- アーティスト: 東京女子流
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2011/05/04
- メディア: CD
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いよいよアルバム発売が迫る女子流。
鼓動の秘密/東京女子流
PerfumeのPVをさらにシャープにしたようなモノトーンのPV。曲はウエルメイドされたavexスタイル。
ももクロにせよ女子流にせよ、スタイルからポストPerfumeをターゲットにしているのが伺えるのが面白い。
基本的に日本のアイドル史は
キャンディーズ→ピンクレディ→松田聖子→(アイドル冬の時代)→SPEED→ZONE→Perfume
というステップで変遷しているように感じる。一方でアイドルと称してはいるが実は別の方向を向いている「アイドルっぽい別の何か」の路線が
おニャン子クラブ→(アイドル冬の時代)→ハロプロ→AKB48
という系譜で続いているという印象
アイドル冬の時代は「おニャン子クラブ」が混乱させた「アイドルの定義」のブレが産んだ「核の冬」であったように思う。桜っ子クラブさくら組ファンがこんな事言うのもなんですが。
そう言う視点から女子流やももクロを見ると「アイドル本流」の意地を見るし、夏菜子の「アイドルの定義を壊してしまえばいい」という言葉はむしろ「(おニャン子が破壊した)アイドルの定義」を「本来の意味へ向けて」再構築すればいいという「自分たちが本流であってAKBは紛い物だ!」的な確固たる意志を感じる。
一方で状況の見えないHapiness。
フレンズ/Happiness
ダンスのウマさでは圧倒的なスキルを誇るLDH勢(ももクロ6番目の女、有安杏果がここの出身)ダンスを見ているだけで圧倒されるが、曲調はいまいち古臭い。ここいら辺の改善が課題か>Happiness
Perfumeが「回復」したアイドルの「意味」を継承発展するのではなく、ももクロと女子流に課せられたハードルはアイドルの「価値」(あるいは価値観)の「回復」だろう。アイドルというのは「ごっこ」ではなく、本来は切れば血の出る生身の肉体による苛烈な身体表現(Perfomance-Act)であるべきで、「アイドルごっこ」を自覚的に楽しむなんて言うのとは方向性が真逆な存在であるということを今こそ世の中に示してもらいたい。
それにしても。。。中野のチケットが欲しいよう(泣