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パフュメンタリー「決断」 第23話「1RD作戦」

登場人物

小笠原兵団

・兵団長兼陸軍第109師団長 西脇中将

・第27航空戦隊司令 樫野少将

・戦車第26連隊隊長 大本中佐

平成20年9月末に海軍の空母が全滅し、実質的に連合艦隊は壊滅していた。また、1月より執拗に繰り返された根拠地兵力に対する「虱潰し」のため、各拠点に立てこもった友軍は弧絶状態に置かれていた。平成21年前半における陸海軍の組織的抵抗は皆無であり「攻められればおしまい」という非常に厳しい状態にまで追い込まれていた。

代々木第一体育館へ至る過程として、武道館、紅白歌合戦横浜アリーナと各拠点での攻防を重ねた結果、次の作戦として1RD新曲キャンペーンが行われることは明白であった。

当時、縦深のない新曲キャンペーンにおいては発売前のメディア露出を強力に行い実質的な戦闘は最初の1週間で収束させてしまう「水際撃滅作戦」が業界の常識であり、実質的には発売までの数週間のメディア展開と露出量で戦闘の勝敗が決するとされていた。しかし、艦隊航空兵力を失い、展開根拠地を破壊された時点で充分な事前パブが可能であるとも思えず、また、大本営の方針が代々木第一体育館での決戦に指向している状態で絶対的な物量をそもそも保持していないTeamPerfumeにできることは作戦方針の転換しかなかった。

樫野少将「3月の頭に配信した着うたを使って根拠地航空隊が敵艦隊に総攻撃をかけましたが、翌朝には反撃を受けアップした着うた全てが徹底的に削除されています。また発売まであと2週間を切ったというのにいまだ1枚のプロモ盤も試聴機に入っていない現状では、事前パブはまったく消費者に届いていないと考えざるを得ません」

西脇兵団長「これまでの島嶼戦は、水際で敵を撃滅し1週間程度持ちこたえていれば連合艦隊が敵を一蹴してくれるという根拠のない短期決戦計画に拠って立てられている。しかし諸君も知っての通り東京都の膝元であるにもかかわらずおそらくこの1RDには1兵の援軍も1機の友軍機も期待できる状況にはない」

西脇兵団長は樫野少将より艦隊の壊滅的状況についてその都度情報を提供されており正しい認識を持っていた。

西脇兵団長「この1RDは小さなシングルではあるがきわめて重要な拠点である。ここが簡単に落ちればその結果が続く代々木第一、さらにその後に控える3rdアルバム作戦に波及する影響大である。我が方の航空戦力は昨年来徹底的に破壊されつくし、今日に至るまで事前パブはほぼ皆無と言って差し支えない。そこで、この1RD作戦では水際作戦を捨て、全島を陣地化、敵兵力を要塞正面に拘引後、全火力でこれを殲滅することとする」

樫野少将「現在陣地は赤白青のワンルームがそれぞれ二階建てになるよう建設中でありほぼ完成に近づきつつあります」

西脇兵団長「各担当の作戦について以下のように定める。海軍は引き続きパッツンと美脚を強調し、必要であればスパッツを見せても構わない。また重力が横向きになる陣地では横になることも認める。戦車隊はおにぎりを基本とし、基本的に提灯ブルマの王子様スタイル、リンゴは可能な限り持ち帰る。陸軍は、これまでこだわっていた濃いメークをやめ基本ナチュラルメイク。またパーマも控え目にしポニーテールを装備し必ず耳も出す。さらにロングも一部可とするが、ピアスは不可としイヤリングでこれを代用する。また攻撃の合図は兵団本部が行うこととし各隊単独判断での攻撃は一切これを禁じる」

こうして1RD作戦は着々と準備を整えられ3月11日午前0時より各送り出し拠点で開始された。

当初、水際での激しい抵抗を予想していた攻略部隊は、ほとんど抵抗らしい抵抗を受けないままPV公開を迎えたため拍子抜けした状態でPVを成り行きのまま見続けていた。

曲終盤。途中、海軍砲台が許可なくミニスカのまま横になり沖合いの艦艇に直撃弾を与えた以外、王子様はオチ要員、お姫様のお星様はよく見ると指紋でいっぱいと言うような状態で曲は推移した。皿回しの際、右肩でヘッドホンを押さえるフリの細かさに感心していた兵士がこのPVはなんだかアップが少ないと気づいたとき、突然、攻撃が始まった。まず下半身を砂に埋められト-チカと化した戦車隊が発砲を開始した。続いて海軍砲台が火を噴いた。そして唐突に


天使がウインクした


TVとPCの前に座っていた全ての者がその爆発に巻き込まれ悶絶した。上陸部隊はおびただしい死傷者を出してその場に釘付けになった。


こうしておよそ1ヶ月にわたる1RDを巡る激闘が始まった。

編注 1RDは当時の硫黄島観測所の呼び出し符号。広島弁発音によるI-Ryou-Dimaから頭3文字を取って符号化したものといわれる。兵団内では通常この符号を作戦秘匿名として用いていた。