昨日の凡作論争なんですけど、たしかに2007年路線で何を今更感はありありなんですよ>どエレクトロなテクノ歌謡チューン
ここからは「カラフル」は生まれないこともわかってる。リアル2007年じゃないんだからこの音に「驚き」がないことだってわかってる。しかし、そんなコトぁ不自然の低評価(メンバーの)が出た自体で内部的にも自覚されてることはあからさまなわけで、にもかかわらずなんで今更コレやってるのかっていうことですよ。
Perfumeっていうのは2002年以来ほぼ一貫してエレクトロニックダンス歌謡をやってるユニットで昨日今日この世界にやって来たわけじゃない
プロデュースミスでそれ以外のジャンルをやらされたのは「アキハバラブ」(アキバ系トランス歌謡)/の時と2008年~2009年の間の徳間主導の青春頑張ろう歌謡路線の間の2回しかない。
Perfumeは売れようが売れまいが地道にエレクトロニックダンス歌謡をやって来たユニットであって逆に言えばそれ以外のノウハウのないプロダクション体制を自然に作り上げてしまったユニットであると言える。
新鮮味がないと言われようが何と言われようがエレクトロニックダンス歌謡がPerfumeのスタイルだし、そこが彼女たちの属するジャンルなのだ。凡作論争の肝はジャンル音楽という考え方を認めるか否かに掛かっているように感じた。
Perfumeの2007年回帰路線は断絶したエレクトロニックダンス歌謡ユニットとしてのPerfumeの「ジャンル復帰宣言」でありそれは今回のシングルで一応の完結を見た様に思う。
2007年回帰路線で一番怖かったのは「今更ポリリズム」と揶揄られてしまうようなキラキラ系乙女ハウスをぶちかまされてしまう事で、そう言う「ど真ん中」なシロモノが出てこなかっただけマシと思うべきなのだ。
続く新作がどのような音になるのかはわからないが、ただ確実に言えることは「聞き手を選ぶ」傾向はこれから加速するだろうということだ。なぜならそれが「ジャンル音楽」の特徴であり宿命であるからだ。