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行く先不明のパソコンblog

MX 19で音が再生されない場合

MX19で何故か音声が出ないことがある。なにが悪いのかわからない。ドライバを持っていないのかもしれない。

この場合、ミキサーに入って、音量が0になっている項目があるはず。speakerは100になっていてもHeadphoneは0になっていたりする。実はAlsamixerの出力割当が間違っているのである。Hedaphoneの音量を上げていくと。。。音が鳴る。バグってる。

手順
マルチメディアからAlsamixerを選び、F6でサウンドカードを選ぶ。デフォルトだと表示がPulseAudioになっているので適切なサウンドカードを選ぶとAlsamixerの設定画面に入れる。そこで音量が0になっている項目があるのでそれを上げていくとどれかにスピーカーのボリュームがあたっているので音が出るようになる。音がでるようになったらESCで終了。MX21だと手順違うっぽいけど逆に直ってるという話もあるのでMX19使っている人はこんな感じで。

余談 MXはantiXと比べて重い重いと言われる。たしかに重いかもしれない。でもatom N270でメモリ2GBというようなネットブック環境でも、KDEデスクトップで余裕でChrome立ち上がって動画再生できるので、ネットブック環境なら余裕でMX使えるはず、てかなんでもかんでもantiXってつまらなくないか。ちなみにHDDで全然行けるぞ。

追記
もずくを入れたのになぜか日本語入力できない!

これim-configでfcitxを選択してないことから起きるらしい。もずくを間違いなくインストールしているのになぜか日本語入力できない場合
コンソールから
$ im-config
と打つと普通にGUIの言語入力設定画面が立ち上がるのでインプットメソッド設定画面でfcitxを選択、ログオフして再度ログインすると日本語入力できるような異なります。このときにim-configが「そんなのありません」と表示された場合、fcitxのインストールに失敗していますから
コンソール画面から
$ sudo apt install --install-recommends fcitx fcitx-mozc
と入力してもずく関連のインストールをやり直しましょう。

andoroidのプリインストールアプリを消す方法

検索するとadbコマンドでどーのこーの意味不明な情報があふれている。本当に意味不明だ。

smartasw.com

これを使えば一発だ。課金するともっと消せるけどこれで充分だろう。うちのクッソ重かったdocomo版のXZ3、メモリ空き容量の改善とともにサクサク軽快に動く端末に化けた。コツは手動で消そうとしないこと。アプリが自動で消せる範囲でもそこそこ軽くなるし、もっと消したければ課金しよう。甘い考えでシステムアプリ消して文鎮化しても知らんぞわし。

OCNバッテリー異常消費問題の解決策?

このblogに興味深い記述がある
bike8615.blogspot.com

従来グローバルipのためにこの現象が起きるとされていたが、このblogによるとそれは違うという。

当方ではOCNのデータ専用SIMでも同現象を確認しているので、このblogの見解には全く同意できないのだが、念のために試してみる。

追記
実際にこの設定を行いXZ3と比較を行ってみた
ちなみに
XZ1 2700mA softbank端末 OCN
XZ3 3200mA docomo端末 Biglobe
である。そのうえでXZ1はある程度バッテリーが劣化していると思われる。

結果 バッテリーの消耗率が全く一緒になった。満充電から随時経過を確認しているがバッテリー残量の開きは1%前後に過ぎない(同じ数値である場合もあるということ)

どうも3Gをつかみに行って失敗しているという説は本当のようだ。セルスタンバイはもう解決したはずだがこんなところで生きていた。

ただ、この解決策だとiPhoneはどうしようもないことになる。iPhoneを使う場合は3Gの電波が潤沢に飛び交っている地域で使うしかないっぽい。ってか、3G停波を控えてOCNがsimの仕様を変えると言い出したのは、どうもOCNのサービスは何らかの理由で3Gに依存する部分があるのかもしれない。

全然電池を消耗しない。驚いた。

Linkstationにopenmediavaultをインストールする

今度はがらんどうのLinksatationを再活用しようという。

まず、Linksatationに所定の手続きでdebianをインストールする。

手順
 起動ディスク用のHDDを用意する。どうもSSDではうまくいかないのでHDD推奨。
 Linuxを立ち上げてgpartedを起動。起動ディスク用のHDDにパーテーションを4つ切る。Windowsで使っていたHDDの場合、念のためここでgptに変換しておく。
 ポイント 第一パーテ-ションは必ずext3でフォーマットすること。これはLinkstationからはext3しか見れないため。これが/bootになる。サイズは1024
      第二パーテ-ションはext4でよい。サイズは8192。これが/ ←rootということ
      第三パーテ-ションはswap。サイズは512。またはその機種のRAMの倍の容量。
      第四パーテ-ションはデ-タ領域。ext4でフォーマット。ここは/homeでも/dataでも適当に名前を付けておく。

次にgithubからLinksatationをdebian化するためのファイル(initrd.buffaloとuImage.buffalo)を入手して第一パーテ-ションにコピー。これは機種別になっているので自分のLinksatation用のファイルを用意すること。

用意したHDDをLinkstationに取り付けて電源を入れる。しばらくするとインジケーターの点滅が終わるのでインストーラの起動が終わったことがわかる。円滅が続く場合失敗しているのでやり直し

DHCPで振られたipを調べる。macアドレスから逆引きするとすぐにわかる。
自分のコンソール(widowsでもlinuxでも何でもいい)から
installer@(DHCPで振られたアドレス)
password:install
インストーラを起動させる

ここからは普通のdebianインストール手順になるが注意点がある
パーティショナイザーが立ち上がって内蔵HDDが使用できるようにするステップが入るのだが、この時調子に乗って第一パーテ-ションをext4でフォーマットしてはいけない。内容を保持したままフォーマットできるのでついやりたくなってしまうが、上に書いたようにLinksatationが読めるのはext3だけなので起動できなくなる。ここは注意が必要。
第二パーテーション以降はdebianが読みに行くのでext4で大丈夫。ここ以外にポイントだと思う。swap領域はすでにフォーマットが済んでいるので、第二第四領域を使用できるようにしてディスクの設定を行えばあとは自動的に進む。そんなに時間はかからないのでサクサク進む。

再起動するとほどなくしてdebianが立ち上がるのでコンソールからsshでまずユーザーでログイン。続いてsuでrootいなった後最初にやるのがsudoのインストール。なんと素のdebiaのためsudoが入ってない。
apt install sudo
でよい。ちなみにsudoは初期段階でrootは設定ファイルにいるので、あえてユーザーを設定しなくてもよい気はする。どうしてもユーザーからsudoで何か実行したい人はvimで設定ファイルを編集するとよろし。今はrootで入ってるので不要と判断する。

続けて次のコマンドを打つ

time wget -O - https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install | sudo bash

前回(F4-220にopenmediavaultをインストール)の奴と似てはいるけど挙動が違うので機種別でなにかがちがうっぽい。詳細は不明。おそらくインストールできるバージョンが違うのかも。

頭にtimeつけてるようにかかる時間、を実測してみたけどインストールに50分弱かかった。。。うーん

あとは再起動後、ブラウザからipアドレスを入力すればおなじみの管理画面が立ち上がります。お疲れ様。

ちなみに、Linkstationのくせのある電源の切り方について説明します。普通に切ると切れないかまたは再起動してしまいます。

手順
 ①Linksatation本体の電源スイッチを切る。この状態では電源は切れないので安心して切る。電源コードは絶対抜かない!
 ②openmediavault(またはdebian)からシャットダウンコマンドを打つ。本体からの反応ががないと思うが気にせず待つ。
 ③しばらく(10分くらい)するとファンが止まって静かになる。HDDの電源が切れない場合もあるようだけどもう読み書きしていないので大丈夫。
 ④電源ケーブルをここで抜く。

 これで安全にシャットダウンできる。①と②は連動していないようなのでどちらを先にしてもよいと思うが②だけだと再起動するので手順としてはこの順番がおすすめ。

実使用時の仮想 遅い。データの読み書きが激しく遅い。小さいデータであれば公称の53MB/sec出るのだけど、ちょっと大きなデータのやり取りをすると半分くらいの速度しか出ない。CPU使用率を見ると100%になっているのでarmが非力すぎるものと思われ。また2ドライブしかない箱だとRAIDが組めないことも判明。標準的な2ドライブ機だと片方のドライブがOSに占有されるので、実質1ドライブ機としての活用になる。まあ、起動ディスクの第四パーテ-ションを無理やりデータ領域としてマウントするやり方もあるんでしょうけど、そんなことしたら壊れるよねふつう。

LinkstatonのおおもとのOSは平気でそれやってるので、そりゃあ簡単に壊れるし、壊れたら直らないよなぁと思った。なんでUSBブートさせる程度の知能がないんだろうダメルコ。

追記 openmedivaultはver2以降armelのサポートを打ち切っているためにLS-WXLにインストールできないことがわかった。debianまでは余裕で入ったのでこれからどうするかは思案中。

TERRA MASTERのNASにopenmediavault 6をインストール

実はかなり前にTERRA MASTERの4ベイNAS、F4-220を購入していた。メルカリで「起動しない」という物を購入したもの。実際に何度起動しても初期導入画面しか出てこない。ファームの欠陥だと思うけど、なぜかファームが公開されていないのでぱっと見対処不能である。

まあ、ンなことは原因はすぐわかるので、分解して「起動してしまう」内部のUSBメモリを外して解決。

分解して改めて眺めてみると、このNAS、非常に拡張性が高い。現行機種はもっとすごいようだけど、オープンアクセスできるドライブベイが4つ、分解しないとアクセスできない(つまりOSインストール用の)シャドウベイが1つ、外側にUSB端子が2,内部に2つ。LAN接続端子は1つしかついていないが、実は基盤にはコントローラが2つ実装されており、基板上にコネクタのパターンだけ存在する。やろうと思えばこのすべてから起動することが可能だ。いやー潤沢潤沢。

しかし、このF4-220 、標準のTOSというNASアプリケーションに癖があり、実は全く使い物にならないのだった。

致命的な欠陥:既存のドライブをマウントする手段がない(!)

こんなもんどうして商品として売ろうと思ったのか。既存のドライブをマウントしようとする場合USB接続しなければならないのだ。これでは無線LANルータのあまけNASと一緒であるである。もちろん空のドライブを初期化してストレージプールなる概念で取り扱うことは可能だが、えー、1GbLANつかって何テラバイトものデータを外部からぽちぽちコピーするのは悪夢でしかないので、この時点で終わってしまった。

いや、普通にマウントさせてくださいよ。なんですべてのlinuxで標準的にできる機能がふさがれているのか。

というわけで購入したきりほったらかしだったのだけど、openmedivautがバージョン6をリリースしたことがわかったので、これを入れてみることにした。メモリを増設して4GBにして、いつものようにVentoy経由でインストールしてみた。

Ver5とはかなり設定画面が簡素化されているため「むしろわかりにくい」ため四苦八苦したけれど、わかってしまえばシンプルな分簡単にドライブを公開することができるようになっている。
さて、openmediavaultを使う理由は簡単でAria2使いたいからで、拡張機能にOMV-extrasをインストールしようとしたのだけど。。。

なんとver6から仕様が変わっていて、sshでrootで入ってコマンドラインからインストールしないといけない仕様になっていた(驚
GUIの意味が全くない。

前回の記事でも書いたように、まず

ssh -l root 192.168.0.XX

でrootでログインする。前回はChromOSにlinuxを入れてコンソールを立ち上げてやってみたが、Windows11のWindows Treminalは(方言を持っているが)sshコマンドが通るので今回はこれを使ってF4-220に入ってみた。このとき自分のユーザーフォルダに.sshというフォルダが作られここにsshkeyが保存される仕様になっている。これは後で使うので覚えておく。
rootで入ったらそこで

wget -O- https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/packages/raw/master/install | bash

と打ち込むとインストールが始まる。一回だけ許可を求められるのでyesと打ち込んで後は待つ。インストール完了後サービスを起動するために再起動する。

さて、ここでぜひ入れたいプラグインがある。folder2ramプラグインだ。openmediavautは仕様でメディアに対して極端に読み書きを行うソフトである。このため一般的なフラッシュメディアで運用するとすぐに寿命を使いつぶす欠点がある。もちろんSSDであってもこれは気持ちの良い仕様ではない。folder2ramは頻繁に読み書きを行うフォルダをram上に展開しそこで読み書きすることでメディアの損耗を避けて寿命を延ばすプログラムである。ラズパイなどではOS本体はsdメモリにインストールされるためこれがないと使い物にならないため、おなじみの人も多いと思うが、openmediavauktではver4からこのプラグインをサポートしていた。openmediavaultをUSBメモリにインストールし、内部のUSB端子から起動して運用することがこのプラグインで可能になる。

んで、まずSSDにインストールして様子見したopenmediavaultを、今度はUSBメモリにインストールを行った。SSDと同様に設定を行った後、sshでrootでログインしようと思ったところ。。。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
@ WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED! @
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
IT IS POSSIBLE THAT SOMEONE IS DOING SOMETHING NASTY!
Someone could be eavesdropping on you right now (man-in-the-middle attack)!
It is also possible that a host key has just been changed.

と表示されてログインを拒絶されてしまう。これは.sshに保存されているsshkeyの内容が矛盾するために起きることなので、ユーザーフォルダ内の,sshフォルダに入りknown_hostsファイルを消すことで解決する。もちろんこれを全部消すとまずいというなら、エディタで開いて該当行だけ消せばよい。ちなみにこのやり方はこの表示と一緒にknown_hostsファイルの場所まで表示して「これを確認してちょ」と書かれているのでその通りすばよいだけではある。とはいえ最初は面食らったw

ちなみにこれには設定みたいなものはなくて、サービスとして自動起動させれば後はほおっておいてよいものらしい。

というわけで内部USBから起動させることでベイが5つ使えるようになったF4-220だが、NASとしての性能は平凡である。LANが今となってはの1GbLANなのでどう頑張っても速度は116MB/secくらいしか出ない。USB3.0端子がついているのでここにワンチャン2.5Gbのアダプタをつけてどうかというところだが、内部のSATAがSATA2で律速されているので速度向上にはおのずと無理がある。ここら辺旧機種なりの限界であるが、それでも普通に理論値でデータのやり取りができるので軽快だし快適だ。

というわけでF4-220の活用がやっと始まった。TOSはバージョン上がるらしいけど、せめてドライブのマウント機能がついてないといずれにせよ使い物にはならないと思う。改善を期待したい。

追伸:SSDを使わない場合、HDDでの運用になると思うけど、さすがに4台のHDDは動いてたらうるさくて宅内では使い物にならんように思う。ストレージ>ディスクでHDDを選択して編集を押すとスピンを制限できるので必ず設定しよう。別に書き込み速度に影響が出ることもない。必ず設定すべし。

宿命の対決!富士通STYLISTICS Q550&552兄弟VSベントイ!

このブログでは毎度おなじみ富士通の法人向けタブレットSTYLISTICS Q550&552。中身の基板も含めてそっくりな外観なので兄弟機のように思われがちだが、実は中身はかなり違う。

STYLISTICS Q550/C
SSD 30GB(halfSATA)
メモリ 2GB(固定)
CPU Atom Z670 1.5GHz

STYLISTICS Q552/E
SSD 60GB(halfSATA)
メモリ 2GB(固定)
CPU Atom N2600 1.4GHz

両機ともにプリインストールOSはWindows7 proのためWindows10に無償インストールすることができる。
CPUを見てもらうとわかると思うが同じような外観なのにCPUの世代がCedar TrailとOak Trail で1世代違う。この世代差が出るためか、Windows10の対応がかなり異なり、Q550が途中でアップデートできなくなったのに対してQ552は現時点でも自動で更新告知が入ってくるため最新(現時点で21H1)のWindows10で使用することができる。自動更新告知が我が家で一番早かったのがこのQ552だ。さすが法人向け機種である。

が、しかし、この2機種、今となっては非力な機種であり、かつ、GPUが悲劇のPowerVR系であるためWindows10ドライバが存在しない。Q550は無理やりインストールできるが、Q552は何をやってもだめ。ネットを調べてもトリッキーな手法で成功した(実質は失敗してるが)事例が見つかるだけで成功例はない。

Q552にはマイクロソフト標準ドライバが当たっているが、縦横比がおかしい。。。使い物にならん。。。

そこで、Windows10をはなれて別のOSを入れたくなるのが人情だが、ネットで調べてもらえばわかる通り

入りません

わずかにQ550にubuntuを入れたが重くて使い物にならなかった、という報告を見ることができたが、Q552については全滅だった。実際にやってみると、起動の途中で止まってしまいインストールはおろかライブ起動すらできない。ubuntuのには確かに起動したが、確かに重くて使いも二にならなかった。

しかし、Windows10は入るのにLinuxは入らないというのは何かおかしいと思わないだろうか。2012年以降の富士通機には様々なトラップが入っていてLinuxを入れさせないようにしているといううわさもある。
富士通はどうもLinuxを憎んでいるようだ、というのが各種富士通タブレットLinuxを入れようとしたユーザーの共通した認識のようである(あくまでも海外の複数フォーラムをざっくり読んだ感じの印象)


それぞれのトラップについて説明する。各機種の末尾に?C ?Eなどのバリエーション記号が入っているがこれはトラップの種類か異なることを示している。したがって、ここから記述するトラップとその回避策は機種限定である、

Q550/C...クラスタサイズトラップ。クラスタサイズが4096以下の外部媒体からのインストールでないとクラスタサイズチェックでメディア異常と判定してインストールをはじく仕様である。信じられるかいこんなこと真面目にやってるんだよ?正攻法で突破するには4GB以下のメディアを使用すればインストールができるようになる。富士通は異常だ。

Q552/E...64bitトラップ。 32bitOSをはじくように設定されている。N2600でメモリ2GBだからつい32bitOSを入れたくなる。そこをはじくようにわざわざ作ってある。正攻法で突破するには64bitOSを用意すればよい。明らかにこれ作ったメーカーは異常だ。そんなにLinuxが憎いのか(w

というわけで、仕掛けさえさえわかってしまえばあとは簡単にインストトールできるようになるのだが、いちいちRufusでインストールメディアを作るときにクラスタサイズを4096に決め打ちしたり、同じOSなのに32nitと64bitでUSBメモリを1本ずつ用意したりとかそんなめんどくさいことやってられるか富士通


そこでおすすめしたのが奇跡のマルチOSインストールメディア作成ツールVentoyことベントイである。
bluetone2016.hatenablog.com

Ventoyを簡単におさらいすると、インストールメディアにできる媒体はHSS SATASSD microSD USBメモリ 外付けSSD NVMeSSDなんでもござれの万能ソフトである。

手順 
①どうせ相手はUSB2.0でしかデータを読まないのでリーダーに16GBのmicroSDカードを知れたものをVentoyでブータブルメディア化する。
②ventoyはこのカードの中に二つのドライブを作る。VentoyとVentoyEFIだ。後者は起動領域なのでそのままにして、Ventoyドライブをフォーマットする。この時にクラスタサイズを自動ではなく4096に設定する。使うメディアのサイズが128GBであっても同じことである。
③フォーマットが済んだmicroSDカードにQ550/C用に32bitOSをQ552/E用に64bitOSを適宜コピーしていく。

これで2つのタブレットで共通に使えるOS総当たり戦用のメディアが完成した。だいたい3種6本くらいのisoファイルが入る。

VS"Q550/C"戦
Ventoyを入れたディスクから起動して、ISOファイル選択画面で32bitOSを選ぶ、ここで64bitOSを選ぶと、32bitマシンには64bitOSは入らないという経験値を稼げる。これまでのやり方ではこのエラー表示すら見ることができなかったので格段の進歩である。エラーをはくということは正しい手順で進んでいるということだからだ。
32bitOSを選ぶとLive起動の選択画面に入ることができる。念のためおまじないでForcePAEコマンドを打っておく。それからEnterで起動。
ざっくりantiXとMX linuxを立ち上げてみたが特に何の問題もなく立ち上がる。おそらくほかの軽量ディストロでも問題ないはずだ(国産のkona Linuxは最初うまくいったが2回目以降Wifiアダプタを認識してるが、アクセスポイントに接続できないというトラブルが起きて試用を断念した)

VS"Q552/E"戦
Ventoyを入れたディスクから起動して、ISOファイル選択画面で64bitOSを選ぶ、ここで32bitOSを選ぶと、エラーを出すまでもなくハングして終わる。Ventoy出現前に繰り返し見た光景だ。だがもうそんな時代は終わった。64bitOSならなんの問題もなく立ち上がる。今までの経緯が信じられないような光景だ。
anti XとMX linux、そからLinux mint cinnamonを起動させた。いずれも何の問題もなく起動した。何よりも感動したことはWindows10ではつぶれて表示されてていた画面が正常なアスペクト比で表示されることだ、動画も再生されるためきちんとしたドライバが当たっているような感じがする。PowerVRのドライバ問題がここで解決した。

というわけど、複数のOSでの動作確認が完了した。もちろんタッチも効く。全く問題なく動作できるようだ。

富士通のQ552/Eをイオシスで購入してから果てしなく長い時間がかかったが、これでなんとかマルチOSへの展開を果たせたようである。

とにかく、Ventoyがすごい!凄すぎる!Ventoyとにかくおすすめ!

Windows11をクリーンインストールするとドライバが当たらない

f:id:bluetone2016:20210715100439j:plaininsiderpeviwを使ったWindows10からのアップデートの場合はドライバ類で使えるものはそのまま引き継がれるようなので問題はない様子だが、uup版のisoファイルからクリーンインストールを行うと未検証のドライバはインストールされないようだ。その場合、やむを得ず手動でWindows10用のドライバを入れることになる。吉田製作所がモニター真っ白状態で終わったのはこのドライバの問題だと思われる。

挙動を調べる限り、Windows11用にディスプレイドライバは相当メジャーなものでも用意されておらず、結果としてマイクロソフト標準ドライバ(since 2006)がインストールされる。これにより標準ドライバでは動作しないGPUはここで死ぬ。吉田製作所はここで死んだ。

ところが、マイクロソフト標準ドライバはディプレイオーディオをサポートしておらず、HDMIやDisplayport経由で接続したモニタから音は出ない。有線で繋ぐか、別途bluetoothで外部スピーカに接続してやる必要がある。インテル ドライバー&サポートアシスタントをインストールしても「このシステムに入れるドライバーはない」と表示される。

仕方ないので手動でドライバを入れる必要がある。

downloadcenter.intel.com

正式版とベータ版が存在するがいずれにせよサポート外のWindows11に入れるのだからどちらも安定しないこと前提だ。ここは黙って最新のベータ版をインストールする。

ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックしてしばらくすると(けっこう時間がある)インストール画面が立ち上がる。インストール可否の判定ののちインストール実行。途中で一瞬ディプレイが暗くなったのちに明るくなる。この時点ですでにディスプレイオーディオはインストールされているが手順に従って再起動。

これで問題なくモニターから音が出るようになった。

Windows11は評価版なので積極的に評価して行こう。その結果は各ベンダーにどんどんフィードバックしていこう。そうすることによってあなたのハードウェアでWindows11が安定動作する可能性がますます高まるのだ。