夏休み中使って性能の低いネットブックでまともにブラウザを動かすことをやっている。
解決策は
①Throumというブラウザを使う(詳細は後段で)
②chrome://flagsに入って、GPUを利用した高速化設定すべて止める(GPUを使った動画再生支援は止めない)
③chrome://flagsに入って止められる限りのJAVAを利用した高速化設定を止める V8という名前も見つけ次第殺す(ただしブラウザそのもののJAVAは止めない)
④CPUの脆弱性緩和の設定をすべて切る
⑤動画再生支援拡張機能であるenhanced-h246ifyを入れてav1とvp9をブロックする。
これでoctane2.0plusでベンチマークを取ると、なんとシングルで3桁という尋常でないスコアを叩き出すが、ブラウザそのものは軽快に動き出す。タブ一個開いただけでCPU使用率が100%に張り付いたりしない。動画もGPUが再生支援できるようになり、初代atomでも360pで再生できるようになる。再生後に安定すればCPU使用率は50〜70%くらいで推移する(youtubeだと落ち着くまでに90秒くらいかかるが)。少なくとも再生前のサムネで100%のまま1分も待たなくて良くなる(まず読み込が数秒で終わり、続いて描画に数秒かかる。2コアしかないのでこれは純粋な作業時間)このときでもブラウザで新しいタブを開いたり、別にアプリを立ち上げてCPU使用率を確認したりできる。
そこで出た結論。初代atom、別に遅くないじゃん。仕様なりの速度は出ている。
問題は、最初に扱わされたOSがXPはともかくWindows7だったこと(メモリ問題)、そして、その後のブラウザ戦争の影響で、JAVAスクリプトが過度にCPU資源を食いつぶしたこと(CPUリソース問題)、さらにはCPU脆弱性の緩和策が主としてCPU性能を落とすことで実現したこと(安定性と高速性が両立しなかった問題)、とどめがCPUがいくら拡張命令セットを実装してもだれもこの命令セットを利用しようとしなかったこと(ブラウザのCPU世代に対する互換性の問題)
これらがこの15年にいっぺんに押し寄せてatomプロセッサを「ゴミ」という烙印を押す結果になってしまった。
今回インストールしたThoriumというブラウザは、拡張命令セットを使えるように作られたChromium派生ブラウザで
thorium.rocks
拡張命令セット別に4種類存在する。無論32bit版も存在する。HPではリポジトリを登録してaptでインストールする手順が書かれているが、拡張命令セットが違うと互換性がないので動作しない上に、リポジトリから落ちてくるdevファイルをこちらでは選べないため、必ずアップグレードで間違ったバージョンが落ちてきて動かなくなる。devファイルを直接インストールするのがセオリー。
インテルの石だと拡張命令セットがとこまで対応しているか、わりと明示的に示されていることが多いが、AMDのAPUの場合、SSE4までしか実装されていないはずの石に、AVX拡張命令版を入れても動作することが多いので、どれが動くか一通り入れてみることをおすすめする(ただし、現状Linuxmintではインストールできないらしい。現象は再現するが理由は不明)
ぶっちゃけ、低スペックの石でブラウザをサクサク走らせるためにはJAVAスクリプトを全部切っちゃえばいいです。youtubeのHPにアクセスしてもCPU使用率が0%のままという夢のような世界は一度体験すべきです(何も表示されませんが)
昔の記事をひろうと、atomでyoutube再生するとHD動画はカクつくがそれ以下なら問題ないと書いてあって、どうしてこんなにブラウザが重くなったのかあぁと考えることしきりです。もっと切り詰めたい。
追記:atomと名乗らなくなったCeleronNシリーズでさえ、上記を設定してやれば720pで再生できる。そこには1080pの壁があるけど、これは何なんだろうね。。。
追記2:CPU脆弱性の緩和を切る手順(取扱注意)
taktak.jp
ちなみにintelだけの問題ではなくAMDの石にも同じ脆弱性があり、intelは「AMDの緩和策は効いてない」と非難してたりするw