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行く先不明のパソコンblog

早野先生の宿題

@hayano 先生がなぜだか土曜の夜にテストを始められた。即答が殺到したら「きちんとblogなどにまとめてタグ付けて提出です。それ以外は評価しません」とのお達し。全部はとてもわからないのでわかりそうな奴だけやる!

時間がないので泣きながらやる!



Q.【理系学生必修】今,半減期8日のI-131原子核が10000個あったとします.8日後に何個残っているか答えなさい.最初の数が2個の場合はどうでしょう?

A. 半減期原子核の崩壊によって残った原子の数が確率的に1/2となる数字であるから、確率的には5000個。実際には10000個かもしれないし、0個かもしれないが、5000個を中心とした分布になるはず。2個の場合も同様で1を中心として2か0までの値を取る。

Q.【物理学生必修】ヨウ素(I-131)が検出されたと報じられています.I-131であることを確認する原理を,100字以内で述べよ.

A.ヨウ素単体であればデンプン反応。放射性同位体の同定までするのであればであれば測定器でβ線γ線が検出されるかを確認(57文字)


Q.【物理大学院生必修】I-131を検出するのに必要な測定器と,その測定原理について述べよ

A.ガイガーガウンターと霧箱。でいいのかな。ごめんなさい。

Q.【医療従事者必修】報じられている「1キログラム当たり1万5020ベクレル」とは,何をあらわす単位か,即答してください

A.1キログラムの試料中に含まれる放射性物質原子核が崩壊した個数が1万5020個という意味


Q.【地球物理学生必修】天然放射線による被曝量が,その人が住んでいる地域によって異なる理由を,簡潔に答えなさい

A.地磁気と標高の影響で宇宙線による被曝量が異なる。高緯度地域は高く(極点)。また標高が高ければ高い。地磁気特異点ではまた異なる。また、環境中における自然放射性物質(天然ウラン花崗岩、火山地帯、ラドン温泉etc)の多寡によっても大きく左右される。


Q. 【理系院生選択】放射性物質の崩壊とPoisson分布の関係について簡潔に述べよ.

A. 放射性物質の崩壊は確率によって示されるが、ある一定数の放射性物質の崩壊の確率の分布はポアソン分布に近似する。


Q.【理系学生選択】測定値15020 Bq/kg などと報じられていますが,同じサンプルを,その直後にもう一度測定するとどうなると考えられるか,簡潔に記しなさい.

ポアソン分布によって示される値に近似する。はず。測ってみないと実際はわからない。

Q. 【理系学生必修】報道やWebで使われている単位, Sv, Sv/h, Gy, Gy/h, Bq, Bq/kgについて,簡潔に説明してください.

A.シーベルト(Sv)は人体に対して与える放射線の影響を示す単位であり、式はSv=放射線荷重係数(放射線の種類によって異なる)×Gyで表される

Sv/hは一時間あたりに人体に放射された「ある種類」の放射線の線量積分

Gyは、物体が吸収した放射線量を示すSI単位。

Gy/hは、物体が1時間で吸収した放射線の線量積分

Q. 【医療関係者必修】I-131,なぜ牛乳なのか.牛肉はどうか.即答してください.

A. 環境中に暴露されたI-131は大気中に飛散したあと降下し、牧草などに付着する。これを乳牛が食べる。甲状腺などに吸収されなかったI-131が最終的に乳という経路を通って体外排出される。経路的には牧草→腸管吸収→リンパ・血液→乳腺→体外排出となる。牛肉にはI-131は蓄積せず、また過剰分のヨウ素は牛乳や尿によって体外排出されていると考えられるため、牛肉は問題なしと判断する。



とりあえず、自分の知識で答えられそうな範囲だけ回答してみました。(ちょっと表記を修正した)