ジャズロックはプログレのジャンル内ジャンル。アメリカにはなかった音楽。なかったことはなかったけどそれは最終的にジャズを通り越してフュージョンに向かった。で、soft machineのTHIRD
The Soft Machine/Slightly All the Time
悪い曲じゃないんだけど演奏が長い。長さを構成で持たせようという気持もないのでただ長い曲が続くだけ。しかもリズムにグルーヴ感がないので長くなればなるほどかったるくなるという(グルーヴ感があれば長ければ長いほど高揚して行くはず)、これ、パートごとに個別の曲にして構成練ってやった方が良かったんじゃないかと。演奏そのものは非常にかっこよく悪くない。泣かせるところも多い。けれどこの構造じゃなぁ。。。という感じ。持ち換え含む4管3リズムでこの音というのはスバラシイと思う。特にオルガンの使い方が泣かせる。「蒼い炎」でもそうだけど、イギリス人にオルガン引かせると下手な黒人オルガン奏者よりうまいのが(ry
The Soft Machine/Out-Bloody-Rageous
エバーハルト・ウエーヴァー(b)作品的な音響からモダンジャズが立ち上がってくる演奏。ウエーバー的なイントロ、要らないんじゃないかなぁ。。。
Fifth辺りになると完全にヨーロッパフリーの世界に行っちゃてるし、けれど、同じ時期のライブ音源とか聞くとふつーの変拍子プログレバンドだったりするソフトマシーン。なんだかよくわからんバンドだ。
SOFT MACHINE/Drop
ジャズロックになるまで2分半かかるという恐るべき曲。前半のウェーバー風演奏だけ聞くとECMっぽい気もするけど。
SOFT MACHINE/As If
頭のド・フリーな感じがんかなかイカす。サックスのソロとエレピの対話が結構真剣にジャズしていて好感が持てる。けれどフリーじゃなくなってるのが残念。