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行く先不明のパソコンblog

DVD Budoukaaaaaaaaaan!!!!!

とりあえずざっと見る。本編はNHKの画像を中心に新編集。いろいろ不満もあるが、まぁ、出ないよりはまし。

DVD2は、なんつーか、偽動夏大陸というか、豪華なPTADVDというか、複雑なシロモノ。注目は断片的に各所のライブ映像が見れるところ。そして、


Perfumeの掟


が、断片的ながら入っていること。NHKとはまったく異なるアングルで「近未来テクノポップユニット」とアナウンスが入ってコンピューターシティのジャケ写のポーズをとるところが10秒弱収録されている(音声は無し)


思うに、こういうレア映像は「素材」じゃないんだということを、TeamPerfumeに理解してもらいたい。これらの映像はパフォーマンスユニットとしてのPerfumeの「パフォーミング」の完成型であって、どんなにダメな映像であっても「記録されているということ」が肝心でかつ、それを「確認できること」が重要なのだ。

そのために、われわれは東西駆け巡って貴重な音源とかを掘り出したりしとるわけで(ゴミ箱まで漁る!)、それが「後の担当者の手に渡り」何がなんだか理解もされないまま捨てられてしまう前に、なんとか保存しておかなければならない。

これは1967年のBLUE NOTEでも起きたし、1980年の円谷プロでも起きた。そのたびに先人がうんざりするような「発掘作業」を途方も無い聞き込みと資料読みを重ねて「復元」するさまを繰り返し見てきた。

とにかく、制作会社は担当が替わると「いくら金をかけたものであっても」「どれほど歴史的価値があるものであっても」捨ててしまうのだ。そうなる前に何とかしなくてはならない。

音源がしまってあるはずのロッカーの扉を開けたら何も入ってなかったとか、作品名の書いたトランクを見つけたら空だったとか、会社を清算した際の廃棄された資産の目録に目的のマザーがリストされているのを目の当たりにしたりとか、マスター巻きしていたのが仇で未使用テープだと思われて反対側から別録音をかぶせられてしまい半分以上消されていたりとか、ついにセブンの予告音源を見つけたと思って検聴していたらよりによって史上最大の侵略(後編)だけ欠けてることがわかったりとか、とにかく、信じられないようなことが音源の発掘では起こった。あるべきところに目的のものがないと、それ以上は探しようが無いという事実にわれわれは何度も直面した。


どうせこんな映像は50年後には誰にも必要なくなるとか思っているのかもしれないが、1960年代の「リストには存在するのにテープの見つからない音源」を、今もみんなが血眼になって探しているケースは枚挙に暇が無い。50年後のPerfumeだって同じことだろう。そうなってしまう前に、なんとか、これら素材扱いされている「レアパフォーマンス」を、日付順にしてFC限定配信でかまわないから公開してもらいたい。公開さえしてもらえれば、なんとか保存される可能性は残るからだ。捨ててしまう前に、価値のわからない担当の手に落ちる前に、公開してもらいたい。


そういう複雑な気持ちにさせられたDVD2だった。見たいのはPTADVDの豪華版じゃなく、レアパフォーマンス。そう思った。