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行く先不明のパソコンblog

セキュアじゃない環境にWindows11をクリーンインストールする方法!

Ventoyを使ってWindows11を最短5分でクリーンインストールできるといっても、しょせん対象は第八世代以降のCPU搭載機。対象は限られている。つまらん。

と、いうわけで、小細工なしで第七世代以前のCPU搭載マシンにWindows11をやっぱり5分くらいでインストールする方法を教えちゃうよ!

まず前回のblogを読んでもらってVentoyで作成したインストール環境(やはりPCIe4x4対応のNVMeSATAドライブが最適だと思う。さもなくばGEOや磁気研究所で売ってる安い16GBのmicroSDでもぜんぜん構わない)にuup版のWindows11のISOファイルをコピーする。NVMeだと数秒でコピーできるからこっちおすすめだよ。

これをインストールしたいPCに入れて、Ventoyを起動させ、OS選択画面からWindows11のISOファイルを指定する。

Windows11の「今すぐインストール」画面が立ち上がったら、shift+f10でコマンドプロンプトを起動する。キーボードの癖でshift+f10を受け付けなかったら左下の「コンピューターを修復する」から「トラブルシューティング」を経てコマンドプロンプトを立ち上げてもよい。regeditと入力してレジストリエディタを起動させよう。

おなじみの画面が立ち上がったら
HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→Setupに進み、その中に「LabConfig」という項目を追加する。
その中に新規エントリ「dword値(32ビット)」を二つ作成し、それぞれ
BypassTPMCheck
BypassSecureBootCheck
と名前を付ける
(メモリが4GBに満たないマシンの場合これに加えてBypassMemCheckも作成できる)


各項目をクリックしてdword値を1に設定して閉じる

これで互換性チェックを回避してWindows11をインストールすることができるようになる。


インストールした結果:

セキュリティの項目を開くと
「標準ハードウェアセキュリティはサポートされていません」と表示され、TPMが機能していないことが確認できる。事前情報では、TPMが入っていない場合はソフトウェアで(つまりCPUで)同じ機能を強制的に実行させると聞いていたが、現時点で出回っているバージョンではその機能はイネーブルになっていないようだ。いつイネーブルになるのかは不安だが。。。

動作はクリーンインストールだからということもあると思うが、ブラウザのスクロールのぬるぬる感は異常で「これ使いたい!」と思わせてくれる出来。

というわけでセキュアじゃない環境でもWindows11はクリーンインストールできるという話でした。


追記 裏ワザ。せきゅあなかんきょうでつくったくりーんいんすとーるずみのSSD をせきゅあじゃないPCにとりつけてきどうする。かってにドライバをよみこんでくれてへいぜんときどうする。Windows10とおなじふるまいをすることをかくにんずみ。このやりかたならてまはぜろw

てまはぜろw

神か悪魔か!?Windows10を5分でインストールする恐怖のソフトVentoy!

f:id:bluetone2016:20210715101114j:plainwww.ventoy.net

ロシヤ人のハッカーに教えてもらったVentoy。マルチOSインストール用ブータブルメディア作成アプリケーションだが、ロシヤだけではなく最近は英語圏のユーザーもこのアプリの存在に気が付き始めたようだ。

だが、それらの動画やブログを見ているとほぼ全員がこのアプリについて誤解していることに気づく。これはRufausやEcherの代替ソフトではない。

このアプリはむしろCloverEFIに近い性格を持つアプリケーションである。

CloverEFIは起動をフックするために使用するメディアと実際に起動させるメディアが別ドライブになり、複数のドライブを任意に選択して起動させることができるが、このVentoyは同一ドライブの中に起動をつかさどるEFI部分と実際に起動されるISOファイルを格納できることが特徴である。

RufusやEcherはそれ単体ではISOファイルをマウントすることができないため、作成するブータブルデバイス内にISOファイル内のデータを展開している。ここが欠点で、せっかくのブータブルデバイスなのにひとつのOSしか起動させることができない。

VentoyはCloverEFI同様にまず自分が起動し、次に(ここが革命的なのだが)任意のISOファイルをマウントし、そこのブートローダーをUEFIに渡してISOファイル内部に格納されているOSを起動させる。したがってメディアの容量のゆるす限り100でも200でも一つのメディアの中にOSを持つことができるのだ。

Ventoyで作ったブータブルメディア1本でRufus100本分のメディアと同じことができる。

もうインストール専用に16GBの小さなUSBメモリをそろえる必要はなくなった。一本で十分。怪しげな富士通タブレットLinuxの各種ディストロを総当たり戦で食わせて起動できるかどうか確認するなんてあまりに簡単なことになった!

これはLinuxインスコ革命だ!

と、ここまでは世の中に出回っているVentoyの紹介でさんざ言われていることで目新しくはない。これはVentoyとは何かの概略を説明するための前置きであり、本題はこれからだ。

VentoyはEcherでもRufusでもないと最初に書いた。その理由はこのアプリは

ブータブルメディアメーカー

であって

ブータブルUSBメーカー

ではないからだ。

Ventoyがブータブルメディア化できるメディアは、HDD SSD eMMC MMC USBメモリ and so on...である。つまりなんでもいい。起動できるならデータMDでもMOでもよい。ただおそらくCD-RとDVD-R、Blue-Rayはダメなんじゃないかな。これは試してないからわからん。

で、SSDをOSインストール用のブータブルメディアにできるというと、一般の人は外付けSSDにVentoyでブータブルメディアを作り、USB3.2 gen2で高速インストールできればめっちゃ速いのか!?と考えるじゃないですか。

それでもいいの。いいのだけど、そんなことするくらいなら内蔵PCIeスロットにPCIe4x4のNVMeSSDを突っ込んでこれをブータブルメディア化すりゃあいいじゃないか。んで、ここからそこらへんに転がってるSSDにOSをガシガシとインストールすればそれでいいじゃないか。

なぜか全世界でこれやってる人がいくら検索しても出てこない。多分まだ誰も気が付いていない。

で、やってみた。

インストール元 Samsung EVO 980 pro 250GB
インストール先 シーケンシャル書き込み速度が最大150MBくらいの安いSSD

インストール先はM.2 SATAとmSATAの二種類用意した。

クリーンインストールするOSはせっかくだからWindows11の公式ISOを使用した。怪しげな物ではなくマイクロソフトからダウンロードした正真正銘のWindows11である。当然insiderPreview版だけど。

PCはそんな強力なのを用意せず、I3 9100にメモリ8GBと何年も前の庶民的なデスクトップを用意した。したがって、980 proの全速力で読み出すことはできない(が、ボトルネックとなるpcie3x4の全速力で読み出すことができる)

pro版とhome版を用意して複数回インストールを行った。

結果 おおよそ5分で国選択画面に到達した。短いときは4分50秒で到達した。

LinuxのLive起動にかかった時間じゃない。Windowsクリーンインストールにかかった正味の時間(いうまでもなくストップウォッチを起動させてからインストールをスタートさせている)が5分。。。書き込みが最大でも150MBしか出ないようなSSDに対するクリーンインストールがたったの5分。。。これは

OSインストール革命だ!


Ventoyが出現したのは去年。去年からWindowsクリーンインストールにかかる時間はこれまでの30分から5分以内が基準になった。もっと速い読み出し、もっと速い書き込みができればこの数字がリニアに短縮できることは言うまでもない。残っているのはCPUの処理速度での律速だけだ。有史以来のOSインストール常識「OSのクリーンインストールは時間がかかってめんどくさい」はここに覆った!

強烈かつ鮮烈なソフトVentoy!これがあなたのPC環境を劇的に変える!間違いないっ!


た・だ・し これ、ランサムウェアらしい。Acronisのプロテクトソフトがそっと教えてくれた。当然、WindowsDifenderごときはすり抜ける!

ランサムウェア界隈は救急病院の患者を死なせたことで当局から「ランサムウェアをまいた奴には殺人罪を適用する」ってはっきり警告されたので(しかも身代金目当で人を死なせたので捕まれば死刑が確実)命をかけてまでやることじゃないということで結構あちこちで活動を停止し始めてるという話も聞くので、このVentoyのランサムウェア機能は永遠に起動しないのかもしれないが、それにしたって注意は必要だ。

重要なインストールには使わずに、ランサムウェアではない互換アプリが開発されるまでテスト用に使用するのがよいのではないだろうか。Acronisの誤検知かもしれないけどね。

Linux mintが重すぎるのでantiXを入れた話

f:id:bluetone2016:20210715101526j:plainChromiumOSからChromeOSに切り替えて俄然調子の出てきた旧型PC群。こうなる運用終了した初期のNetbookWindows7タブレットなどで使ってみたくなるのが人情というもの。
手始めにThinkpad E130にLinux mintのLive USBを入れてみたが立ち上がらない。色々調べると64bit版のLinux mintには32bit版のローダが入っていないらしい。32bit版のローダが必要なのだ。

理由は政治的な理由によりネットブックにおいてマイクロソフトがメモリ2GB制限を求め、ハードウェア的な仕様で64bitOSが入るマシンであってもBIOSを32bit仕様にすることを求めたからのようだ。昔の価格COMの掲示板を読むと「石は64bit対応ですが64bitOSはインストールできないようです」と書かれたものを散見できる。石が54biteならブートローダだけなんとかしてやれば64bitOSが走るのは当たり前なのに(以下略

32bit版のローダは検索するといくつかの入手方法が出てくるが、一番かんたんなのはandroid-X86の32bit版のLiveUSB、あれのEFIフォルダに入っているやつがそのまんまなのでそれをコピーするのが本ブログの読者にはおすすめ。つまり自分でもう持っているというやつw これをLinux mintEFIフォルダーに放り込む。

起動すると「だめだ!立ち上がらねぇ」と力強く表示が出る場合があるが、手持ちの過去のPCではBIOS画面で「デフォルトの設定をロードする」を選択すると例外なく通った。デフォルト偉大。

さて、使用感であるが、起動直後はそれほど気にならないのだが、なにかアプリを立ち上げると異常に重いことに気づく。SystemMoniterを立ち上げるとそれだけでCPU使用率が100%で天井に張り付いたまま動かない。原因はウインドウの描画プロセスにあるようだ。ウインドウサイズを縮めていくとCPU使用率も下がっていき、それなりに快適に使えるようになった。いやGUI使えないんじゃ意味ないだろこれ。AtomN2800、N570、AMD Dual-Core E 350とか錚々たるメンツが討ち死にした。メモリを4GBにしてもほとんど効果がない。OSのCPUリソースに対する要求が高すぎるようだ。

そこで、ネットを色々検索してCPUパワーが非力でかつメモリが2GBでも問題なく動くデイストロはないものかと探した。本音を言えばKDE環境の入ったやつを使いたかったw

選定によって選ばれたのはantiX。Debianベースの軽量ディストロである。要求スペックはwikiによれば

システム要件
推奨値: 256 MB の RAM と 1 GB のハードディスク空き容量。
最小値: 128 MB の RAM と 1 GB のハードディスク空き容量。
インストールする場合: 2.7 GB のハードディスク空き容量[4]。

これであれば相当非力なスペックでも動くはずだ(りくつでは) 今回はよくわからない事もあってfull版をインストールした。Live起動なので日本語化とかアプリのインストールとかはできない。

起動時にシステムモニターがすでに立ち上がっているという親切仕様。自動でネットにはつないでくれないのでコントールセンタから適当に設定して(ここも実にかんたん)ネットに接続。試しにFirefoxを立ち上げてyoutubeを表示させると。。。。

まともに起動した上に動画も動いた!]

480pが安定だが、頑張ると1080pもいける。このときCPU使用率は97%前後をフラフラするが100%に張り付くことは決してなく「足りてる」ことが実感できる。ただ、全画面表示してフルサイズ再生するともうだめ。そういう場合は480pが超絶安定するのでおすすめ。いや、このネットブックASUS Eee PC 1015PX)はミスで32bitのCroudreadyをWindowsにoffice2010もろとも上書きしてしまった苦い過去があったのだが、軽量Linuxのテストベッドとして不死鳥のように蘇ったのでミスは帳消し!

ネット上には一番難しそうなUSBからのインスト-ル手順が難解に掲載されているが(読んだけど実際これは難解だと思った)、難しいことはわからない素人なのでデスクトップに「インストール」と書かれているアイコンがあったのでクリックして順番に書いてあるとおりに設定してつまづくことなくインストールできた。なぜ難しい方を紹介する?

さて。そこでFirefoxもいいけどやはりChromiumだよなと思ってインストールして見たら、なんとgoogleが社外品との通信APIを廃止してしまった影響がここで炸裂!chromiumアプリ経由でgoogleアカウントにログインできない!よって設定の同期もできない!そうやって見ていくとここ数ヶ月、社外品ブラウザが怪しい挙動だったことが思い出された。

そうか,そういうことかよ、google

が、webログインはできるのでgmailをはじめとした各種サービスを使うことは可能。ようつべにいちいちログインする手間とかも発生しない。64bit版のクロームって入れられないかなと思ったけど、システうからはっきりと「これはX64アプリ、いま走ってるのはi386システム」と明示的に拒絶されたたため断念。operaも32bit版が入るような素振りをするが実際には「無視」と表示されるという実にあっぱれな結末で終わった。vivaldi入れたけど、一番機能高いけど、その分、重いとわかったので使用を中止した。

総合的な結論としては、全く使い物にならなくなっていた10年前のネットボックが気軽に使用できるところまで再生できた、という感じ。32bitOS特有のアプリ起動時のひっかかりが64bitOSと比べて確かに存在するのでそこを気にするかどうかというのはあると思う。

メモリもCPUパワーも余裕のある状態で低スペックPCが動くさまを見るおはそれだけでも精神安定上よろしく、夜中にメインPCを立ち上げるまでもない探しものとかするときに重宝するサブ機としておすすめできると思う。 よいOS入れ替えだった。

追記 日本語入力ができない、、、fcitx-mozcを正しい手順でインストールして、残処理も正常に終わって、ブラウザの日本語化とかすべて完了しているのに、ついてに言えばタスクバーの国旗マークも日の丸になってるのに、日本語入力が起動しない。いや、日本語入力する必要のあるケースはまずないので実用上の問題は皆無なのだけど、なんでかなー

さらばcloudready

2021年6月をもってgoogleChromiumアプリのサポートを終了した。これ以降、ChromiumOSに新しいアプリは出現しない。
かつて隆盛を誇った各種ビルドもほぼ壊滅状態であり、生き残ったcloudreadyもすでにgoogle傘下になっており実質OSとしてのChromiumOSは死んだといて過言ではない。

かつてのWindowsRT、WindowsPhoneOS同様に、アプリストアに全くアプリが集まらず、OSあってアプリなしになってしまったことが衰退の最大の理由だと思う。

本家googleのchromeOS(注 ChromiumOS派生OSであってChromiumOS自体ではないことに留意)は早い段階でChromiumアプリに見切りをつけてandroidアプリとLinuxアプリがChromeOS上で走るよう方向転換していった。ChromiumOSはLinuxベータこそ実装できたものの、世界各地で行われたすべてのビルドでandroidアプリ実行環境の実装に失敗、ついにこの日を迎えることになった。

このblogでもandroidアプリを走らせるためならandrid-x86という選択肢もあるしということでChromiumOSにそれらの環境が立ち上がらないことに目をつぶっては来たのだけれど(むしろLinuxベータが便利でたまらんかった)、まごまごしているうちに32bit版が潰され、そしてChromiumOSアプリがついに見放されるということに至った。

ChromeOSは一癖あるOSでChromebookに共通のリカバリイメージというものがない(非ユニビルドイメージ) このためOSを飛ばしたChromebookにOSをリカバリするためにはそのChromebookで作成したリカバリメディアが必要となる。他機種のリカバリイメージではリカバリできないのだ。同じ機種を2台持っていないとOSが飛んだときに詰むというこの仕様は厄介で、OSの更新に期限がつけられていることもあって、Chromebookというのは「情弱が値段につられて買う」ゴミというイメージが仕様からは見て取られた。壊れたら直せないんじゃ使えないわ。

ちなみにcloudreadyはユニビルドイメージ。

ところが、有志の手によってX86や一部ARM向けにChromeOSのユニビルドイメージが提供され始めた。

進行中のプロジェクトのためネットに掲載されている情報がすべて「古い」という新鮮もぎたてな状況であるため、ネットの情報をベースにしたらとにかく


インストールできない


というとんでもな事になったがなんとかインストールしてみた。

基本的な手順は次のようになる
①実行環境としてLinuxのなにかでLive起動できるUSBを作る
②作るツールはLufas。Echerは不可。
③USBを焼いたらそこにChrome osフォルダを作成
④BrunchというChromeOS実行環境をChrome osフォルダにコピー
⑤ChromeOSのユニビルドイメージをChrome osフォルダコピー
⑥有志が作成したinstall.shを自分の環境に編集後、Chrome osフォルダにコピー

⑦これでインストール環境のためのLiveUSBは出来上がったので、インストール先のPCに挿入してUSBから起動。

⑧およそ数秒でLinuxが起動するはずなので、先程編集したinsatall.shに記述のある3つのアプリを手動でインストールする。
⑨ファイルマネージャを開いて「cdrom」フォルダを開く。
⑩先程作成したChrome OSフォルダが見つかるので、そこを開く。
⑪install.shを実行するとChromeOSのインストールが開始される。

ここで注意点。手順⑧について、install.shで自動でインストールされるように記述しているブログが多いが世の中そんなに甘いわけがない。
bash様から普通に「このスクリプトに記述されていることを実行したいなら先にアプリをインストールしろ」「そんなアプリは知らない」と怒られるだけである。
ふつーに
sudo apt-get install figlet
sudo apt-get install pv
sudo apt-get install cgpt
を実行していただきたい。下2行は「先にインストールしろ」と怒られるやつで、上1行は「そんなアプリ知らん」と言われるやつだ。
手順⑨はrufusでiSOイメージを焼いたので、OSからは仮想CDROMとして見えているためこんなところにフォルダがあるのである。これどこにも記述がなくて初心者の自分は数秒固まってしまった。考えてみればそうつくったからにはそうなっているわけなので自分で気がついたけど、どの導入ガイドにも書いてないので不親切だよね。PC-FREEDOMさんの動画確認したらテロップで一瞬だけ表示されていた。確認できたのここだけ。自分で焼いたUSBの構造考えて勝手に気がつけってことなんだろうけど。

HDDにインストールするのであってもそんなに時間はかからない。シャワーでも浴びてインストールが終わるのを待ってもらいたい。終了したらUSBを引っこ抜いていよいよChromeOSの起動である。

んで、起動するとまずbrunchのロゴが表示されてChromeOSの起動を開始する(ここらへん一気にOSが起動するcloudreadyとは全然挙動が違うので注意) ややあって、Chromeのロゴが表示される。
ちゃんと色がついているので「ChromiumOSじゃない!」と初手はそこで感動する。

起動してからは普通にgoogle系OS共通のセットアップが始まるので言われるままに入力してフィニッシュ。

晴れてChromeOSが立ち上がった!

さて、肝心のgoogle playをインストールしよう!

まずブラウザからPlayストアにアクセス。検索窓にGooglePlayと打ち込むとGooglePlayアプリが表示されるので、インストールを実行。これで、やっとandroidアプリを管理、インストールする準備が整った。アプリドロワーからツールバーエイリアスを表示させておこう。

あとはandroid機を持っている人はいつもの手順で自分の環境をPC内に作ってもらいたい。PCの使い勝手と、androideアプリの利便性を兼ね備えたかなり面白いPCが出来上がったはず。

使ってみての感想
・メモリをかなり食う。起動してChromeを開くともう1.4GB使っている。1GB以下の軽い環境で使うOSではない。あくまでもWindows10代替OSであることを理解すべき。
・ストレージへのアクセスが極力抑えられている。今回テストのためHDDにインストールしたが、HDDにインストールしていることを使用中はほとんど気が付かない。起動もSSD運用のWindows10と同じくらいで立ち上がるため、早い話、SSDは不要なのではないかと思う。本来はeMMCで使うためのOSなんだということ改めて再認識した。
・色味が素直。ChromiumOSの最大の欠点がノートPC の安物TN液晶だと色味がおかしくてまともに使えない(IPS液晶では問題ない)ところだったのに対して、ChromuOSは素直な発色でなんだったらWindows10で使うときよりもきれいなんじゃないかという感じ。青が強い場合は夜間モードにしてほんの若干黄色を足すとちょうどよくなる。これは使いもんになる。

androidの設定画面が隠しで埋まっていて、開発者向けオプションまでプリインストールされていて草とか、そこでアクティビティを保持しないが予めONになっていて一部ゲームやベンチマークが走らないのはこれか!と思い当たったり色々するとか掘れば掘るほど楽しいのがこのChromeOS。ChromiumOSはいじれるところ少なかったからねぇ。。。

というわけで、軽い、楽しい、おすすめ!

でもLinux mintはもっともっと軽かったぜ!(関係ない

追記
x86系で使用するイメージ、世代によって2通りあるとほぼすべての紹介でそのように書かれているが、最新のBrunchのHPには全部rammusでよい、と記述が改まっている。まずrammusを入れてみて、うまく行かなかったら自分のハードウェアに近いイメージを使ってみるのが良いのではないかと思う。


思ったより難しくなくかんたんにインストールできるので、説明だけ読んで頭を抱える必要はないというのが素直な印象。Windows10軽量化や、初期Atom機のWindows10をうまく最新版にアプデしていく苦労を考えたらかかる時間1/100だよ本当これ。

重要な追記 メモリ抜いて2GBで起動させてみた。

全く動かねぇ!

メモリ4GBなら第3世代i5でも2K動画くらいまでは動く!しかし2GBだと死ぬ!すべてが死ぬ!絶対に2GBはやめろ!

Softbank版のXperia XZ1にUQmobileのSIMを入れても認識しない件

競馬が調子が戻ってウキウキのbluetoneです。府中牝馬ステークスも締め切りに負けましたが、予想は的中!やはりサラキアは強かった!

それはさておき、現在、MVNOのSIMはOCN、Biglobe、HISモバイルの3種類を使っております。本当はmineoとIIJmioを契約したかったのですが、何ゆえか審査に通りません。なんでなんだろう。よくわかりませんが、現在ちょっとしたきっかけでUQmobileのSIMを試験使用しています。15日間、1日500MB使えるお試しSIMというやつ。

これを我が家のSIMロック解除済みXperia軍団に入れたのですが、なぜかSoftbank版のXZ1(701SO)だとSIMを認識してくれない。見た感じSIMを認識すらしていない感じ。当然UQmobileのAPNを設定しても何も変わらず。VoLTEからみのトラブルとみてAPNタイプにimsを設定しようとしてもなんと設定できないというダイアローグがでて設定できない始末。そこで、ほかのXperiaの場合、APNがどうなっているか確認したところ、SIMを認識する端末ではKDDI IMSというAPNが自動で生成されていることがわかった。このSoftbank端末ではそのKDDI IMSが自動生成されないのだ。

そこでAPNにKDDI IMSというAPNを追加してみた。これは非常に簡単で、ネットのどこにも転がっているのだが
(名前:ims、APN:ims、APNタイプ:ims、APNプロトコル:IPv4v6)
というAPNを作ってやる。設定して保存するのだが、APN一覧にこのAPNは表示されない。どうも、表示されなくて正解らしい。なぜなのかわわからない。

それで再起動して解決しましたというならこんな記事を書く必要もない(ネットに転がっている情報で用が足りる)ので、お察しの通り、こんなことではSIMを認識してはくれないのである。もうひと手間必要だ。

まず電話アプリから*#*#4636#*#*と入力してサービスモードに入る。携帯情報情報という項目をタップ。そうすると通信関連の細かい設定のできる画面に入ることができる。優先電話モードがLTE/CDMA suto(PRL)になっているので、これをLTEonryまたはLTE/TD-SCDMAまたはLTE/TD-CDMA/UMTSのいずれかに設定する。TD-CDMAはいわゆる4G+、UMTSとは3Gのことだ。その上で、モバイル無線電力のトグルをON-OFFする。数回繰り返すうちにアンテナが立ち通信ができるようになるはずだ。ここで念のため再起動すると、なぜかVoLTEアイコンが出現する。データ専用SIMなのだが、なぜかこれが出てくる。このアイコン、取扱説明書にも載っていない謎のアイコンである。

それはともかくとして、一度SIMを認識してくれさえすれば、あとは爆速である。UQmobileは昼の通信速度が20Mbps確実に出るためMVNOであるにもかかわらず非常に快適に使える。ただ、地方都市ではDocomoほど電波の入りがよろしくなく、地下でもないような屋内で平気で圏外になるのでメインには絶対にできないのが玉に瑕だ。もちろんこれはそもそものKDDI基地局がダメダメなのである。UQだけのせいでは決してない。

というわけで、無事XZ1でもUQmobileのSIMを使うことができるようになった。

ちなみに、比較使用したのは素のXZ(docomo端末)、XZ3docomo端末)である。我が家にはSIMロック解除済みのauはないのである。んで、電波のつかみなんかを比較すると、どうもこのSoftbank版のXZ1が一番いい。キャリア3社いろいろな独自通信仕様があるけれど、それぞれに相性があるのかもしれん。電波のつかみ具合はNetwork Cell info Liteを使った。これが一番使いやすい。

おまけ キャリア表示。KDDIではなくauと表示される。SIMのステータス表示は間違いなくKDDIなのに、なぜかキャリア表示はauである。おまえUQmobileじゃんと思ったり思わなかったり。

Microsoft Surface Pro 4を最新にするとタッチに不具合が生じる件

ジャンク漁りに余念のないbluetoneです。競馬はがみってばかりでよくありませんが、ジャンクも最近不具合品を引きまくって困っています。

ところで秋葉原には信じられないものが信じられない価格で売っているお店があります。正直、店名を書くのをためらわれるレベルの凄さなのでヒントだけ書くと、この連休中は1万円以上のジャンク品を2000円引きしてくれるお店です。ついでに言うと先日Iphone5を500円とか1000円で大量に売っていたお店ですね(根こそぎ買われてましたが)

今週もlet's note AX3を5000円で売っていて、とりあえず10台検品していいブツを見つけたと思ったら後ろの棚にさらに30台くらいあって魂を折られてしまって途方に暮れていた時、ふと目の前に明らかに高そうなブツが置いてあるのが目に入ったわけですよ。

Microsoft Surface Pro 4

これがなぜかSurface goのキーボートと合体した状態で10,000円で売られていたわけですよ。2000円引きだから実質8000円(税込み)
ざっくり状況を調べると、タッチの利かない範囲があるのと、ディスプレイドライバが当たっていない感じの二つの不具合があって、これはおそらくドライバのアップデートで治るだろうと踏んで購入したわけです。ACがなかったのでこれは別のお店で購入。こっちは1580円。

んで、普通にドライバを当てていったら途中でタッチが復活、続いてディスプレイドライバを何とかしようと思って再起動したら、タッチが効かなくなっていた。。。ここから必死になってタッチ関連のドライバと戦っていたのですが、いろいろやっていくうちに原因がわかりました。

ディスプレイドライバの不具合だった

ディスプレイドライバが現在の解像度を正しく引数として渡してくれないので間違った解像度でタッチ範囲を決定してしまうみたいで、セーフモードで立ち上げるとまったく問題なくタッチできることがわかりました。

んで、ディスプレイドライバを殺して、標準ドライバに置き換えると無事タッチが作動しました。これでタッチについては解決。


ネットで調べるとSurfaceのタッチ問題は有名で保証期間切れであっても交換で対応した事例もあるとか。でも、これ単純な引数の渡しミスというエラーなので、ドライバの手直しをすればよかったんじゃないかなぁ。。。

直す手順は
Intelのドライバを無効にする
勝手にマイクロソフト標準ドライバが入る
タッチ出来ることを確認した上で一度再起動
マイクロソフト標準ドライバで起動していることを確認
タッチが出来ることを確認
Intelのドライバを有効に戻す
タッチが継続して使えることを確認
このとき、何故かスタートボタンが死ぬので電源ボタンを押して画面スライドでシャットダウンするオプションを使用
電源ボタンを押してWindowsを起動させる
Intelのドライバのままタッチが有効になっていることを確認する

こんな感じ。Windowsをシャットダウンさせるときに絶対に再起動をかけてはいけない。再起動をすれば全ての設定が水の泡になる。間違えて再起動してしまったらIntelドライバを殺すところからやり直しになります。これ、純粋にドライバの不具合なので、タッチは直せても不具合まで直るわけではありません念のため。

なお、途中で突然Bitlocker回復キーを要求されてビビりました。入力後、すぐにBitlocker暗号を解除して、ついでにUEFITPMだか何だかをオフにしました。ドライブの暗号化マジ不要。

追記 副作用がありました。カメラが起動しません。顔認証が使えない! 困った。

XperiaXZがもっさりしていたのを改善した件

CCコネクトさんがボーナスもらった人々をターゲットにXperiaのやっすいやつを毎週大量に出してくださっている。そこで、いい加減死ぬほどもっさりしていたXperia Z3 compactの後継機としてXperia XZを購入した。ジャンクということだったけど、素人である自分には不具合の理由がわからないシロモノ。

使ってみた。

Z3compactと重さが変わらん!

石もそこそこ悪くないし、メモリも3GBだし、ここまで重いのはおかしいと思ったが、ロック解除はもたつくし、スクロールはガタガタ以前にしばらく待たないと開始すらしないし、とにかく挙動がおかしい。

そこで比較対象用としてXZsとXZ1を購入した(cyoマ

XZsはXZのハードウェアにメモリを1GBだけ足したような姉妹機(上位機種はXZ premium)、XZ1は石が高速化しさらに内部ストレージが64GBに拡大した正統後継機。ちなみにいろいろな観点からau版とsoftbank版を購入した。

比較
XZs。。。速い。すべての挙動が普通に速い。重たく感じる部分はどこにもない。
XZ1。。。ものすごく速い。普通というより積極的に動作が軽いと感じられる。少なくともiPhone7よりは軽い。

というわけで、DoCoMo版のXZs買って終わりにしようと秋葉原に行ったけど、保護ガラス浮きの物しか見つからなかった。イオシスでセールやってたけどXZで、XZsじゃなかった。仕方ないので設定で改善できるかどうか試してみた。

CPUがそもそも違うXZ1は比較にならないので、XZsと比較した時にハードウェア的に違うのはまずメモリ量だ。XZは3GB、XZsは4GB。キャリアの余計なアプリをくっつけられた国産スマホは起動しただけでメモリをドカ食いする。CPU-Zを使ってメモリ使用量を調べると、使っているメモリはほとんど同じため、残量がストレートに1GB違っていることがわかった。

どうもいろいろいじくって挙動を見ていくとXZは物理メモリの残り容量がが1GBを切るとOSで使っているメモリをストレージに退避させて空き容量を作っているようである。せべ手の作業が一度メモリにデータを読み込んでから同じ作業を繰り返すと楽々動くので、本来物理メモリ上にいなければならないサービスの類を再読み込みしなければならないためにロック解除やスクロールと言った動作がもたつくと見当をつけた。

rootを取っていればやるべきことは簡単でキャリアアプリをすべてキルしてしまうことが最善解なのだが、一般的にキャリアアプリはユーザーの不便に構わず勝手に起動し貴重なメモリに常駐してしまう。そもそもandroidは素であればメモリが2GBあればサクサク動くのであって、3GBもメモリがあるのに動かないというのは致命的な設計ミスである。極端な話、中華androidなんかメモリ1GBでも動いている。3GBで動かないというのはおかしい。




そこで開発者向けオプションで「アクティビティを保持しない」を有効にした、これは何かというと、バックグラウンドに回ったプロセスをキルする設定である。この設定を有効にすることで使っていないアプリが占有していたメモリは常に解放される。

CPU-Zで稼働中のメモリの空き容量を調べると、空き容量が1230MBまで増加した。およそ4割強の実メモリが常に待機状態になることになる。しかもこの空き容量は、実メモリから「本来は実メモリ上にいなくてはならない」プロセスを退避させて得られたものではなく、それらのプロセス込みの空き容量である。メモリ4GB機ほどではないものの、それでもそこそこの実メモリを確保することができた。この設定をしないと実メモリは気が付くと700MBくらいまで落ちている。あとはもうガタガタな動作が再起動するまで続くのである。

ついでにGPUレンダリングを「使用する」に、各種アニメーションスケールをX0.5に設定した。ここは見た感じのサクサク感とのすり合わせなどの項目なので適宜設定する。

この結果、がたつきは無くなった。不自然さを感じないところまでは動作するようになった。ついでにバックグランドプロセスの上限も4にしてみた。

というわけで、ヌルヌルサクサクとまではいわないまでも、なんとかXperia XZを「使いたくないとまでは思わない」ところまでサクサクにすることができた。やっぱりメモリがないといかんともしがたいな。。。



追記 開発者オプションの高速化オプションの中に「HWオーバーレイを無効」という項目があることに気づいている方も多いと思う。これ、スクロールのスムーズさに直接聞いてくる設定で、調べた限りXZ1はHWオーバレイを無効にされてしまうとスクロールがガタガタになって使い物にならなくなる。設定してその場でスクロールして、変化なければ設定せず、動作が改善するならONに、がたついて使い物にならなくなったらやはり設定しないとするのが良いと思う。ほとんどの場合変化はないと思うが、効いてくる機種もたしかにあるので設定時に挙動の検証が必要である。

追記 メモリが足りない件、Chromeの場合、タブを二枚開くともうスクロールがガタガタになることを確認した。タブは常に1枚のみで使うとまぁ、サクサク。