やっと最近ようつべにHillの音源がまとまって上がってきたようなのでここでぜひオススメしたい重要音源を傑作選として紹介!もちろんHillはコンプリートすべきアーチスト。
Andrew Hill/Judgement
ボビ鉢入りのアグレッシブなセッションからタイトル曲。後テーマ後の異常な盛り上がりを聞け!
Andrew Hill/Wailing Wall
ベーシスト2名によるカルテットという異常な編成で録音された第3作。録音直後にカタログナンバーを与えられながら長年お蔵入りしていた難儀な作品。
Andrew Hill/Dedication
当時のドルフィのレギュラーメンバー(ドルフィ、トニー、デイヴィス)とドーハム=ヘンダーソン双頭コンボのレギュラーメンバー(ドーハム、ジョーへン、ヒル)ががっぷり四つに組んだHill最高傑作から終曲を推薦。このアルバムは全曲傑出の出来!この曲の初期タイトルは「死体」。。。なんで?
Andrew Hill/Cantarnos
デビューアルバムからB面1曲目。ジョーへンがソロに入った瞬間のHillのバッキングが美しい!エヴァンス派ピアニスト最強のリズム感を持つヒルの真骨頂!
Andrew Hill/Black Monday
これも長期お蔵入りしていた第5弾。当時のレギュラー4にボビ鉢を加えたメンツ。再起第一作「エターナルスピリッツ」がこのアルバムと全く同じコンセプト、サウンドなのに唖然とした記憶が。はっきり言ってここからヒルの迷走が始まった気がするんだけどなぁ。。。
ちなみにヒル5部作の発売順は1→2→4→6→3→5の順。しかも、5枚目は1968年ごろまでお蔵入りという。。。当時のアルバムは吹き込み順やカタログNO順には発売されていないことまで調べていないジャズ評論家多すぎ。。。当時のカタログやダウンビートくらいは探して読みましょう。
BOBBY HUTCHERSON/Catta
ボビー・ハッチャーソンのBN第一弾にサム・リヴァースとともに自作曲で参加。リヴァースの無茶振りに対してだんだん熱が上がってくるヒルのコードバッキングに注目。後期ヒルはバックでこんなに弾かないのでこういう演奏は貴重。tpはフレディ・ハバード。
Andrew Hill/Hey Hey
変形ブギウギともいうべき奇妙なテーマを持つ曲。最終アルバムからA面1曲目。ほとんど弾かないHillが「どんな音を聞いて」それに音を「当てて」いるのかに注目しながら聞いていただきたい。
Andrew Hill/Poinsettia
最終セッションからの1曲。実際には最終日に録られた2曲が最高の出来。これはそのひとつ前のセッションの中の一曲。ヒルにしか聞こえない音を譜面化し弦楽カルテットが実際に音源化するというコンセプトでこのセッションは行われた。こんな音を聞いていたのかヒルは。。。