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行く先不明のパソコンblog

J-POP不況は日本版アタリショック

アタリショック - Wikipedia

ここから学ぶべきことは多いと思うが、一方で、再販制の喪失が招くおそるべき未来も物語っていると思う。


ユーザーは再販制のない世界では勝手に安い(従って質が悪い)商品を買い、勝手に失望し、勝手に市場から離れていったのだ。


こうなるといくら質の高い商材を投入しても「高い」と言われて売れなくなるという未来が待っている。


再販制是か非か。難しい問題だと思う。

このアタリ問題、PCゲームは関係ないというところに示唆が隠されていると思う。つまり、音楽に置き換えると現場で「使われている」ような音源やネットで「内容を確認できる」ような音源は関係がないのだ。質の悪いものを内容の全貌を確認させないまま宣伝だけで認知させ(TVSPOTやTVサイズ音源で)、誤って何割かが買ってしまい勝手に内容に失望し勝手に市場から去るというJ-POP不況のデススパイラルは、内容を確認させてから買わせることのできる音楽とは無縁だ。ゴールデンボンバーが今年ブレイクしたのも(そもそもライブでは人気があったがCDが売れなかった)ネットでそのパフォーマンスの「中身」が認知され「これは買ってもいいかも」と思わせたためではないかと思っている。

Perfumeはその先駆者であり、一方で身内の手でその貴重な資源を潰された被害者であるという複雑なスタンスを持つ。PerfumeのPVは上げた途端に消され、オフィシャルが上げるのが遅すぎて充分な認知が得られないままリリースされ、上げられたオフシャルによる音源・映像は「あっというまに」無価値化するというデススパイラルのさなかにある。

まだ好き好んでPVを上げてくれるモノ好きがいるうちはいいが、これがオフィシャルだけになるとまずいことになるように思う。ここ長くなるので割愛。