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行く先不明の競馬blog

ばくわら 番外編 リリウム あとがき ③

あとがきの続き

前半は3年半前と現在が舞台上でシームレスに繋がっているところがポイント。吉澤が3年半経っていると告げ、クランに戻るとマリーゴールドのことをみんな知っていて隠すような素振りをするあたりからリアルタイムの時間軸の進行になり、3年半前の事件は「回想」扱いになる。

リホが調べる学籍簿のマリーゴールドは田村とはまた別のマリーゴールド。リリーは同じ過ちを繰り返してるがその度に自分で人格を書き換えてしまう障害を持ってしまっているという設定(ファルスはそのこときちんと説明しているが、リホは錯乱しているため聞こえていない) さらに、そこにアヤカが悪意を持って記憶に矛盾を植え付けているため、ファルスは本当のことをほぼすべてきちんと話しているにもかかわらず、リホの中ではつじつまが合わなくなっている。これもファルスは説明しているが、リリーの人格を統合する試みは全て失敗している。ただし、熱に浮かされてワルツを踊るシーンのみは出った頃の記憶(消したはずの)から、リホの記憶までを矛盾なく自分の人生として受け入れているため「最後の日」だけは全人格が統合されているのだろうと思う。「信じられないような高熱」はこのためかもしれない。脳がもう負荷に耐え切れていない。

後半、戻ってきたマリーゴールドを見て、アヤカそっくりの反応をするリホのところは、クランでは無限ループ的に同じことが繰り返されてること(同時にリリーもアヤカ同様に心を病んでいること)の象徴。