資源も全て作戦資源に振り向けるしかないと考えている。これまでの作戦において投入された兵力は平凡なものであった。平凡であるが故に敵戦力と拮抗し埋没した。コンベス作戦においてはその反省に鑑み、1会戦に対しては非凡なまでの戦力を投入し確実な局所優勢を作り上げたい。そのために新戦力の投入がなくともやむを得ない。ここで売れなければもう後がない。ここはもうただひたすら売るしかないんだ中脇君」

中脇「。。。」

中村「本作戦に当たって一つ提案がある。先ほど、中村参謀長より苦戦の原因は戦力の過小投入にあるとの見解をいただいたが、自分はやはり中脇中将の見解通り主攻方面が予想外に堅牢だったことも看過できない事実であると考える。このまま同じ所を同じように攻めて果たして戦果が上がるものだろうか。たしかに局所優勢は作れるかも知れないが、それだけで本当に勝てるとは思えない」

篠木「いまさら主攻方面を転換しても意味が無いように考える。手持ちの戦力は秋葉原攻略のために特化した兵科しかないという現実を見ていただきたい!事ここに至って主攻方面の転換は自殺行為だ!」

中村「先ほど小官はいまさら小手先をどうしてもなにも変わらないと申し上げた。この作戦が篠木参謀長の言うとおり最後の作戦になるというなら悔いを残すべきではない。やはり主攻方面の転換を提案したい。中脇中将にたずねたい。現在の戦果で秋葉原方面以外で目立った変化はあるか。また師団内部で他の幹部、たとえば掟君や宇多丸君はなんと言っているか」

中脇「は。Perfumeはいかにも秋葉原方面にはもったいない戦力であるなあ、と」

篠木「もったいない?もったいないとはどういうことか?」

中脇「秋葉原作戦に投入してもやはり戦果は挙げ得ない戦力であると。もっと適した作戦があるのではないか、と」

中村「具体的にそれはどこだと師団内部ではみているのかね?」

中脇「は、サブカルであります。しかもクラブ方面であります」

篠木「サブカル、しかもクラブ方面か…君、Perfumeは曲がりなりにもアイドルなんだよ?アイドルがクラブで通用するかね?」

中村「第5師団としてPerfumeの新戦力としてクラブ方面に特化した曲を作成することは可能かね?」

中脇「は、近未来作戦という縛りを外して頂けるなら!」

篠木「うーん、よし、一曲だ。一曲だけ作戦資源の中からサブカル方面突破用戦力作成に必要な資源を配付する事を提案する。その代わり、エレクトロ作戦は本日をもって完全に放棄。このコンベス作戦の正否に全てが掛かっている。全部所が統一的な意志と統制をもって作戦に当たれば乾坤一擲、必ずや道は開かれるものと確信する!」

中村「よし、コンベス作戦に作戦資源をすべて投入、併せて主攻方面を秋葉原地区よりサブカル方面に変更する。第5師団はすぐ作戦準備にとりかかってもらいたい。近衛、第18師団にも方針伝達、8/2を作戦開始日に設定し総攻撃の準備を始めよう」

こうして、最終局面において主攻方面を全面的に転換するという前代未聞の作戦「コンベス作戦」がPerfume史上最大の規模で展開されるに至った。