Talkin’ about !!!!!!!!!!!!!

行く先不明のパソコンblog

さらば京セラ

先日、ツァイスの新レンズはMマウントという話をしたのですけど、これは京セラツアイスではなく独ツアイスのようです。そして、そのボディとしてツアイス・イコン名義のボディが出る模様です。すでに独ツアイスのページに画像が上がっています。

ここまでツアイスはコンタックス名義で京セラと提携して民生用の銀塩カメラを販売していましたが、ご存知のように、現在のコンタックスは「なんちゃってコンタックス」で、実際にはドイツ設計のレンズなんてほとんどなく、まだ生産もほとんど日本国内、しかも、京セラどころかタムロンが作ってたりする惨状を呈していました。また、ボディについても、旧ヤシカ色が消えると同時に救いようのないものと化してしまい、もはや銀塩Nシリーズなんて、市場ではごみ扱いとなってしまう有様。もちろんNデジタルなる、なんだかよくわからないデジカメについても、ただの日本製のレンズなのにツアイスの名前がついただけでバカ高くなってしまうあほみたいに大きなレンズと使いようのないすばらしい性能のボディとの組み合わせという見事なまでコラボレーションによって、事実上死に体となってしまいました。

正直、こうなってしまうと、ツアイスとしては京セラとこのまま組み続けることは光学機器メーカーとしてのツアイスのブランド力を低下させるだけの働きしかしない、と判断せざるを得なくなったのではないでしょうか。ソニーのカメラについているタムロン製の安レンズにツアイスのブランドを使うことを許したのも、京セラの「富岡ツアイス」と「本物のツアイス」は別だよ、あちらは「タムロンツアイス」と同じ程度の意味しか持ってないんだよ、ということを改めて世界中に知らしめるための戦略的な意味があったのかと疑いたくなってしまいます。

いずれにせよ、ツアイスが京セラの存在を(事実上)無視して再びカメラメーカーとして市場に再参入したことは実に喜ばしいことです。

あー、でもなぁ…それならローライとまた手を組みゃいいのになぁ…あっちは最後の最後までツアイス製造のレンズ群に溢れてたからなぁ…(シンガポール製や日本製のレンズは膨大なカタログのごく一部です。ほとんどツアイス製はないというのは京セラの流したデマであったことが現在は判明しています。っていうか、富岡プラナーなんか最初の一本から富岡製でドイツ玉なんか一本もないからなぁ…ローライプラナーは最後までツアイス玉があったのになぁ<シンガポール玉は「併売」)