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不毛の音楽/アイドルblog

ばくわら 番外編 リリウム そのご(改訂稿)

・教室。チェリーが血相を変えてリホのところにやってくる。あなたのお友達が大変よ!と。

・中庭に居並ぶ生徒たち。その真ん中に下着姿にされ、頭から汚水をかけられずぶ濡れにされた田村が立たされている。これはなんの真似だ!とファルスが紫蘭の胸ぐらをつかんでいる。

・そこにやってくるリホとチェリー。竜胆がファルスを紫蘭から引き剥がし、マリーゴールドが禁止されている部屋での私物の保管をしており、部屋の中を検めようとするのを拒んだだため、中庭で身体検査をしたのだという。

・ファルスが「だったら、なぜ晒し者にするようなことをするんだ!」と抗議すると、マリーゴールドが自分はやましいことはしていないというから、ならば生徒たちの前で身の証を立てさせてやろうとしただけだと答える紫蘭

・竜胆が部屋で見つけた無線機をつきつけてこれは何かと尋ねる。知らない、自分の持ち物じゃないという田村。竜胆は、ならこうしても構わないわね、というと、無線機に油を注ぎその場で火を放って燃やしてしまう。

・下級生が田村が預けていた衣類を持って現れる。竜胆は、これももういらないもの、人間の里に住んでいた時の持ち物なんて汚らわしいから、今日限り焼いてしまいましょう、と、そのまま無造作に火にくべる。目の前で灰になっていく田村の服。リホはカッとなって飛び出そうとするがその腕を掴んで必死に止めるチェリー。

紫蘭は、汚らわしいダンピールの分際で騒ぎを起こした、この罪は大きいと田村に言う。田村は私は、何も悪いことはしていない、という。口答えするなダンピール、お前が言葉を発するだけで、この神聖なるクランが汚れていくことがわからないのかと、紫蘭。竜胆が言う。純血種の皆様にひとりひとり頭を下げてお詫びするのですダンピール、この場はそれで許しましょう、と。

・ファルスは、謝る必要なんかないぞ!と田村に言うが、キャメリアとシルベチカが引きずり出すようにしてその場からファルスを連れ出す。

・残された田村は謝罪を強要され、強引に頭を抑えつけられる。消え入るような声で、何かを呟く田村。今、このバケモノどもめと言ったな、と紫蘭。田村が紫蘭を睨む。紫蘭がやじうまの中にリホが混じっていることに気づく。リホに向かって「あなたのお友達のせいでみんなが迷惑をしている、あなたがお友達の代わりに詫びてくれてもいいのよ」という紫蘭。すがるような目で自分を見つめている田村。

・チェリーがリホの耳元で「この子とは関係ないっていうのよ!」と必死になって懇願している。「お願いだから、関係ないって言って!」リホは、仕方なく「私は、この子と、関係ないから。。。」と、震えるような声で言った。

・勝ち誇ったような生徒たちの視線が田村を射る。田村は地獄に突き落とされたような目でリホを見た。マーガレットの取り巻きが田村を地べたに押さえつける。まるで犬のように四つん這いの姿勢を取らされ、お騒がせしました、と消え入るような声で言わされる田村。嘲いながら「別に」「あらそう」と赦しの言葉を投げる生徒たち。

・やがて、リホの番になった。田村は、リホの前で、消え入るような声をさらに振り絞るように「リリーさん、お騒がせしました」といった。リホは押し黙ったまま。

・するとマーガレットがはいやり直し!と叫び、強引に謝罪を最初からはじめさせるよう手下に指示した。リホの前から引き剥がされ、抵抗する気力も失ったまま、再び犬のように這いつくばり「ダンピールの分際で、お騒がせして申し訳ございませんでした」と言わされる田村。顔をしかめ、鼻をつまみ、嘲笑を浴びせかけるクラスメートたち。田村はすすり泣いている。

・リホは身を震わせ、こんなのひどすぎるよ、もう我慢できない、とつぶやくが、チェリーが必死になってリホを止める。

・やがて、再びリホの順番になった。田村は縋るような目でリホを見る。チェリーがリホの腕の血が止まるほど強く握りしめている。

・リホは、田村を起こして、その場で抱きしめてやるはずだった。だが、口を開いた瞬間、目を合わせることができなくなり、こう言った

・「ごめん、悪いけど。。。私の事を、そんな目で見ないでくれる?」その瞬間、田村は嘲笑って。

・リホはほんの僅か、罪悪感を感じ、目線を戻して、見た。田村の、その絶望した目。田村は、たぶんもう何も見えていなかった。

・田村はその場に突っ伏すと声を上げて泣き始めた。。。生徒たちは一斉に笑い出した。マーガレットがリホに近づき「今度お茶会があるのぜひいらして。人間の里の話を聞きたいわ」と声をかけ、カトレアたちのグループも「食事会を開くのでぜひ」と誘ってきた。

・チェリーがほっとしたような顔をしているのに気づくリホ。あなたが、あの子の味方をするかと思って、心臓が張り裂けそうだったというチェリー。なぜそんなこと言うの?とリホ。ここで穏やかに暮らすためよ!と、あなたのためを思って、と答えるチェリー。

紫蘭と竜胆が中庭の生徒たちに解散を命じた。リホは田村に声をかけようとするがチェリーに引きずられて建物の中に消えていく。何度も何度も振り返るリホ。田村は中庭に一人取り残されたまま泣き叫んでいた。

・女子寮。食堂。ファルスが紫蘭を問い詰めている。なぜあんな酷いことを、と。紫蘭は、あのダンピールは我々に向かって「お前たちのようなバケモノと一緒にするな」と言ったのだ。ダンピールの分際で。このようなこと許して置けるはずがなかろう?と答えた。

・ファルスは、人間から見たらヴァンプはバケモノだ、あの子は人間の世界から来たんだ、まだ自分がヴァンプであるという事実に馴染んでいないんだ仕方ないじゃないか!と。だから教えてやったのだ、ヴァンプ社会のルールというものを!と紫蘭

・ファルスは納得せず、これ以上、騒ぎを起こすなら親方様に報告する、と警告した。おいおいおい、ずいぶん大人気ないことを言うじゃないか、と、紫蘭。なんせまだ繭期真っ最中なんでね、とファルス。

・ファルスはリホのことを睨みつけると男子寮に戻っていく。

・リホが食事を持って田村の部屋の扉を叩いている。返事はない。めいめい、謝りたいんだ、中に入れて。だが、答えは帰ってこない。リホはドアの前に食事を置くと。うなだれたま自分の部屋に戻っていく。

・中庭。生徒たちが戯れている。それをぼーっと眺めているリホ。穏やかな日常。チェリーが最近ファルスとはどうなの?と尋ねる。嫌われたかも、と答えるリホ。あの日、友達を助けなかったから。。。

・竜胆が紫蘭を問い詰める。マリーゴールドへの当たりが厳しすぎる。あの子の何がそんなに憎いの?紫蘭マリーゴールドは我が同胞、憎いなどと思ったことは一度もないと答える。私が憎いのは、ユウカ、あの女ただ一人。それだけだ、と。

・事件以来、田村はリホを避けるようになった。リホは何度も謝ろうとしたが消え入るような声で「私に近づかないでください」と拒絶されてしまった。やがて、田村はやつれていき、そして、倒れた。


中庭の事件の際、縋るような目でリホに救いを求める田村の背景に流れるBGMは「渇望の星」(from TRUMPオリジナルサウンドトラック)