ディスコ天国 / Mitchie
三橋美智也がMitchie名義でリリースした正調J-DISCOの傑作、ディスコ天国。演歌独特のペンタトニック唱法と三味線ベースのトリッキーな変拍子によるリズム進行、この人達にとってディスコはまさに「自分たちのテリトリー」の音楽だったのではないだろうか。リズム民謡の域を遥かに逸脱した和製レアグルーヴとしてもう一度ここらは再評価する必要があるように感じる。
新宿ディスコナイト/
ボーカルが入るまでは異常にカッコいい新宿ディスコナイト。ボーカルが弱いし、ストリングスが一本調子過ぎる。
ディスコ・お富さん/Ebony Webb
ベースラインが無駄に強力な「ディスコ・お富さん」このベーシスト誰?
沖縄ディスコナイト/翔ゆたか
どう聞いても宙明ヒーローソングな沖縄ディスコナイト。
ヨーヨー/太川陽介
悲運のディスコ歌謡と(一部で)言われるヨーヨー。いやだって、トラックが全然聞こえないじゃん。これも宙明ヒーローソングにしか聞こえん(筒美京平です)
恋のチャンス/B・B・S
筒美京平先生でもう一曲。ディスコというよりソウル歌謡。
ディスコソーラン節/森雄二とサザンクロス
ご当地ムード歌謡で知られる森雄二とサザンクロスがディスコに挑戦したシングル(らしい) 音質が悪いのがもったいない。これは踊れる!今回紹介した中でも屈指の名トラック!
ソウル怪人二十面相/Erly Byrd Sindicate
「クライムのテーマ」と並ぶソウルドラキュラ路線の珍盤、ソウル・怪人二十面相。これ、B面はセリフのないバージョンらしいので、それ誰か上げてくんないかな。だって、セリフ裏のトラック、カッコ良すぎるだろこれ。
おまけ
怪傑!ソウル・キャット/Hot Blood
ホットブラッドの2枚目、怪傑!ソウル・キャット。凄い邦題だが、ソウルドラキュラほどのインパクトはない。
リオの若大将/田沼雄一とランチャーズ
弾厚作こと加山雄三の引き出しの広さを改めて感じさせるサイケ演奏。そしてもう一曲
シェリー/田沼雄一とランチャーズ
上原謙の息子じゃなかったら加山雄三の人生はもう少し違ったものになっていたんじゃないだろうかと思わせるサイケ歌謡「シェリー」 ランチャーズは名前からベンチャーズのコピーバンドと思われることが多いが(代表曲が「ブラックサンドビーチ」であるわけだし)加山雄三の音楽性はもう少しだけ幅広かった。まぁ、もったいなかったよね。
おまけのおまけ
伊東きよ子 / 狂女
JAシーザーによる強烈なサイケ歌謡(リアルな意味で)、狂女。このアルバム、クニ河内も曲提供しているが、シーザーの圧倒的な才能の前には霞んでしまう。狂鬼人間を見たあとに聞くと非常にオツw