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行く先不明のパソコンblog

世の中には不思議な耳を持った奴がいる

wikiフュージョンの項目に不思議な記述を見つけた

「16ビート」がその代名詞ともなっていき、後には、このジャズやロックなどがミックスされた音楽であるフュージョンの要素が、「8ビート」中心のロックなどにも、逆に取り込まれるようになる。そのことからも、現在の視点から判断すると、単なるミックスされた音楽というよりも、前述した「新たな独立した音楽ジャンル」という表現の方が相応しい。

ご存知のようにロックは「2ビート」の音楽。4ビートはジャズ、8ビートはR&B、16ビートはファンク/ディスコのそれぞれ代表的なビートである。レアグルーブは8ビート(ブーガルーなど)、ジャズファンクは16ビートとされるが、ここいらへんは実際は固定していない。

それはともかく、ロックを「8ビート」中心というのは不可解な記述だ。バスドラの「ズッ、ダン」「ズッ、ダン」の繰り返しがロックのビートでそれ以外の音楽との区別の基本だと思うのだけど、この筆者はなにを聞いてロックが「8ビート中心の音楽」と言う誤った認識を持つようななったんだろうか。


おそらくR&Bとロックの区別がついていないんだとは思うけど。。。



概要から読み直してみたんだけど。。。どうも、白人+ユダヤ音楽で成立したフュージョンが70年代以降の「新しいスタイルの」音楽であることがよくわかってないみたい。いわゆるラグ音楽(黒人+ユダヤ音楽)としての系譜の上に立つジャズファンクとは遠い親戚ではあっても「ユダヤ音楽」という仲介以外は無関係な音楽なのに、なんでか記述の大部分がラグ音楽畑の内容に費やされているという。。。フュージョンのそもそも起源は「貧しい系」の白人の子弟に2次大戦の影響でヨーロッパから移住してきたユダヤ人の音楽教師が音楽理論を教えたところから始まってる音楽(彼らの音楽的背景はあくまでもC&Wあるいはアメリカンロック=ロカビリー)なんだから、一次大戦前後に都市に流入してきた黒人にユダヤ人の音楽教師が音楽理論を教えることで成立したラグ音楽はまったく関係ないじゃん。なんでこんな根本的な間違い犯すの?いまの「スムースジャズ」のミュージシャン見ればジャズ関係ないってわかるじゃん。フュージョンてそういう音楽よ?


おそらくこの筆者には「ジャズ=ビバップ以降」と言う頭しかないんだろうなぁ。。。スイングとかはジャズじゃないのかなぁ