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行く先不明の競馬blog

例のアレ

なんつーか、1クール目の路線に帰った感じ。何がイニシアチブだ何がイレギュラーだという。

ちなみにマリーゴールドはショートカットです。ショートカット横はねめいめいかわええ!


第22話 不安の種

スノウはすれ違いざまにモンステラから「私、知ってますよ」と睨まれる。

紫蘭は病床でマリーゴールドの看病を受ける。お前はこんな所でこんなことをしてていいのかい?探さなければならない女がいるんじゃないのかい?と言う紫蘭だが、私はあなたの事を何年も追ってきたんです、これはまたとないチャンスですからねとマリーゴールド

「お前には申し訳ないけど私はそのハリエットとかいう女じゃない」「本当のことはおいおいわかりますよきっと」意に介さないマリーゴールド。リンゴを剥いていたマリーゴールドは皿に載せて紫蘭に渡す。

スノウのもとで監督生見習いとして働きたいというヒマワリ。ナスターシャムはかったるいから1人でやりなよと言う。モンステラに相談するヒマワリだが、モンステラは「あの女は嘘つき」と答えた。

本部から「一連の事件についてお尋ねしたい」という手紙が舞い込む。紫蘭はスノウに話す。「人間たちはここにヴァンプのクランがあることは知らない。そもそも人間たちはヴァンプ社会なるものの存在を知らない。オダマキの件で人間たちがやってきても連中はあたしたちが何者かまでは気付かなかった。だが、その直後に起きた月下美人による殺人事件、TRUMP信者の暗躍、あまりにもこのクランの周りが騒がしくなっている」

「そろそろこのクランにも長居出来無いかもしれないね」と紫蘭。スノウは本部が新しい「お城」を見つけてくれるのでしょうとそっけない。それがどんなところなのかは分からないが、全員は連れていけないよという紫蘭

「塔の子たちはここに残すの?」「そうさ。外に出す訳にはいかない」「それじゃあ引っ越しの話もご破算ね」「あたしが残るよ」「あなた、塔の子たちよりも長生きできる自信があるの?」「ウルさえきちんとしていたらね。。。」「夢みたいなことを言わないで」「でもね、殺すには忍びないよ」「弱くなったのね、紫蘭

「昔みたいに後ろからブスリという訳にはいかないよ」「そういえば、私があなた達の仲間になったのって、ブスリの現場を見たからだったわね」バツの悪そうな紫蘭

「先にお前を片付けておくべきだったかね」「あら怖い」笑うスノウ。「生きていてこそ、いろんな事が起きる。死んだらそこでおしまいだわ」

本部から使者がやってくる。その顔を見て驚くスノウ。紫蘭の旧友タンパラ。彼女はクラン卒業者だ。

「元気そうねスノウちゃん」「あなたが来るって聞いてなかったわ」そのやり取りを怪訝そうに見つめているカトレア。「あの2人って同期って聞いてたけど、なんかスノウがよそよそしいのよね」「過去に何かあった?」とマリーゴールド。「昔のことは忘れたわ」しかし首をひねるカトレア。

予想外の訪問者に涙を流して喜ぶ病床の紫蘭紫蘭の老けた姿を見て絶句して立ち尽くすタンパラ。タンパラはスノウに人払いを頼み、病室に鍵をかけた。周囲を見回してカーテンを閉めるタンパラ。

「なんでこんなことになったの?」「ウルさ。ウルが効かなくなった」弱々しげに笑う紫蘭

「お前はいつまでも若くていいね」「皮肉はやめて。こんな身体にして欲しいと頼んだ覚えはないわ」

隣室でそのやり取りを盗聴しているマリーゴールド、カトレア。ヒマワリも手伝っているが、ナスターシャムはベッドで寝ている。

「竜胆を覚えているかい?あの子の気が突然ふれてしまって勝手に人買いを呼んでクランを出て行ったんだよ。同じくらいにファルスの繭期が信じられないくらい悪化して、釣られるようにチェリーもおかしくなって意味不明の手紙を残して飛び降りて死んだ。それくらいから、私は、年を取りはじめた。毎日、確実に老けていく。それで気がついたのさ、ウルが効かなくなったんだって」「それはウルが原因なの?それともあなた達が?」「わからない、なんせ本人が繭期の末期で意識が戻らないままなんだよ。たぶん、もう長くない」

「ファルスが作ったウルはファルス自身にも適合しなかったということなのかしら?」「わからない。なにもかもわからない」静かに話す紫蘭。タンパラはクランを出て外の施設で治療そ受けることを薦める。紫蘭はこのまま静かにみんなと死んでいきたいと本心を語る。タンパラは話題を変えた。

「あの子、マリーゴールド。あの子はなぜここにいるの?」「本部から来たのさ。お前、知らないのかい?」「報告ではリリーと言う子と諍いを起こしてその子に殺されたって読んだわ」「それは同じ名前の別人だよ。リリーに殺されたマリーゴールドは灰になって消えた。死体も残さずに」「死体は確かめられなかったのね?」盗聴中のマリーゴールドが舌打ちする(余計なことを気づかせなくていいんですよ。中央からわざわざなにしに来たんだこの女は)カトレアがマリーゴールドの方を唖然としながら見つめている。

「間違いなく灰になって消えた。目の前で焼け死んだんだよ」「ではあの女は誰?」「だから別の子さ」「死体は残らなかったんでしょ?」「あの子のこと、なにか知っているのかい?」紫蘭の顔に浮かぶ不安の色。

紫蘭ちゃんを悲しませる結果になるかもしれない」タンパラは言った。紫蘭は黙ったまま。

盗聴室にスノウが入ってきて「あなた達、少しお行儀が悪すぎるわよ」と言う。一瞥もくれないまま「記録は回しますよ」とマリーゴールド。「そう。ありがとう」とスノウ。

中庭。マリーゴールドに声をかけるタンパラ。食堂に行きたいが迷ってしまったというタンパラ。私はここの生徒ではないのでと案内を断ろうとするマリーゴールド。タンパラが言う。

「あなたのお母さんの事で話があるの」マリーゴールドは「母は亡くなりましたよ」とそっけない。

「このクラン、死人が歩き回り過ぎる」「なんのことです?」「あなたは死んだ。スノウちゃんを刺して、リリーに焼かれて」「すみません、覚えがないんですが」「なぜふたりとも生きているの?」「ふたり?」

「あなたとスノウちゃん」「死んでいないからでしょ?」「死んだって聞いたわ。なぜ生きているの?」「申し訳ないですが、おっしゃることの意味がわかりません。先を急ぐんで、よろしいですか?」

「ねえ、このクランで本当は誰が死んだの!?」タンパラが去っていくマリーゴールドの背中に向かって叫ぶ。マリーゴールドは土砂降りの中庭を突っ切って行く。

「死んだ?」「オダマキが目一杯殺してるけど、それ以外だとスノウの付き合ってた例の監督生だよね」カトレアとナスターシャムがタンパラの言葉を思い出している。「マリーゴールドもその時にクランに来てるんでしょ?お葬式に」「あれ?だとするとマリーゴールドとスノウの付き合ってたオトコって同一人物?」「それおかしくない?」「スノウの彼氏って名前なんだっけ?」

「ソフィ。ソフィ・アンダーソンですよ」モンステラが声をかけた。「それだ!」「え、でも」

こんなことに偶然の一致なんかあるわけない。カトレアは知った。スノウを残して亡くなった監督生と、マリーゴールドのフィアンセは同一人物だということを。みんなが忘れてしまったソフィを挟んで、スノウとマリーゴールドには関係があった。だが、なぜマリーゴールドはスノウに謝罪を続けるのか。なぜスノウは彼女を拒み続けるのか。

「ううん、問題なのはそこじゃない。なんでみんなソフィのことを忘れてしまったんだろう。私も、どうして」

(そうだ、それこそ、ファルスだって、忘れていったに違いない。スノウだけ取り残して。でも、どうして)

この疑問を紫蘭にぶつけるかどうか迷うカトレア。その矢先にマリーゴールドが声をかけてくる。

「あの女、タンパラ。胡散臭い」「どういうこと?」「何かを聞き出したがっている」「何かって?」「それがわからないんですよ。滅多な答えを返せない相手です」「なにを言われたの?」

マリーゴールド、お前は歩く死人だ、ってね」不愉快そうなマリーゴールド

マリーゴールド紫蘭にタンパラの来訪の目的を問いただす。「一連の事件が起きたことを鑑みて、クランの状況を知りたいって言ってたよ。それがどうかしたのかい?」紫蘭はタンパラの投げた言葉が引っかかっている。マリーゴールドは頭に血が昇っているのか気づかない。他に何か目的があるはずだというマリーゴールド紫蘭は「マリーゴールド、お前、本当は誰なんだい?」と喉元まで出かかるがなんとかこらえてやり過ごす。

カトレアがマリーゴールドに疑問を投げかける。「あなたのフィアンセは、任務でこのクランに来て亡くなったって、言ってたわね?どんな任務?」「ある人物の保護です。それ以上は、ちょっと」「なぜ話せないの?」「任務に纏わる話はできない決まりなんですよ勘弁して下さい」「なぜ死んだの?」「保護対象者を守って亡くなったと聞いています。私がいたらそんなことさせなかったのに。。。」「誰に、殺されたの?」「繭期でおかしくなったクラン生と聞いています。葬儀で呼ばれた時にはもう、その子はいなくなってた」「名前は?」「なんでそんなこと知りたがるんです?」「リリー?」「ちょっと待って」マリーゴールドはカトレアを黙らせた。タンパラがクランの中で道に迷っている。通りすがりのクラン生に道をたづねて礼を言って歩いて行く。

「やはりね」「なに1人で納得してるのよ」「あの女、このクランについてそんなに詳しくもないようだ」

病室。メガネを掛けた紫蘭が険しい顔でマリーゴールドを見つめている。

「タンパラが偽物?」「そうです。あなたと同じ時期にクランにいてあなたと同じくらい生活していたのならクランの中で迷ったりはしないでしょう?」「そんなことで私の友人を疑わないでおくれ」「私はあなた達を守らなければならないんですよ」「誰から守るんだい。味方からってわけでもないんだろう?」「彼女は味方でしょうか?たとえ古いご友人であったとしても」「クランを出てから変わったというのかい?何を根拠に」

「彼女は私の事であなたに探りを入れている。私のことを知らないという意味ですよ」「お前そんなに有名なのかい!」「有名かどうかは存じませんが、本部からこのクランに来たのなら私のことは承知しているはずです。だが、彼女は私がいることは知らなかった」「そんなことはないよ」紫蘭の中に湧き上がるマリーゴールドへの疑念。気にせずマリーゴールドは続けた。「彼女に言わせると私とスノウさんは死人だとか。少なくとも、クランのことは良くは知らないということですよねこれは」「お前の言っていることこそ私にはさっぱりだよ。クランからずっと離れていたんだ、クランのことがわからなくて当然じゃないか。なぜそこまでタンパラを疑うんだい!」

「あなたの古いご友人がスノウさんを知らないというのはおかしい」マリーゴールドは言った。カトレアは意味がわからず。紫蘭はその言葉に絶句している。「マリーゴールド紫蘭はなにか言いかけるが「彼女を拘束します」そう言うと部屋を出て行くマリーゴールド。「今の、どういう意味なの?」

「お前、誰なんだい。。。」紫蘭が小さく言葉を漏らす。

夜。タンパラが紫蘭の部屋をノックしようとしている。待ち構えていたマリーゴールドが話がありますとそれを止めた。紫蘭はすでに就寝している。裏庭に出るマリーゴールド

「なんの用なの?こんなところ、雨に濡れるわ」「あなたはタンパラさんじゃありませんね?」単刀直入にマリーゴールド紫蘭に話したとおりのことをタンパラに話すマリーゴールド。そんなのは全部あなたの感想でしょう?とタンパラ。「だが、あなたへの疑いが晴れるまで、紫蘭さんたちに会わすわけにも行かない。これは任務なのでね」と冷たく答えるマリーゴールド。「どうしたら信じてもらえるの?」「信じませんよ。私が死人だと言うあなたの言葉なんかはね」「バカバカしい」タンパラはマリーゴールドを無視して建物に戻ろうとするがマリーゴールドが銃を抜いた。「動けば撃ちます」「ちょっと、いい加減にして」

「あなたはまるでお母さんに自分を認めさせたいばかりに彼女を傷つけることばかり考えている甘ったれの女の子みたいね」「母は死にましたよ。聞いたふうな口聞かないでもらえますか」「どうして亡くなったんだっけ?」「アンタには関係ない」「あら怖い。そんな目でお母さんのことも睨みつけたのかしら」

「あなたがお母さんを亡くした件で後悔しているっていうのは聞いているわ。あなたの繭期の引き金がお母さんだということも」「アンタ、他人の過去に土足で上がり込んで何が楽しいんだ?」「そうね。じゃあ今の話をしましょう」

「あなたは私のことを疑ってる。それは紫蘭ちゃんが私のことを信じているからだわ」「わけのわからないことを言うな」「あなたは紫蘭ちゃんに認められたくて必死。でもそれが彼女を傷つけてることに気づいていない。ただの子供よ」「…違う」「図星なんでしょう?」

「あなたは自分のお母さんにした仕打ちと同じことを紫蘭ちゃんにしている」「違う」「はっきり言って、ただの繰り返しだわ」「違う」「違わないわ。あなたは自分が正しいと思い込んで、そのことを紫蘭ちゃんが認めてくれないからムキになってるのよ」「違う」「あなたは紫蘭ちゃんに認めてもらいたいだけなんだわ。なのになぜその手段が彼女を傷つけることにならなければいけないの?」「違う」「私はタンパラの偽物じゃなくて、あなたにとって必要なのがタンパラの偽物である私なんだわ」「違う」「あなたにとって私は、お母さんの友達じゃなくて、タンパラの偽物でなければならいのよね?」「違う」「私はタンパラの偽物になってあげることは出来ない。だから、マリーゴールド紫蘭ちゃんに愛情を求めるなら、もっと自分に素直になりなさい」「違う」「撃ちたいのなら撃てばいい。でも、本当に紫蘭ちゃんはそれであなたを認めるかしら?」「違う!」

マリーゴールドは引き金を引いた。一発でタンパラは倒れた。カトレアとナスターシャムが飛び出してマリーゴールドから拳銃をひったくる。「なにやってるのよ!」カトレアがマリーゴールドを怒鳴りつける。ナスターシャムがタンパラの様子を見ていたが「だめだ」と言って首を振る。マリーゴールドはその場にがっくりと膝をつくと放心したような顔で「この女がいけないんだわ。。。この女が母さんのことを言うから」と繰り返していた。

マリーゴールドが鎮静剤を与えられベッドで寝かされている。無抵抗のタンパラを一方的に撃ったことは見過ごす訳にはいかないというスノウ。カトレアはタンパラはマリーゴールドを挑発しているように見えたと言い、マリーゴールドの味方をする。キャメリアがやってきてマリーゴールドが倒れたんだって?と言う。あなたには知らせてないはずよ、誰から聞いたの?とスノウ。

「タンパラさんという人、紫蘭のお客さんのあの人だよ」え!?となる一同。

紫蘭の病室。タンパラが紫蘭と話している。なかなか根性の曲がった子じゃない?とマリーゴールドを「褒めている」タンパラ。そこにやってくるスノウ、カトレア。「この人!」指をさして驚くカトレア。

「なんだい騒がしいねお前たちは」紫蘭がお説教をするが、カトレアたちはそんなことはどうでもいいとばかりに、なんでこの人が生きてるの!と騒ぎ出す。

マリーゴールドちゃんにできることくらい先輩にできて当然でしょう?」涼しい顔のタンパラ。「タンパラを撃ち殺すなんて大それたこと、お前たちブラドの犬風情にできるわけ無いだろ…」と呆れて言う紫蘭

「私たちそんなんじゃないわけだし」納得の行かないカトレア。

タンパラはマリーゴールドが眠っている間にクランを発つことになりスノウが見送る。

「あなたは永遠に変わらないのね」スノウが言う。タンパラは「マリーゴールドという子はスノウちゃんにとって何なの?」と聞く。スノウは答えなかった。

「私たちに未来はないのに過去ばかり絡みつく。どうしてスノウちゃんはここにとどまったの?もう愛する人はいないのに」「だからといって私に行くところはないわ」「紫蘭ちゃんと違って、多分死ねないわよ、あなた」「もう、スノウなんかとっくに死んだわ」スノウは寂しげに言った。

「創立者はイレギュラーを持った子どもたちにその症状にふさわしい名前を花言葉から選んで、クランでの呼び名としたと言われているの」リコリスがシルベチカに話している。「タンパラは?」「不老不死」「マリーゴールドは?」

マリーゴールド花言葉は」「絶望」「それは母親が彼女に与えたものそのままに」

マリーゴールドは眠り続ける。

タンパラの花言葉は不老不死。キャストは前田憂佳を想定。一番最初のプロットでは「死なないイレギュラー」でマリーゴールドに瀕死の重傷を負わせるという展開だったw