Motto/タンポポ
まもなく消滅するタンポポの2ndシングル。河野伸アレンジ。河野伸の離脱がハロプロ楽曲に決定的な変質をもたらしたことを今さらながら思い知るブラコン歌謡。平田祥一郎が「つんく♂さんはダンス☆マンさんにアレンジを依頼したいんじゃないですかね」と自作のディスコ系作品について語っていたが、むしろつんく♂が帰ってきて欲しいのは河野伸の方ではないかと思う。
乙女の心理学/モーニング娘。
50年代ツイスト歌謡調の「乙女の心理学」 アルバム曲だが典型的なつんく♂節が聞ける。
太シスに通じるディスコ歌謡ナンバーである気まぐれ。
河野伸担当最終作品。タカハシズム全開の硬質なイントロに震えが走る傑作。この延長線上にプラチナ期もHigh-kingもあった。名義こそつんく♂主体だが、高橋愛の趣味がほとばしるアイドル歌謡の常識をあっけなく千切るストリングスアレンジに注目。Destiny Loveの原型となった作品ではないかと思う。結局、この路線は商業的に成功することがなかった。
おまけ
さよなら「友達にはなりたくないの」/高橋愛
たいせー作曲の後藤真希作品。いかにも高橋愛好みなラインである。編曲、鈴木Daichi秀行。河野伸は淘汰され、この路線が残った。