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行く先不明のlinux blog

まいど1号筑波へ

使い物になるのかな。。。宇宙って特殊な環境条件だから、ちょっとしたノウハウを知っているのと知らないのとでは設計がぜんぜん違ってくるんだよね。

・宇宙は無重量である

対流が起きないから対流前提で放熱を考えた機器は全滅。

・宇宙は真空である

有機材料は真空中ではガス(有機溶剤)を放出する

ガスは対流のない世界ではその場に滞留する

有機材料から放出されるガスは腐食性が強いので周辺の部材があっという間に全滅。

こういうことがままある。これは昔部品メーカ-にいたとき宇宙関係の設計屋さんからクレームつけられた時に教えてもらったこと。知らないと「真空中で有機溶剤が抜けるなんて当たり前じゃん」とか思うけど、相手にそんな知識はないからそこで齟齬が生じる。相手は有機溶剤の抜けのない材料が最初から欲しいんだよ、この場合。

ゴムやビニールなんかは可塑剤抜けとか大変だろうとか思う。そういうノウハウがあるかないかじゃ大きな違い。地上で動くなんて当たり前で、宇宙で動くかが問題なわけで。

町工場じゃわかんない事だよねこういうノウハウは。さて、動きますか。