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行く先不明のパソコンblog

例のアレ

桃色の涙!時計が止まった街


どうせキモチワルイシロモノなので興味のない人は読まないようにw

深夜。波岡市と一切の通信が絶たれたという連絡が入る。電話電信だけでなく、状況を確認に向かった行政、警察、自衛隊も突然連絡が取れなくなる。

定点カメラで波岡市の状況を確認していた地球平和機構の偵察隊から至急電が入る「波岡市上空で旅客機が止まっている」だがその定点カメラとの通信も途絶してしまう。異常事態と判断した地球平和機構は第三支部にももクロ隊を緊急招集した。

「桃色の涙!時計が止まった街」

定点カメラから送られてきた画像と、羽田管制塔からの情報でカメラが捉えた旅客機がノースウエスト123便であることが反明するが、なぜ空中で静止したままなのかわからない。一方、連絡が途絶した地区を時系列で地図上に配置した高城隊員は異常現象が時間の経過と共に周辺に向かって広がっていることに気づく。このままでは24時間以内に東京も異常現象に飲み込まれることが予想され、ももクロ隊に波岡市への強行偵察任務が下る。

その時、佐々木隊員の目の前の電話が鳴った。「彩夏か?日野だ。総司令はそこにいるか?」それは5年前に姿を消した地球平和機構の日野隊員からの電話だった。日野の声に動揺する佐々木隊員。電話を変わった総司令に向かって挑戦的に語り始める日野。波岡市の異常現象は自分がやったといい、そのからくりは「時間を止めた」と言い放つ日野。そしてもっと恐ろしいことが起きるといって電話を切る日野。

波岡市郊外の洋館。勝手なことはしないでもらいたいと日野に詰め寄るブラッククロイツの機械怪物。どうせ奴らは何も出来ないという日野。機械怪物は部下に第三支部に向かうように指示する。

ももクロ隊に波岡市の異常事態を解決するために日野元隊員を拘束するよう命令が下る。選抜は有安、玉井。百田以下三名は本部で待機。自分も行かせて欲しいという佐々木隊員に事件解決まで禁足を命じる総司令。大丈夫、日野さんはちゃんと連れてくるからという玉井隊員。有安は百田に佐々木隊員と日野の関係を聞くが煮え切らない答えしか帰ってこない。

有安、玉井は早見隊員の指揮下に入り日野が電話をかけてきたと思われる洋館を目指す。早見は日野と佐々木を先輩と後輩といい、微妙な関係とだけ答える。でも直接電話をかけてきたということは何かあるんでしょ、という有安。佐々木隊員の身を案ずる有安。そのために夏菜子達が側にがついてるんでしょという玉井。

司令部。異常現象が時速数キロというペースで周辺に向けて拡大していることが決定的になり避難勧告が出される。騒然とする司令部の中、日野から連絡の入った電話の前でずっと待ちつづけている佐々木隊員。

「好きとかそういうことじゃなくて、とにかく、突然いなくなちゃったんだよ。だから、ずっと話したいと思ってたんだ」そう答える彩夏。

早見以下3名は洋館に接近、敵からの激しい反撃を受ける。その連絡を受け緊張する司令部。日野の所在がわからないという言葉を聞いて反射的に席を立つ佐々木隊員。ブラッククロイツの潜入工作員が彩夏に近づき紙を握らせる。「会いたい、日野」そう走り書きされたメモ。

地下駐車場。思いつめた表情の彩夏が歩いてくる。カチッとした金属音が響き、同時に笑顔で現れる夏菜子。「だめだよ、あーりん。総司令にもいわれたでしょ?行っちゃダメだ」はっきりとした口調で呼びかける夏菜子。でも、という彩夏。ダメだよ、あかりたちに任せよう、そう説得する夏菜子。彩夏はそれでもというが、説得を聞き入れ元きた道を引き返す。隠れていた高城隊員が拳銃の安全装置を戻す。その金属音。



洋館では佐々木隊員の確保に失敗したとの連絡を機械怪物が受けている。彩夏を拘束する必要はない、という日野だが、機械怪物は日野が覚えていないどこかで重力マシンの秘密を佐々木隊員に渡していないか疑っている。日野は、原理がわかっても波岡市に入ることはもう誰にもできない、あの装置は完璧だ、という。外側の敵を倒し洋館内部に突入しつつある早見隊。まもなくここの時間も停止するため部下に移動の準備を命じる機械怪物。書類をまとめる日野にむけて「だがお前は連れていけない」という機械怪物。なぜだ、という日野に、ももクロ隊がここまで早く動いたのは計算外だった、本来なら佐々木隊員の身柄を確保してから警告の電話をすべきだったのに、お前が佐々木隊員を「逃がしたかった」あまり、手順を無視して電話をかけたために作戦に狂いが生じているという機械怪物。それは瑣末なことだ、自分が敵の手に落ちない限り、決定的な狂いにはならないと反論する日野だが、そう思うのはお前が佐々木隊員にだけ特別な感情を持っているからだ、と言い放つ機械怪物。情に溺れて、作戦の重要情報を敵に流した以上、我々はお前を信用出来ない、という機械怪物。手下か即効性の劇物を手にして近づく。自分がいなければ作戦は成功しない、という日野に、装置は完璧だと聞いたと答える機械怪物。



部屋に突入し、死にかけの日野を発見する早見隊。応急処置を施す有安に「もう遅い、手遅れだ」と答える日野「あなたには佐々木隊員に会ってもう一度きちんと話をしてもわわなきゃならない。だから死なせませんよ」と答える杏果。血液サンプルを取り解毒剤の合成をはじめようとする有安に、その必要はない、一時的にでもいいから話をできるようにして、と命じる早見。そんなことしたら、死にますよ?と答える杏果に、かまわない、というあかり。

一時的に落ち着いた日野に話しかける早見。日野は「早見、相変わらずだな」と答え、ブラッククロイツの目的は時間を止めた波岡市に宇宙忍団の宇宙船を着陸させることにあるという。忍団とは奇怪な術を使う宇宙人の集団でブラッククロイツはついに宇宙人と結託したのだと話す日野。忍団が地球に到着して行動を開始すればももクロ隊でも歯が立たない。ブラッククロイツの勝ちだ」とうそぶく日野。機械を止める方法は?と尋ねる早見。ない、と答える日野。そんなはずはない、頭のいいあなたが、万が一を考えずにあんな機械を作るはずがない、あなただけしか知らない解決策があるはずだ、と聞く早見。答えない日野。これ以上は、と、止める有安。あかりは「あなたは自分が死ねば、情報を得る手段はないと思っている。でも、あなたまず最初に佐々木隊員に電話をかけた。佐々木隊員は何かを知っていて、そのことを喋られたくないからだ、違いますか?」と聞く。「あなたが情報を渡さずに死ねば、残る情報源はうちの佐々木だけになる。次に口封じされるのは佐々木彩夏なんですよ。あなたが全部話してくれれば、あーりんが知っているということは意味がなくなる。日野さん、教えてください」日野は、恨めしそうな顔であかりを見ると観念して話しだす。

重力マシンは時間の進み方を異常に引き伸ばして見かけ上時間が止まったよう見せる機械だ。だが、それは外側からの見かけ上であって、内側から見れば外側の時間が物凄い勢いで経過しているように見えるだけだ。だから、重力マシンを破壊したければ時間が止まることを恐れずに内側に飛び込めばいい。外側の観測者からは内側に飛び込んだものは止まったように見えるが、内側では見かけと無関係に動くことができる。

それでは一度中に入ったものは永久に元の時間に戻ることはできないのでは?と聞く早見に、これだから素人はという顔をして「時間の引き伸ばしはゴムひもを伸ばすようなものだ。引き伸ばされた時間は、機械を止めるか、切断すればひとりでに元の長さに戻る。何も変わらない。全ては見かけだけなんだ」と苦しそうに答える日野。重力マシン破壊が可能であることを知った早見は本部に連絡を取ろうとする。虫の息の日野がそれを見て言う。

「彩夏に伝えてほしい。。。愛していたと」事切れる日野。それを見て首を振る有安。

総司令があかりに日野から情報を聞き出すことができたか?と聞く。あかりは「彩夏に伝えてほしい。。。愛していたと」とだけ答える。その言葉をまるで感情が死んでしまったかのような表情の佐々木隊員が聴いている、見開いたままの目から、一筋涙が流れる。


本部を出動した百田たちと合流すべく道を急ぐあかりたち。死なせることはなかった、生かしてもっと多くの情報を聞き出すべきだったとあかりをなじる有安。それは私達の任務じゃない、と答えるあかり。佐々木隊員だって、もう一度日野さんと話がしたかったんじゃないですか?と返す有安。同じ事。それも私たちの任務じゃない、とあかり。有安は、あんたどんだけ冷たい人間なんですか?と強い口調で言う。その有安の襟首を掴んで壁に押し付ける玉井。

「日野さんと佐々木のことは第三支部の人間は誰でも知ってるんだよ!あかりが苦しくないわけないじゃん?それくらいわかれよ!」

しまった、という顔の有安。だがあかりは無表情なまま「詩織、それはいいんだ。それは、いいんだよ」という。

時間停止フィールド付近。ビルの屋上に陣取った機関砲に手間取っている百田、高城。そこに合流する早見隊。待っていれば撃って来なくなるはずというあかりの言葉通り、時間停止フィールドに飲み込まれて止まってしまう機械怪物。


時間停止フィールドの中。ももクロ隊は必ず中に突入してくると守りを固めさせる機械怪物。そこに、名乗りと共にももクロ隊が出現した。5人で繰り出すニューももいろパンチを浴びて爆発四散する機械怪物。同時に重力マシンも大爆発を起こす。


再び波岡市の時間は流れだし、街に平和が戻った。本部に戻ったももクロ隊を歓声で迎える隊員たち。百田、早見両隊員をねぎらう総司令。だが、彩夏は電話の前でただ待ち続けている。その彩夏を見る有安。気づいた早見が有安の肩を叩き、首を振る。

有安「波岡市の時間は再び流れ始めた。でも、佐々木隊員の時計は永遠に止まったままだ」


彩夏は、二度と鳴らない電話が再び鳴るのを、ただじっと待ち続けている。


この回だけ設定年齢=実年齢+10才でw


元ネタの「時計が止まった街」は紆余曲折を経てあのシナリオになったらしいけど、それでも練りこめてないよなぁというかんじで、直したらこんな感じかなという。スパイものなので早見隊員が出てくるという。っていうか、便利だ、このキャラクター。そういえば、マイティクローバー号もキングクローバーも出て来ないんだな。書いてから気がついた。

多分次回は

「赤い鎮魂歌!真夏に降る雪!」

これを書かないと

「紫の葛藤!亡霊の仮面を剥ぎとれ!」

が出てこない。

前者は高城隊員の第一戦隊時代の事に触れられる話(本筋は違う)、後者は死んだはずの第一戦隊のメンバーが亡霊になって夜な夜な現れる話。弓川隊員?知らんけど。