Talkin’ about !!!!!!!!!!!!!

行く先不明のパソコンblog

誤用の渦

http://www.sanspo.com/sokuho/0729sokuho053.html

文化庁発表による、最新誤用一覧。

ただし、この中で「全然」を否定と結びつく言葉としているのは明らかな誤り。これは昭和以降の誤用が定着してしまったものの典型例。「(事柄を)~全くする」という用例を見ても明らかなように本来この言葉は肯定表現と結びつきの強いもの。漱石が使った例が云々あるけれども、それ以前に漢籍をちょっとでもかじっていればこんな勘違いはしないはず。ただし、「とても明るい」と「全然明るい」は意味が違うので、この言い替えそのものは間違い。とても明るいは「ベリー明るい」全然明るいは「モアザングレート明るい」で、前者は単独で使う表現、後者は従前のものと比較して比較にならないほど状態が改善されている場合に用いる表現。日本語は難しい。全然平気はまた別の意味での全然の用法であったりして。