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行く先不明の競馬blog

ばくわら 番外編 リリウム そのよん(改訂稿)

メモ

・どうしても田村の首筋をかみたい衝動から逃れられないリホは、その気持を気取られないために田村と距離を取りはじめる。クランの中で孤立していく田村。

・上流階級出身と言われるマーガレットたちのグループが田村からドブネズミのような臭いがするといい、近づくだけで汚らわしいと言いだした。他の生徒たちが田村を遠巻きにしだす。

・一方、リホのクラスではチェリーという生徒がリホに近づき始め、彼女の親友であるシルベチカ、シルベチカの彼氏であり男子寮の監督生であるキャメリアも「リリー」であるリホに親愛の情を示し始める。

・リホはキャメリアにファルスのことを尋ねる。どうしてファルスのことを?とキャメリア。リホは向こうから近づいてきた、やけに馴れ馴れしく。どういう子なのかなと思って。

・キャメリアは頭を掻き、チェリーたちは笑った。ファルスはお調子者の監督生で、可愛い子を見つけるとすぐにモーションを掛けるのだという。名前をもじってついたあだ名が「歩く生殖器」その話に引くリホ。

・いつの間にかファルス本人がおり顔を真赤にして「お前ら余計なこと言うなよ!」と怒り出す。キャメリアたちを追い散らした後、引いているリホに「あいつらの言ったことは全部嘘だから!」というファルス。

・リホはファルスにダンピールのことを尋ねる。ダンピールとは人間と吸血種の混血。短命で長くは生きられない。吸血種は吸血種同士の婚姻によって生まれた純血種と人間との混血により生まれたダンピールの二種類があり、ダンピールは人間からもヴァンプからも迫害されているのだと。僕は同じヴァンプ同士で差別なんてバカバカしいと思うけどね、というファルス。リホは自分が人間であること、だが噛まれたことによってヴァンプ化する可能性があると言われたことを話す。

・ファルスは、人間を血の契約によって血族に加える事ができるのは「TRUMP」のみだと語る。最初の吸血種。不老にして不死の存在。TRUMPによって吸血種にされた人間はみな不老不死の力を持っていた。だが、不死を妬む人間との間に「血の戦争」と呼ばれる最終戦争が行われ、多くのヴァンプが死んだ。人間とヴァンプの間に協定が結ばれ、お互いがお互いのテリトリーを侵さないようになり、人間とヴァンプのつながりは絶たれたと言われている。

・「だがすべて言い伝え。おとぎ話の類いさ」

・今のヴァンプは不老でも不死でもなく、噛むことで人間を仲間にする力もない。噛まれて血を吸われた人間は死ぬだけさ、というファルス。確かに、抗ヴァンパイア血清を打たれたヴァンパイハンターなら噛まれても死なずに済むらしいけど、僕は会ったことがないというファルス。

・リホは、けれど、噛まれてから自分が自分でなくなっていくような気がする、と弱音を吐く。とにかく喉が渇いて、そしてマリーゴールドの首筋に噛みつきたくて、自分を抑える自信がない、と。

・ファルスは、もしかして、君、人間じゃないんじゃないの?と言った。

・君のは典型的な繭期の症状だというファルス。繭期のヴァンプは情緒が不安定になり、人間に対してだけでなく、同族への吸血衝動を抑えられなくなることもあるという。そして、毎日与えられている薬を飲んでないだろ?と、ファルス。どうしてわかるの?とリホ。リホも、田村も薬を飲んでいない。中身のわからない薬は飲めないというリホ。

・ファルスは、繭期のヴァンプの精神を安定させる薬だから、人間ならともかく、ヴァンプであれダンピールであれ繭期の症状がが出たら飲まなくてはという。ポケットから薬を出し、リホに握らせるファルス。その温かい手。リホは、一回くらいならいいかな、と考えて、薬を飲んだ。すっと乾きが消えていくのを感じる。これなら田村ときちんと話せるかもしれないというリホ。

・そこにボロボロの田村が現れ、マーガレットたちに抑えつけられて無理やり薬を飲まされてしまったという。なんとか吐き出さないと、と。

・リホは田村に自分も飲んだよ、という。でも、ぜんぜん大丈夫だったよ。みんな飲んでいるんだから、田村も飲まないといけないと思う、というリホ。

・田村はその言葉を聞いた瞬間、信じられないものを見るような目つきになり、やがて逃げ出してしまう。

・ぼーっとした表情で「田村は少しおかしい」というリホ。やっぱり、繭期のダンピールだからなのかな、と。そのリホを見つめるファルスのどこか覚めたような目。

・田村はリホの変化に異変を感じ、部屋に隠していた通信機で本部と連絡を取ろうとするが、監督生である紫蘭に部屋に踏み込まれその行為を見咎められてしまう。

ファルスがリホにTRUMPのことを話すところから流れ始めるBGMはもちろん「TRUE OF VAMP」(from TRUMPオリジナルサウンドトラック)