Tomato n' Pine/キャプテンは君だ!
正調ディスコ路線の「キャプテンは君だ!」サビ前のブリッジ部が素晴らしい出来。
Tomato n' Pine/Life is beautiful
遅れてきた乙女ハウス路線のLife is beautiful。サビまでが極上の出来。サビがちょっとカッコ悪いのが。。。わざわざカッコ悪いところに「降りていく」必要はないんだよ。「普通」のクラブミュージックでいいんだ。
Tomato n' Pine/10月のインディアン
若干やっつけな気もする10月のインディアン。
ここに来て「アイドル戦国時代」が本格化してきてある程度の傾向が見えてきた気がする。それはAKBや声優アイドルを主力とする「アキバ系」と、少人数ユニットを基本にし、2003年回帰を鮮明にする(Perfumeの系譜に連なる)「アイドル系」
への分化だ。前者は作り笑いと媚売り声(これも作り声だ)に彩られた「ヲタク集金システム」としてのおニャン子的な(あるいはハロプロ的な)「内容はどうでもいい楽曲」(メジャーキーの平板な合唱曲かマイナーキーの単純なバンド演歌)であり、後者は伝統的な「アイドルという冠を付けさえすれば中身は何をやってもいい」的な百花繚乱的「普通の音楽」へのチャレンジだ。
市場の嵩上げをするのは常に前者であり、その広がった裾野でゲリラ的に暴れまくるのが後者。アイドルを復権するのはPerfumeであると言われてきたが、実際にはAKBの本格化が裾野を広げることで初めてPerfumeを頂点とする「アイドルと名乗りさえすればどんな音楽でも真面目に作ることができる」舞台が出来上がりつつある。2003年期のアイドルのクオリティの高さはいまさらごちゃこちゃ書くまでもないが、その後の壊滅的衰退期を耐え忍んでやっとまた、いややっとそこでまいた種が芽吹きつつある。そういう時代が来た。
ぱすぽ☆はようつべに上がっている曲は前者傾向の楽曲が多いが、はっきり言ってそれでは埋もれるだけだと思う。マスゲーム式の振付と個性のない楽曲、トラックはバンド歌謡ではAKBと変わらない。あっちは億単位の予算をメディアブッキングにつぎ込んでいるんだから勝てっこない。先日のEXTRAVE!で聴かせたような「普通」の楽曲で勝負したほうが単純に「埋もれず」「目立つ」と思う。
おまけ
ももいろクローバー / ラフスタイル
浅井三姉妹と似たり寄ったりの安っぽいトラックw よくここから怪盗少女に進んだもの。
っていうか、2009年後半はここいらはみんなこんなレベルだった気がする。それがNHKで「アイドル戦国時代」宣言をぶちあげたくらいから楽曲のクオリティがめちゃくちゃ向上したように見える。いったいアイドル音楽の世界に何が起きたのだろう。謎だ。全く謎だ。
ハイクオリティの無駄遣いw ピンキージョーンズ。ヤマトにさえ作用した重力が彼女らには作用しない。しかし、移籍1作目がなんでアバンギャルド歌謡なんだろう。。。
だから、先行ランナーはもっと尖っていかなきゃいけない。もう下はどんどん嵩上げされてる。わざわざ上から目線で「降りていってやる」ようなつけあがった「客に失礼な態度をとった」ところから脱落していく、そんな気がする。
WADAちゃん推せるっす!。。。発作。