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行く先不明のパソコンblog

ミュージカル・マリーゴールド

と、いうわけで、ネタバレ上等な時期になったのでマリーゴールドの感想を書く。と、いってもほとんどついったーに書いたので、書いていないことを書く。

今回の話は、マリーゴールドマリーゴールドになったエピソードである。マリーゴールドは元はガーベラと言う名前で、ファルスの招きでクランに入るにあたってガーベラ(希望)の名を捨てて自らマリーゴールド(絶望)と名乗ることを決める。

ええ話や。ただ、初日と公録日を見ているだけだが、脚本は相当とっ散らかっている。あちこちに視点が移動するが、どれも解決しない。筋は単純なのだからマリーゴールドマリーゴールドと名乗るところできちんとまとまるように全部の要素が同じ方向を向いていればそれでよいと思ってしまうのだが、なぜかそうはならない。お話を複雑化しようとして、登場人物のベクトルがあちこちに向いているまま収束しない感じ。

一つには、この物語の主人公は3人いて、一人はガーベラ(マリーゴールド)、一人はアナベル(母親)、そしてソフィ(ファルス)なのだが、この3人が向いている方向がばらばらだという事ではないかと思う。

アナベルヘンルーダと言う医者と結ばれてガーベラを産むが、ガーベラがダンピールだったためにヘンルーダと別れなければならず、娘を屋敷に閉じ込めて一人で立てこもっている。ガーベラは母親によって社会から隔離されてしまったために精神的な発達がおかしくなっているうえに繭期が来てさらにおかしくなってほとんど野生化している。ソフィは疑似クランを血盟議会黙認の上で運営しているが、アナベルの書いたヴァンプ社会を描く小説が「詳細すぎる」ことから危惧を抱きアナベルを殺害する意図をもって街にやってくる。

この3人、その方向性において実はなんの関係もない。

アナベルがガーベラを隔離したのは「ヘンルーダの秘密」を守るためで、ガーベラを守ることはどうでもいい。愛しているとは口で言うが、ヘンルーダがガーベラを愛しているほどには愛していない。極論すればガーベラが死ぬのを「待っている」 それを露骨に出せばヘンルーダに去られてしまうのは明白だからガーベラを手元に置いてはいるが、ソフィたちがガーベラに出会ったとき、明らかにガーベラはネグレトされた子供で、それを見たソフィは屋敷からガーベラを連れ出そうと考える。そこはなんとなく理解できる。

ガーベラはと言うと、社会を知らず、愛を知らず、野生児のような状態で、繭期になって人間の血を求め、ソフィたちと街に出たはいいが、佐々木守小松左京の「危険な誘拐」ばりに吸血種としての本性をむき出しにして暴れまわる始末。ソフィを見て「寂しそうな眼をしてる」といい「わたしには母さんだけいればいい」というが、なんせネグレトされて正常な発達をしていないのでどこまで本心なのかよくわからない。ガーベラの精神状態は「奇跡の人」の「ヲーター」以前の状態に終始していて、かわいそうには思うけど、物語を通じてそこに変化もなければ成長もない。最後も別に何か心に変化が生じて行動したわけではないので、正直、主人公には見えない。

ソフィはアナベルが間もなく疑似クランにたどり着き、その結果、疑似クランの存在が白日の下にさらされることを嫌っている、はずだったのだが、その動機は回収されることがない。ガーベラをクランに誘ったソフィはガーベラが精神的にアナベルに依存していることを知り、ガーベラにアナベルを殺害させることを考える。結果は「アナベル殺害」でも、動機が途中ですり替わるのだ。その動機は血盟警察のベンジャミンに引き継がれるように見えるのだが、なぜかベンジャミンはガーベラがダンピールであることにこだわり、アナベル監視そっちのけでガーベラを殺そうと頑張る。ソフィたちの初期の目的である「アナベルがヴァンプ社歌に詳しすぎる」ことはどうでも良くなってしまう。所期の目的が回収もされずに放置されたまま物語が終わるので、ソフィたちに関しては非常に座りが悪いままだ。途中で「それはどうでもいい」ことになるなら別だが、そういう芝居もなく目的が消失するのは問題だと思う。

そういうベクトルの噛み合わない3人が織りなすドタバタが2時間半続くので、見ていて「支離滅裂」という文字が何度も頭の中に浮かんだ。最後に(ウルは立ち会っているが)この3人が一堂に会して芝居があって物語が終わるのだから、そこでベクトルを合わせればいいのに、脚本はどうもそういう事には興味がないようで、はっきりってアナベルは死に損、ガーベラは母親の行動を誤解したまま、ソフィは暗黒の親子関係からガーベラを救い出したのに観客からは「極悪人」に見えるという、

そういう終わり方でいいのか?

という結末を迎える。収録日は初日よりまとまっていたが、初日は本当に散らかっていた。

前作グランギニョルと比較した時に、前作が明らかに能力者バトルモノの2.5D作品になっているのに対して、今回はぐっと初期作品寄りの「抑えた」ドラマ重視の舞台になっているのはいいと思ったが、逆に、それがソフィがひたすら相手に噛みつく芝居のオンパレードと言う単調な展開に陥る原因になっているのは皮肉なことだと思った。これはソフィを「不老不死以外にはイニシアチブを奪うくらいしかできることがない能力者」として再定義したうえで、芝居終盤でソフィ無双状態を作らなければならないために生まれた苦肉の策だということは理解できるのだが、そもそもこれ能力者バトルものなのか?

TRUMPのラストとLILIUM全編に漂うソフィの焦燥感と言うのは「ソフィは何もできない繭期の少年のまま不老不死にされてしまった」から生まれたもので、そもそもソフィはクラウスやリリーのようなイニシアチブの怪物ではない。今回の舞台でもバッドトリップに襲われたソフィが妄想の中に現れた紫蘭と竜胆にその無力さをあざ笑われて悶絶するという描写があったが、ソフィは無力だからこそ苦しんでいる、というのは守らなければいけない一線ではないのかという感想を抱いてしまうのだ。

アナベルとガーベラの関係も、ヘンルーダコリウス(とんちゃんが好演!)の関係も、どうにも煮え切らないし、出版社は明らかに要らないコマだし、ついでに言うとこの脚本の扱いだったらベンジャミンたちも不要だった。だってソフィと目的が被りすぎてる。それだったらいらないよねこれ。


そういう意味で「すごくいい舞台だったんだけど脚本は無茶苦茶だった」という感想はもうどうしようもないと思う。


問題点ばかり書いていても仕方ないので良かったっところを書くと
・星の轍 いくら何でも反則過ぎる。卑怯だ。2回見て2回とも泣いた。涙がボロボロ出てくる。ソフィかわいそう。
・ウル かっこいい。ソフィの頼りになる相棒。わがままでおこちゃまなソフィによく従ってる。ウルの「芝居」をやめた後、自分がやっていたのがウルごっこだったこと(ソフィから格下扱いされてること)を自覚してもなおソフィについているのがいい。LILIUMのキャメリアがこのクールでニヒルな素顔を一瞬だけ見せているシーンがあるのだが、それとキャラクターが完全一致で整合性がとれていて素晴らしかった。ソフィも「歌ってくれ」のくだりに見られるようにウルことキャメリアに頼ってるのがバディものとして実にかっこいい。ウルごっこをしているときのウルは馬鹿っぽいw
コリウス いい人。ダンピールなんか愛せるか?とソフィに言ってしまうなど失策も多いが、この物語の中で一番の常識人。ヘンルーダの告白を受けて彼を殴り飛ばすところとか本当に熱い。ただ、3人で幸せに暮らせ、というのは「ガーベラは短命のまま殺せ」になるのでそこはどうかと思った。あと、ヴァンプに関する資料を「情報屋から買った」と言うのはグランギニョルの尻尾っぽくてよくないと思った。単純に古書を集めてとかの方が作品世界のリアリズムにあってると思う。
紫蘭 そのまんまだった。ファルスを内心馬鹿にし切ってるところも含めてほんとうにLILIUMの紫蘭そのままで笑ったw
・竜胆 別人になっていた。パンフの小説の竜胆なのかもしれない。あれじゃ悪魔の双子だw
・シルベチカ 相変わらず謎の女だった。謎は「リコリス」で解き明かされる前提なのかもしれないが、気持ちいいくらい何も説明する気がないのがすがすがしかったw
・その他クラン生 ヘンルーダの歌の中でイメージ的に出てくるが、花言葉の中で自分に都合のいいことを言っては去る感じw スノウの本名がスノウフレークからスノウドロップになっていた。さすがに「あなたの死を願う」とは言わなかったw

逆に気になったところは
ヘンルーダ 大楽で最後のセリフが「愛さずにはいられなかった」から「愛することしかできなかった」に変えられたというヘンルーダヘンルーダの「クランを逃げ出して」「偽りの人生を生きてきたが」「破滅するしかなかった」「愛することしかできなかった」という人生は。実はLILIUMのファルスの運命を暗示するのだが、ヘンルーダは最初に会ったときソフィに「気づく」のだが、ソフィがヘンルーダがヤンであることに気づくのが最後の最後という脚本ゆえにそういう芝居になっていない。これはもったいないがそういう「登場人物のベクトルが交差する」ことを避けるような構造の物語なので仕方ないのだろう。繰り返すがもったいないキャラクター。
・エリカ 必要ないキャラクターだなぁという印象。アナベルが「これからは他人になりましょう」と言って家から追い出したはずなのに、頭から家にいるというのはどういうことなのか。ガーベラに対する態度も全体にあいまいで、後半、ガーベラに愛情を示すのだが、あんたさっきガーベラに噛まれませんでした?と思ってしまった。殺されそうになった相手を「赦す」芝居がないのに、いきさつを抜きにして「愛して」いるのは相当におかしい。アナベルの「家族の肖像」を掘り下げるなら必要な人物だったかもしれないが、脚本はそういう事に興味を持っていなさそうなので、結局、機能しないキャラクターになっているように感じた。
・ベンジャミン 宮川浩さんを見れるのはうれしかったが、キャラクター的にはソフィと目的が被っているうえに、それ故に、ダンピールに子供を殺されて恨みを持つという方向に行動が変わり、ソフィの方は目的を変えてしまうので当初の目的が浮いたまま、しかも血盟警察から派遣された公安なのに、冒頭で審問官が知っていて、かつヘンルーダも知っているソフィの正体はなぜか知らないと言う、扱いに困るキャラクターになっていた。目的がかち合っているだけでも何か「ベクトルの交錯」があってもよさそうなのに、噛まれる直前にソフィたちを(おまけに)ヴァンプと認識するだけという、だったら目的が同じということにした脚本上の理由は何だったんだと思わざるを得ない登場人物だった。
アナベル 自分に接触を図ったソフィとウルが「偽名」であることは作者なんだからわかりそうなものなのだが、特に疑うそぶりもない。ペンネームがダリ・デリコなのはアナベルが末満健一の投影であることを示唆するのだと思うのだが、アナベルが扱っていた「繭期少年少女失踪事件」がリアルタイムに起きている事件のことなのか、グランギニョルの劇中の事件なのかあいまいなため、目の前に「ソフィ」と名乗る少年が現れたにしては反応が薄すぎる。ソフィが斬られても不死であるのを見て「探していたTRUMP」であるというのだが、末満健一であれば、ソフィには噛むことで相手を不老不死にする能力は備わっていないことは知っているので、不死身であることから目の前の少年が「本物のソフィ・アンダーソン」であることを確信したとしてもそれは同時に「彼はガーベラを救えない」こともわかってしまうわけで、アナベルが感じるのは「失望」であると思うのだがそうはなっていない。そうなっていないと、ソフィと血盟警察がほぼ同時に「危険」と感じたのアナベルの小説の事実の精度」も疑わしくなってしまうし、だったらソフィはそもそもアナベルに会いにも来ないので、物語の骨格がそこで折れている。アナベルがどこまで書いたのか、どこまで知っているのかは物語を動かす大きなポイントであるのに、ソフィが不死者であることを知った時のアナベルは、ほとんど彼にまつわる事情を知らないとしか思えないような言動に終始しており、どうにもそのあたり、本当に支離滅裂感が凄い。

アナベルがガーベラを愛していたのかどうかという問題。アナベルヘンルーダの子だからヘンルーダが吸血種でもよい、生まれてくる子供がダンピールでもよいと言うのだが、いざガーベラの正体が世間に露呈すると父親の名を伏せたままガーベラを一人で育てると言い出す。ガーベラの父親がヘンルーダであることがわかれば自動的にヘンルーダが吸血種であることが世間にもエリカにもばれてしまう=社会的に破滅してしまうからだということはわかるし、それはアナベルヘンルーダを愛しているし守りたいからだということもわかるのだが、そのために彼女のしたことはガーベラを「おかしくしてしまう」ことでしかないように芝居の上では見えた。意地の悪い見かたをすれば、ガーベラに世間の目を集めることでヘンルーダに注目が集まるのを避けているのだ。つまり、ガーベラはヘンルーダの秘密を守るためのダシにすぎないし、結果として、ガーベラが「どんなふうになろうが」それほど気に病んでいるような雰囲気がない。彼女の「本心」はソフィに縋るところで明らかになるのだが、上に書いた通り、実はガーベラの不死を願っていた、というのは物語の骨格を骨折させることにしかならず、そこまでの流れと矛盾してしまう。どうして単純に「実はアナベルが愛しているのはヘンルーダで、ガーベラじゃない」にしなかったのかなと思ってしまう。それはありきたりな「どんでんがえし」でそれを避けたいのはわかるのだが、そういう展開にするには無理がありすぎた。

そもそもアナベルが小説を発表するのが「ガーベラを不死にしてくれるTRUMPをさがす」ためなのか「向こうから来てもらう」ためなのかがよくわからない。アナベルは小説の内容が危険すぎたためにソフィと血盟警察を呼び寄せて、結果は破滅してしまうのだが、わざわざ呼んだのか?という疑問がどうしても頭に浮かぶ。わざわざ呼ぶにしても「SPECTER」のようにおどろどろしい儀式で救世主を召喚するというのと、小説を書いて向こうに興味を持ってもらうというのはかなり違うように思う。アナベルが作家と言うのはかなり無理がある設定だと思った。

他にもいろいろあるけどとりあえずこんな感じ。決してダメな舞台ではないけれど、整合性の取れなさは見ていてすごく気になったのでこういう愚痴ばっかになってしまいましたけど、いい舞台だったと思います。まる。

帝王賞2018

というわけで上半期最後を飾るグランプリレース・帝王賞でございます。帝王賞は毎年いいところなく負けているわけですが、今年は昨年の反省を生かしてデータの洗い直しを徹底的にやりました。

帝王賞の基本は
前走かしわ記念鉄板。これ以上でも以下でもないのになんと去年は平安S組のワンツーというひどい結末。そう考えると頭はかしわ記念平安Sとなります。
次いでは前走船橋鉄板。かしわ記念でなくても前走船橋でかつ勝っている馬が2着以下によく入ります。
1番人気軽視禁物。勝てなくてもどこかに引っ掛かりやすいです。
JRA勢であればドベ人気まで必要。去年が典型的なレースとなりました。
連覇なし。連覇はできませんが2着以内はあり得ます。

これらを総合すると
ゴールドドリーム。。。かしわ記念馬。はっきり言ってグリグリの◎ こいつしかいらない
テイエムジンソク。。。今年のトレンドは初G1。有力馬でG1/Jpn1勝ってない奴こいつしかいない。
▲オールブラッシュ。。。かしわ記念2着。非常に穴っぽい。
ケイティブレイブ。。。前走ダイオライト記念。1ダイオライトと言う貨幣単位を作った名馬。昨年の覇者。鞍上福永はダービー勝って乗りに乗っている。ただし、連覇はない。
×アウォーディー。。。前走ドバイWC。同じパターンで3着のあった馬。一応警戒。
そして3着のみに、リッカルドサウンドトゥルーアポロケンタッキーを入れて④⑤-②④⑤⑫-②④⑤⑥⑦⑨⑩⑫で36点。点数が増えたのはテイエムジンソク頭の馬券分があるからで、少し買いすぎかもしれない。

さて、レースは有力馬が先行。逃げたテイエムジンソクが直線失速。直線でゴールドドリームケイティブレイブのたたき合い。そこに大井大得意の追い込み馬サウンドトゥルーがやってきてゴール。

はい、3連単4,310円いただきましたー!実際には枠も買ってたんで配当はもう少しよかったです。

データ通り。素直な決着でした。反省は買い目に対する資金配分で、テイエム頭の馬券は100円、ゴールド頭の馬券は500円とかもう少し工夫した買い方をすればよかった。資金配分は今後の課題ですね。

で、調子に乗って最終レース。ここまでの出目を見ると4人気と5人気が良くきてるっぽい。1人気から4,5,6人気にぶつける枠複として、一番配当の良くない馬券(1-4番人気)だけ300円買ったら、タイトー矢野でそのまんま決着。非常においしい馬券になりました。当たるときはこんなものだと思いました。

日曜のばんえい競馬も連勝したのにトリガミだったので、当たらないわけじゃないんだから当たったら必ず大きくプラスになるような資金配分すべきだなーと言うのが上半期の反省でした。

ではまた~!夏競馬で!

宝塚記念

やはり書かざるをえまい。上半期総決算なわけだし。

結論。

ワーザーは無理。

ミッキーロケットは土曜から爆発を始めた検証中の新モジュール・スノウの▲、ノーブルマーズはぜったにに紐から外せないステップレースの再先着(3着がなぜか人気になったパフォーマプロミス)馬、この2頭を探すのは簡単だったが、ワーザーは無理。なんせ馬体重-27kgで、いつもの香港馬の「出走手当狙い」かと思ってたし。

新モジュール・スノウは検証機。なぜか土曜の東京7Rから当たり始めて、7,8,9Rを連勝。単勝万馬券を含む大当たりで偶然かと思ってたら、続く阪神10R、函館12Rも的中。阪神10Rの時点では回収率が522%という見たこともない(ここまで全部馬券買う前提での数字ですよ?)パフォーマンスを発揮して唖然とさせてくれたツワモノ。なにがこのモジュールを爆発させるきっかけになったのかさっぱりわからん。偶然でもこれだけ連勝してくれたらもうけもんですよ!検証を続けてどんなファクターがスノウの爆発につながるのかわかったら。。。おいしいなぁ。。。

宝塚記念は参考外の結果なので再現性もないと思われるのでここまで。

話は変わってばんえい競馬。日曜日はミントスポット杯。オープンの1戦。このレース、BIG4+1のうち、フジダイビクトリーとキサラキクが出走しているという素人目には鉄板に見えるレース。ところがなぜかフジダイビクトリーよりトレジャーハンターに人気が集まった。理由はフジダイビクトリーは年齢の関係で時計がかかるレース運びをするようになっているので、馬場も重い当日の状況では時計を持っているトレジャーハンターに軍配が上がるというものだった。が、なんとレース前に雨が降り出した。かなりの雨だ。馬場が一気に軽くなる。それでも解説の競馬ブック木本TMは「若い馬に時計が出やすくなるからさらに不利になる」という判断。

これはおかしいと思った。フジダイビクトリーが時計がかかるのは斤量に対して相対的にゆっくり走るから他の馬に先着されてしまうのであって、雨が降り出して一気に軽くなった馬場であれば負担重量(斤量)の問題は無視してよいと思った。そうなれば1tの重量さえ引くことのできるフジダイビクトリーが普通に走ればこのメンツで負けるはずはない。格が違いすぎるのだ。相手はキサラキク。なんとこの時6番人気である。キサラキクは古馬重賞戦線では牡馬に歯が立たず悔しい思いをすることが多いのだが、それは牝馬であるにもかかわらず強すぎて斤量を重めに乗せられているからだ。本来キサラキクはスピードスター賞に出るくらいの「快速馬」である。馬場が軽くなればフジダイビクトリー以外に負けるわけがない。それくらいキサラキクというのは「速い馬」なんだ。仮にもBIG4+1の+1。どう考えてもフジダイーキサラキクでワンツーフィニッシュする以外に結果なんかあるわけないのである。残りは3着を探せばいいのであって、カンシャノココロを含む4点で3連単9,740円だった。

いくらなんでもBIG4+1をなめ過ぎではないかと思ったし、そもそも当日は内有利とずっと言われていたのに何でこれが(ry

最終レースはまた内枠有利と思い①-②-③④⑤⑥でえいやっと買ったら、3着は⑦で血反吐をはいた日曜日であった。おしまい。

安田記念

毎年、このレースだけは取れる安田記念。今年も問題なく的中。ダービーで弱気になってしょぼい買い方をする経験から、今回は「200円」買ったので1万円以上の配当が! 残念ながら3連単はそもそも買っていなかったのであれですが。どうやって取ったか。


外人外人戸崎。

当日の買い目は他に外人-外人-武、岩田、石橋、福永、川田。ここまでが範囲。これは何を並べているかと言うと、東京芝1600mの勝率を並べている。
ルメール。。。30- 19- 13- 49/111 勝率27%
戸崎。。。24- 22- 14- 94/154 勝率15.6%
デムーロ。。。14- 7- 10- 39/ 70 勝率20%

この3人が上位でかつダントツである。勝率でこのあとは福永(13.3%)、石橋(9.5%)、武(13.3%)、川田(19.2%)となる。
このまんま買えばいいじゃないか。何を迷うことがあるのか。

ていうか、安田記念、荒れるときは馬番10番以降の789番人気が勝つにきまってる。堅いときは内枠の1、2番人気が来るに決まってる。これと、去年やおととしにも書いた安田記念の特徴を組み合わせると、決勝着順のまんまと言う結論しか出てこない。まぎれがある場合は戸崎が来なくて、ここで選んだ日本人騎手のだれかが来るというだけだ。川田は前が壁になってしまって直線で出られなかったけど、安田記念、馬体の小さな馬は必ず前が壁になって出てこれないんだよねー。ペルシアンナイト、+8で490kgで出てきてるけど基本的に480kgくらいの馬。安田記念、480kg未満の馬は直線で前が壁になって出てこれなくて負けるんだよねだいたいw これも2年前にに書いたまんま。絶対はないとは思うけど、小型馬は包まれて前をこじ開けられなくて自滅と言うのはレース全体の基本的な展開やそもそものコース特性から導かれるものなので、安田記念が1600mで東京コースで行われる限りは同じことが繰り返されるんじゃないですかね。

そゆわけで、今回は馬券買うの楽だった。win5阪神が全く分からなくてあかんかった。東京はキングクリチャンもモズアスコットも見ているわけだから阪神がもう少しわかりやすければ1000万馬券だったんだけども。。。わからないときはしかたないよね。


アエロリット。牝馬は来ないとか言われてましたが、ウォッカ来てるし。安田記念牝馬が来ないのじゃなくて馬格が小さい馬が来ないのであって性別関係ないから。アエロリット当日502kgで出てるんだから、嫌う理由が全くない。鞍上はダービーでも会心の騎乗だった唯一神戸崎。買うしかない。買うしかないのだった。迷うところじゃなかった。

てなわけで、残すところ宝塚のみ!軸馬予測法は重馬場得意だから、できるだけ馬場がぐちゃぐちゃになることを希望するよ! またね!

今週の切ったったー リスグラシュー牝馬と言う事じゃなくて「小さすぎる」 武だから何とかするかと思ったけどやはりだめだった。買ったので切ってません。でも安田記念では切ってもよい馬です。ウエスタンエクスプレス。香港から来たとかいうのじゃなくてこれは「大きすぎる」 大きすぎる馬は安田記念は来ません。ヒーズインラブも同じ。ここいらへんはまとめて切りましょう。来年も同じ傾向だと思うよ! てなわけで今週の切ったったーはここらへん! またね!

3たびWIN5

と言うわけでダービー、皆様いかがだったでしょうか? うちはもちろん3着馬が入ってなくてあえなく玉砕。。。どういう3段で組んだかと言うと皐月賞上位馬ー皐月賞上位馬ー別路線1着馬 これでいいじゃんと思うでしょうけど、入れたのは青葉賞京都新聞杯までで、肝心のプリンシパルS1着馬は切っちゃってる! 今日はこの手の「なんであと一頭なのに切ったの!?」のオンパレードで死にました。。。公営もずたずた。収支見たくない。。。

さて、そうは言いつつも、本日、今年3本目のWIN5を的中させました!

東京8R ④-⑧
京都9R 6-10-⑬
東京9R ⑦-13
京都10R 1-②-4
東京10R 1-5-8-11-12-16-⑰
(丸囲みが的中)

2x3x2x3x7=252点でWIN5です! 東京8Rは1着同着でしたが両方とも見ているので問題ありませんでした。これで2,457,220円です。
前回同様、購入できる常識的な点数でのWIN5となりました。今年3本目です。

WIN5が的中できるときは軸馬予測法で用いるそれぞれの予測機の各競馬場における「1着入線」の率(単勝率)にばらつきがないことが必須条件となりますが(さもないとどの予測機の目で買えばいいのかわからない)、本日もダービー以外は「ほぼこれだろう」「まぎれるとしてもこれ」という傾向がはっきりと出ており、それに基づいて印を打って前回同様に「常識的な点数で」WIN5に至りました。特に東京8Rは④または⑧というはっきりとしたデータが手元にあり、なんとそれが同着と言う結果になりました。また、東京9Rは1着と3着を京都10Rは1着と2着を指定しており、レースにまぎれが多少あってもこの買い目で決まっていたものと思われます。配当は変わってしまいますが。

ダービーだけはオッズが信用できず、データ派的に導いた「1着になりそうな馬」を多数指定していますが、そこに至るまでの点数が36点と少数のため7点も指定することができました。7点買えば単勝は大体当たります。したがって、京都10Rまで的中させた時点で当日のWIN5の的中は見えていました。データ派的にはデムーロルメール、武、1枠1番、皐月賞1着馬、皐月賞1番人気馬を押さえておけばダービーの1着はほぼ入っているわけで、ダービーは点数こそ多かったですが、当てるのは簡単でした。

というわけで、1.6か月に1回、WIN5を的中できるようになりました。

「軸馬予測法」は最初1着馬を探すことから始まりました。これは3連馬券を購入するときに、1頭事前にわかっていれば探すのは残り2頭になるわけだから、軸馬を除いた後に馬連が当たる程度の予想が出来さえすれば容易に3連馬券が的中できるという考え方によるものです。実際には「謎の1頭」問題が立ちはだかり未だ3連馬券を確実に取ることには至っていませんが、昨年の9末に一応完成機として最初の予測機である「カノン」をリリースした段階で、一定の確率で1着を的中させることはできるようになりました。これは確定1番人気から導いたよりも高い的中率での実装です。本日のカノンの勝率は37.5%回収率109%です。一般的な1番人気の勝率は33%弱、回収率は78%とするデータがありますが、カノンはこれを超えています。超えていなきゃ意味がないので超えるように作ったのですが期待によく答えてくれています。これにサブモジュールであるシラン、マリーゴールド、シルベチカを組み合わせることで全日の単勝的中率を限りなく100%に持っていこうというのが「軸馬予測法」の現在の姿であって、メインモジュールとサブモジュールのどれが当日の「当たり」機であるかさえわかれば、単純に「当て続ける」ことができるわけです。だから、WIN5の解は容易に入手できるのです。

(これがトリプル馬単になると話は別です。トリプル馬単の解を導くためには「2着率」の検出力に優れた予測機を開発しなければならないので、少なくとも「軸馬予測法」の各モジュールは通用しません)

そういったわけで、軸馬予測法によるWIN5はついに「いつ当たるのかわからない」段階を終えて「一定の頻度で確実に的中する」局面に到達したものと思われます。

あとは資金だけなんですが。。。どうなんでしょう。

さて、中央競馬では謎の一頭問題で通用しない軸馬予測法ですが、公営では特に問題なく通用することがわかってきました。正直、中央、難しすぎます。。。公営のほうがわかりやすく当てやすい。頭数が少ないということももちろんあるんですが、「軸さえわかれば後はヒモだけ」と言う考え方が通用するのは実は公営なんですね。どうもJRAではその考え方は通じないような気がしています。

JRAでの馬券戦略は見直しの時期に来ている気がする今日この頃です。ではまた! 

WIN5twitterへの予測掲載は締め切り直前になりますが、できる限り載せる予定です。ただし、傾向がつかめない時は当たらないと思うので掲載を見送ります。載せたときは当たるかも、くらいの感じで生暖かくお見守りください。

今日の切ったったー ダノンプレミアム、ブラストワンピース

 だから、別路線組と皐月賞未参加馬は来ないよ!特に青葉賞馬は来ないよ!なんでこいつらを頭にするの!? ヒモまでにしなさい! 一応、WIN5ではおさえたけど、3連単のフォーメーションでは頭にしてません!だって来ないだろ! 来年もダービーあると思うけど、別路線組と皐月賞不参加組は頭にしちゃダメ!ダメ!本日の切ったったーはこの2頭で決まり!

その後のArrows tab F-02F

Arrows tab F-02Fを購入して楽しく使っているうちにやはりLTEで使いたいと思い、OCNのプリペイドSIMを購入して使ってみたらやはり使いやすい。そこでいったん放り投げていたのだけど、ふと思い立ってしばらくLTEのみで使用していたところ、またWi-Fiがご機嫌斜めになってしまった。仕方なくFXR Wi-Fi fix&rescueというアプリでいったんWi-Fiの設定をリセットして一からやり直した。以前検証してわかった通り、初期状態から全チャンネルをスキャンし終わるまでのいわゆる「イニシャライズ」にバグがあってこれがものすごく時間がかかる。前回もそうだったがこれが数日かかる。最初に2.4GHz帯をスキャンし終わった後(これ自体2日くらいかかる)次に5GHz帯をスキャンしに行くのだけど、これに1週間くらいかかる。その間は電源入れっぱなしで待たないといけない。スキャンが終わったかどうかはWifi Analyzerと言うアプリで周辺の電波が136chまでつかめているかどうかで確認する。そこまでつかんでいると初期化終了で、あとは普通に電波をつかんでくれる。要領としてはまず2.4GHz帯のスキャンが終わったら2.4GHzで運用して、5GHz帯のスキャンが終わり次第そちらに切り替えるという感じ。

現在、5GHz帯でつないでいるのだけど、どうもバンド幅を20から40ないし80にすると不安定になってしまう。20では安定しているのでいいのだけど、原因はわからないのだけど80で繋ぐと何かのはずみに切断した後再接続に行ってくれない。これはものすごく不便なんである。androidの仕様によると言う書き込みも見たけど、バンド幅20MHzなら再接続に行っているようなので謎の挙動としか言いようがない。でもまぁ、以前も書いたけど画面きれいだし、容量もでかいし、買って損のないタブレットだったんじゃないかと思います。

でOCNはプリペイドで使える期間が4末で終わったんでそのまま月額課金モードに切り替え。とりあえず3GB/月にしたけど、節約モードにしたらギガ食わないっと知って「だったら110MB/日コースでよかったんじゃ」と思う今日この頃である。いや、んなことはないか。