リンゴ追分
リンゴ追分にはSP時代に吹きこまれたモノラルテイクとLP時代に吹きこまれたステレオテイクが存在する。基本馬子唄ということらしいがはっきり言ってスローテンポのウエスタン歌謡である。
まず近代和声と変拍子が渦巻くモダンジャズ版のステレオテイクをお聴きいただきたい。まず美空ひばり以外には日本人でこの曲を歌いこなせる者はいまいとしか思えない絶品のモダンジャズボーカルである。
美空ひばり/リンゴ追分(ステレオ)
ちなみに、SP版ステレオ版あわせてこの曲は130万枚売っている。売れる曲というのはそれくらい売れるものなんだ。
美空ひばり/リンゴ追分(SPテイク)
ピチカートによるベースが素晴らしいSPテイク。音の重ねは常識的で飛躍はないがとにかくベースラインのカッコよさだろう。あと、語り部分が自然w