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フュージョン?

マハビシュヌオーケストラ/Meeting of The Spirits

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マハビシュヌオーケストラはギターのマクラフリンがドラムのビリー・コブハムと組んでキーボードのヤン・ハマーらを誘って組んだ「ジャズロック」のユニットだ。プログレユニットと捉える向きもある。どうしてか。答えは簡単でマクラフリンは元々イギリスで「ジャズロック」をやっていた人物だからだ。ジャズロックプログレの類型のひとつだからマハビシュヌオーケストラをプログレと読んでもそう差し支えがあるわけではない。

しかし、少なくともフュージョンじゃあない!この音を聞いてフュージョンと言われても困る!また、プログレの類型にフュージョンは入らない。だってプログレはイギリス製の音楽でフュージョンはアメリカのしかも西海岸の音楽じゃん!どこをどう聞くとこの音楽がフュージョンになるんだよ!

Mahavishnu Orchestra/Birds of Fire

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おなじみ「火の鳥プログレよりもリズムがこなれているのはドラムが黒人ジャズ屋のコブハムだからだろう。ちなみにコブハムはシルバーのサイドマンだった。これ聞いて黒人リズムとロックの融合とか思っちゃいけない。単にコブハムがジャズ屋上がりのドラマーだからリズムが黒いだけで白人のドラマーが叩いてたら普通のプログレだろう。しかし途中でリズムチェンジするところがかっこいいなぁ。でももう少し下手くそに叩いたほうがプログレ的には楽しい気が。うますぎるよ>コブハム


Billy Cobham/Spectrum

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そのコブハムの初リーダー作「Spectrum」ギターは当時売り出し中だったジャズギタリスト、トミー・ボーリンその人だ。トミー・ボーリンはドラマーに気に入られていたのか、こんなアルバムにも参加している。


Alphonse Mouzon/Carbon Dioxide

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ムザーンのBLUENOTE3枚目。リー・リトナーとのギター対決盤である。これ長らくCD化されずやっと発売されたとき日本中のジャズファンが泣いて喜んだという経緯がある。墓林センセイもディープ・パープルに入ったりしなかったら今でもジャズ屋としてバリバリ演奏してたんじゃないですかねぇ。。。ジェフ・ベックのツアーで「ベッドで就寝中、首を寝違えて死んだ」というわけの分からん報道で終わったと聞いたときにはさすがに泣けた。


両方共「フュージョン」という言葉がなかった時代の「ジャズ」のアルバムだ。人名を見ればわかるがその後フュージョンに転向した人名の他にロック畑に転身した人、もともとロック屋だった人が入り交じっていることがわかる。この混沌が「クロスオーヴァー」という呼称で呼ばれたのであって、あとから出てくる「フュージョン」はこの状況に対して名付けられた言葉ではない。フュージョンそれ自体は音楽のれっきとした一ジャンルであって、ジャズでもロックでもなしし、ブラスロックでもジャズロックでもジャズファンクでもない。現在はフュージョンという呼称自体が混乱のもととなるためか「スムースジャズ」という呼称になっている。スムースジャズは聴けばわかるが、ジャズでもロックでもなしし、ブラスロックでもジャズロックでもジャズファンクでもない。だから新たに「単独の呼称」が作られたわけでそれを無視して「4ビートじゃないエレキ主体のジャズっぽい演奏はみんなフュージョン」というのはあまりに乱暴すぎると個人的には考える。そもそも、フュージョンだってそんなカテゴライズされたら嬉しくないだろうに。


おまけ

Jeff Beck/You Know What I Mean

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ヤン・ハマーグループと共演した際のライブ録音。日本語版Wikiフュージョンの項目にはフュージョンの代表的なミュージシャンの項目にBeckの名があり、Beckの項目にはこの曲が収録されたジョージ・マーティンプロデュースの「ギター殺人者の凱旋」がフュージョンのアルバムとして紹介されている。へー(棒読み

これこそマクラフリン/コブハムの影響を受けた「ジャズロック」でフュージョンじゃねーだろと思うんだが。。。